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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004
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広島、そして日本「失われた30年」の要因 「昭和の成功体験」への固執と「平成の新自由主義」のハイブリッド

https://youtu.be/lfbij7UOn5I
広島、そして日本「失われた30年」の要因 「昭和の成功体験」への固執と「平成の新自由主義」のハイブリッド
広島は日本の縮図とも言われますが、「失われた30年」とも言えます。その衰退の要因は以下のように分解できるように感じます。
特に、年配者以上の1975年前後くらいの成功体験への固執。これは、産業面で特に深刻ではないかと思われます。原発製造を含む重厚長大で成功した、とされる頃の体験をそのまま引きずっている。産業面で、そのころの在り方でいい、というのがすっかりしみついてしまっている。これは行政・政治サイドも、企業経営者も、そうなってしまっているのではないか?
他方で、平成(概ね1990年代以降)に入り、日本は、新自由主義、主には①労働者虐待政治と②緊縮財政をずっと続けてきた。労働者の給料を下げたり、人を切ることで、利益を上げる方向に特に大手の経営者がシフトしていった。その結果、新分野開拓の努力を経営者が怠るようになっていく。
それに輪をかけたのが2001年以降、特に流行った竹中理論である。既存分野の労働者を斬ることで、成長分野に移動させるというものでした。
しかし、そもそも、新分野が勃興し、そこで高い給料が得られるようになれば人間は移動していくものだ。だが、逆に、給料を下げる方を先にやってしまったからデフレが悪化してしまった。
新分野は勃興せず、経営者は非正規、さらには外国人労働者頼みになってしまった。
また、緊縮財政は、広島県が2000年代にはもっとも先頭を切ったていた。教員含む庶民公務員を減らしまくった。だが、これも、東京ならともかく、広島のような地方圏では自殺行為だった。ますます、地方の衰退が加速し、経済の沈滞に拍車がかかった。若い人が公務員として地元に留まることが少なくなった結果、地域のアップデートも遅れた。
2008年のリーマンショックのころには、日本は既に失われた10年どころか20年に達した。
民主党政権が期待されて登場したが、グダグダになってしまう。
さらに、安倍政権は金融緩和はやったものの、実効性ある財政出動は殆どなかった。ロシアやアメリカへのばらまき、お友達へのばらまきはしたが、新分野への投資は低調。労働者に対しても働き方改革で一定の労働時間短縮には取り組んだが、賃金はどんどん諸外国に引き離されたり、逆転されてしまった。
平成の悪いところを残しつつ、昭和の悪いところ(腐敗)を復活させてしまった。
岸田政権登場。衆院選2021で攻め込む野党に対して、新自由主義脱却を掲げ、土俵際の打っちゃりで勝利。
しかし、岸田総理は選挙に勝つと、安倍政治に先祖返りしつつある。
経済政策は、なんだかんだで増税など緊縮へ。
また、相変わらず、昭和のパワハラ体質が職場でも地域でも見受けられる。これでは、若い女性を中心に東京へ、さらには海外へと出て行ってしまうのも当たり前だ。
それでも、賃金がまだ高い時代ならまだしも、諸外国に賃金で追いつかれ、逆転されてしまうような状況では、もはや、日本の魅力はなくなってしまった。2020年代に入って、外国人労働者の間での日本人気の低下、さらには若い女性中心の日本人海外流出は失われた30年から失われた40年への突撃を示している。
労働政策も、竹中流へ。給料を下げつつ、旧分野護持にしかならない路線に回帰している。
例えば、エネルギー政策でいえば蓄電池など新分野投資ではなく、老朽原発護持GX法など旧分野護持に突き進んだ。

by hiroseto2004 | 2023-07-26 22:34 | 新自由主義批判 | Trackback