広島瀬戸内新聞ニュース号外9月7日 不当判決!北九州市非正規職員自死、労災認定却下/やはり不十分だった広島県の給食業者単価と支援策
2023年 09月 07日
https://youtu.be/_C1_sdykWHI?si=f9PKDHBZpvKiv2RC
【不当判決】北九州市の元職員自殺 公務との因果関係認めず 高裁が控訴棄却
退職したからストレスが無くなったから自死と公務に因果関係がない?!退職に追い込まれるほどのストレスだった、その後も影響を及ぼす、という考えがない裁判官。裁判官が愚か者ではないと考えれば、権力への忖度が過ぎるということに他ならない。
広島地裁の私学非正規教員・故後河内先生の裁判でも不当判決。精神疾患の労災認定への壁の厚さも。
それでも、ご両親がいままでは請求権がない扱いされてきた非正規公務員の労災請求権を国が認めたのは画期的。しかし、裁判所が今度は壁となって立ちはだかった。うがった見方をすれば「どうせ、裁判所はそうそう、非正規公務員の訴えなど認めないから大丈夫」
というのが国の考えなのだろうか?
2015年に自殺した北九州市の元非常勤職員、森下佳奈さん(当時27歳)の両親が、自殺の原因は上司のパワーハラスメントなどにあるとして市に遺族補償など311万円を求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁(高瀬順久裁判長)は7日、公務と自殺との因果関係は認められないとして請求を棄却した1審・福岡地裁判決(23年1月)を支持し、原告側の控訴を棄却した。原告側は上告するか検討する。
森下さんは12年4月に非常勤職員で採用され、戸畑区役所の子ども・家庭相談コーナーの相談員として勤務。13年1月ごろにうつ病と診断を受け、同年3月に退職し、約2年2カ月後の15年5月に自殺した。
高瀬裁判長は、12年12月に上司から約2時間に及んで業務上の注意や指導を受けるなどして森下さんがストレスを感じたことを「業務指導の範囲内」とした。
判決は、公務とうつ病発症の因果関係を明確に判断しなかった。その上で、因果関係があったと仮定しても、退職で公務のストレス原因は消失し、退職から自殺するまでの2年間に、国家試験で不合格になるなどした出来事が心理状態に大きく影響したとして「公務と自殺との相当因果関係があるとは認められない」と判断した。
母真由美さん(61)は判決後の会見で「区役所で受けた苦痛で病になり、何年たっても苦しくてつぶされそうになる日々がいつまで続くのか、いつ終わるのかと思って絶望し、追い込まれた末の死。2年以上苦しんだ痛みだけでも目を向けてほしかった」と話した。【志村一也】
【給食会社・ホーユー破綻】ショボすぎる県の支援策
マスコミ向けのホーユー・山浦社長の発言が事実とすれば広島の給食の落札価格は全国相場の約半分だという。
これだけでも十分ひどい。
むろん、物価高騰に伴う、給食業者への広島県の支援策はいちおうあります。しかし、一食当たりたったの30円。今や卵も油も暴騰する中で足りるはずがありません。
ホーユーが「事務手続きに従業員が手間を取られるだけ」と申請しなかったのも当然です。
こんなショボい施策を提案した湯崎英彦知事も、ゴーサインを出した県議も庶民感覚皆無だ。
こんな知事も議会も #庶民革命 でひっくりかえすしかない。
さらにもとをたどれば、学校も自衛隊もなんでもかんでも外部委託したことのつけが回っている。
そういえば、1990年代くらいの公務員削減の風潮の中で「給食のおばさん叩き」もひどかった。そういうことの果てに、メシという一番大事なものが危うくなったのだ。
第22回9月8日(金) オンラインおしゃべり会さとうしゅういちと広島の政治にガツンと物申す
当日、ご参加が難しい方も、コメント欄やメッセージ、メール hiroseto2004@yahoo.co.jpなどへ、ご意見をぜひ、よろしくお願いいたします。22時終了が目安です。よろしくお願い申し上げます。
会見中は基本はマイクをミュートにしていただき、ご発言の際に解除してください。もちろん、音声のみ、チャットのみのご参加もいただけます。以下からどなたでもご参加いただけます。入退室ご自由です。
主なテーマ 激震!給食会社破綻/不当判決!北九州市非正規公務員労災認定を高裁が却下!
by hiroseto2004
| 2023-09-07 20:21
| ジェンダー・人権(労働問題)
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