広島市議会は核兵器禁止条約の早期署名・批准を求める意見書を全会一致で可決

広島市議会は核兵器禁止条約の早期署名・批准を求める意見書を全会一致で可決。

広島市議会 核禁条約の署名・批准求める意見書案 可決｜NHK 広島のニュース

広島市議会は、６月定例議会最終日の３０日、ことし１１月に開かれる核兵器禁止条約の締約国会議について政府に対して条約に早期に署名・批准することなどを求める意見書案を全会一致で可決して閉会しました。

広島市の６月定例議会は最終日の３０日、本会議が開かれました。
この中でことし１１月にニューヨークで開かれる核兵器禁止条約の締約国会議について政府に対し、核兵器禁止条約の実効性を高めるため主導的な役割を果たすことを求める意見書案の採決が行われ、全会一致で可決しました。
意見書では、▼早期に条約に署名・批准することや、▼締約国会議にオブザーバーとして参加すること、それに▼核保有国を含め条約に署名・批准していない国に署名・批准を要請していくことを求めています。
広島市議会は３０日、この意見書を政府に提出することにしています。
また本会議には、新たな副市長に荒神原政司企画総務局長を起用する人事案が提出され、同意されました。
そのほか、▼中央公園にあるファミリープールについて新たな施設の整備に向けた基本構想の策定費用などを盛り込んだ一般会計の総額で３１億６００万円余りの補正予算案の採決が行われ、賛成多数で可決・成立しました。
６月の定例市議会は、すべての日程を終えて閉会しました。