三原・本郷産廃処分場の差し止め却下 不当決定
2023年 03月 29日
三原 産廃処分場の仮処分申立棄却|NHK 広島のニュース
2018年4月に水源地のど真ん中に産廃処分場計画。
三原市でも竹原市でも住民が立ち上がり、産廃処分場建設許可をしないよう、県に求める運動を開始。2018年10月25日には三原市議会本会議で2つの産廃処分場建設反対請願が全会一致で採択され、県に決議文を提出。
2019年2月25日には竹原市議会本会議で、全会一致で同様の決議が採択されました。
2020年5月から建設がスタートしてしまいます。
住民側は、県に許可取り消しを求める裁判と並行して業者による工事を差し止めるよう求める仮処分申請を2020年6月8日に広島地裁に行いました。
2021年3月25日に地裁は差し止めを認めましたが、業者が異議を申し立て。
2022年6月30日に広島地裁は異議を認め、工事再開を容認。
原告が控訴していました。
そして今日2023年3月29日、不当決定となりました。
裁判所の腰砕けには呆れますが、一方で、広島県の甘すぎる産廃規制を強化する必要があります。
私たちが業者に対して、産廃処分場の建設・使用・操業を差し止める裁判の抗告審に、広島高裁は不当決定を出した。弁護士はまた「負けた気がしない」と言った。私たちの申し立てはかなり認めているのに結論は却下なのだ。
報告集会での決定文の内容を聞いて受け止めたことは、
裁判官は
・有害物質は処分場に入り、付着混入して埋め立てられる。
・処分場から地下水に染み込んでいく。
これらを認めている。
しかし、井戸に到達する合理的な疑いはないから、と私たちの申し立ては却下された。
その理由として水は垂直方向に流れるので、標高差が70m、処分場から600m離れているからだ、と。
異議審の不当決定のときに認めなかった、井戸の水は岩盤のなかのれっか地下水だということは認めた。
えっ?れっか地下水って、ザルのようなところを流れた水ってことだよ。横に亀裂が入った岩のことも証拠に出したよ!井戸の近くにボーリングして、水の流れ方を調査したら、すぐに横移動したのを証拠として出したよね?自己矛盾してないか?
不思議すぎる。
井戸に有害物質が到達する合理的な証拠を示せって、金のない住民は諦めろと言っているのか?
by hiroseto2004
| 2023-03-29 21:33
| ストップ本郷産廃処分場
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