ドイツ人によるセレシュ選手襲撃から30年

もう30年になるんですね。許しがたい事件でした。

事件後、いったんグラフが復活。リンゼイダベンポートとか、マルチナヒンギス、ジェニファーカプアリティ、

ついで、ウイリアムズ姉妹やシャラポワの時代になっていくわけですが。事件がなかったら、全然違ったでしょう。

セレシュは、その後、旧ユーゴスラビアからアメリカに国籍変更。しかし、ドイツでWTAファイナルズの大会があった2001年も、不参加でした。

ナチスドイツが第二次世界大戦でユーゴスラビアに介入し、クロアチアを焚きつけて分離独立させ、わやくちゃな状態にしたことも歴史的な事実としてあります。セレシュがドイツ行きを拒否したのも、こうした過去の歴史が背景にあったと思われます。

欧州の歴史もまた複雑です。今は、ロシア系のワグネルがセルビアに行って反EU＝反独の若者を集めているとか。

今後が心配です。

モニカ・セレシュ襲撃事件から30年 試合中に刺され人生一変（ＡＦＰ＝時事） - Yahoo!ニュース