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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

広島瀬戸内新聞ニュース号外  9月16日  深掘り② 敬老の日を前に また起きた介護送迎車暴走の悲劇

介護職員に兼務させて疲労の結果事故になるケースも。
今回は専門のドライバーだったがなんと75歳。運転免許証コピー偽造で68歳と偽る。
若い人が希望をもって働けるような職場でない→職員も高齢者中心に
年金が低すぎる→高齢者も無理して働かざるを得ない。
日本の高齢者は最近、シルバー民主主義とか財政破綻の元凶などと叩かれているが、先進国でも異常に高い割合で仕事をしている。
運転に関わる部分は、加齢による衰えが他の仕事に比べても顕著に出るのも事実。
介護職員に兼務させて疲労の結果事故になるケースも。
施設側の自衛策としては無理に自前でやろうとせずに、専門業者へのアウトソーシングも手。(国が制度を変えない限りは。)
さいたま市のリハビリ施設で、送迎車が施設の利用者らをはね2人が死亡するなどした事故で、逮捕された75歳の運転手が施設に提出した免許証のコピーなどの生年月日が、7歳若い日付だったことがわかりました。施設の運営会社代表は、驚きを隠せないと話します。
   ◇
さいたま市のリハビリ施設「ビッグスマイルリハビリセンター」で13日に起きた事故。送迎車が施設利用者らをはねた時の状況が明らかになりました。
リハビリ施設スタッフ
「(被害者3人は)施設の中からこちらのスロープを下りて、スロープを下りきったところ(乗車予定の)車に向かう最中、ここでちょうど向こうから車が急発進してきてしまった」
送迎車を運転していた窪島達郎容疑者(75)は、施設利用者らをはね、2人を死亡させたなど過失運転致死傷の疑いで15日に送検されました。
事故が起きた13日、窪島容疑者は現行犯逮捕され、75歳と報じられました。報道を見た施設の運営会社代表は、驚きを隠せなかったと話します。
施設の運営会社 神山光代表取締役(15日)
「なんで75歳なんだ。年齢に関しては68(歳)だと思い込んでいました」
それもそのはず。施設に提出された窪島容疑者の履歴書の生年月日の欄には「昭和30年5月生まれ」と書かれ、実際の年齢より“7歳若くなる”生年月日が記されていたのです。提出された免許証のコピーも、昭和30年生まれと記されていました。(正しい生年月日は昭和23年5月23日)
施設の運営会社 神山光代表取締役
「会社の落ち度でございます。原本が確認できないものを信用」
施設側は送迎車の運転手として採用するにあたって「75歳だと確認できていれば、もっと慎重になっていた」と話しました。
警察は押収した資料を分析するなどして事故の原因を調べています。
死亡は80歳介護施設職員 9人けが、送迎車事故
愛知県稲沢市の交差点でデイサービス(通所介護)施設利用者らが乗った送迎用ワゴン車と乗用車が衝突した事故で、県警は30日、施設職員の Aさん(80)が死亡したと明らかにした。他に20~90代の男女9人が負傷したが、いずれも軽傷とみられる。
 県警によると、現場は田畑に囲まれ、信号機や取り締まり対象となる停止線がない見通しの良い交差点。異なる方向から進入した2台が衝突したとみられ、県警は接近しているのに互いが見つけにくくなる「コリジョンコース現象」の可能性も視野に詳しい状況を調べている。
 送迎車には男性運転手(73)とAさん、利用者5人の計7人が乗っていた。
介護送迎車、絶えぬ事故…ドライバー不足で職員が業務を兼務、運転時に様子確認も
介護施設の車で利用者を送迎中の死亡事故が相次いでいる。高齢者が乗った車の事故は悲惨な事態につながりやすい一方、多くの施設では運転手不足から介護職員が送迎業務も兼務し、対策も十分でない実態がある。(村上喬亮)
■4台 専従は1人
 福岡市内の事業者が運営するデイサービスでは昨年5月、女性介護職員(当時65歳)が運転する送迎車が福岡市内で自転車の高校生に衝突し、高校生と歩行者の女性に重軽傷を負わせた。ブレーキとアクセルを踏み間違えたとみられる。施設の担当者は「被害者の方に大変申し訳ない。女性職員は事業所の責任者で日中の仕事の疲れも影響したかもしれない」と話す。
 利用者の送迎は一般の運転免許でできるため、多くの施設では介護職員が兼務する。この施設でも、利用者約15人を軽ワゴンなど4台で送迎。送迎専門の職員は60歳代の1人で、5人の介護職員も交代で送迎している。
 送迎業務は朝8時半頃と夕方4時半頃にそれぞれ1人で行われ、専門職員は朝のみ週5~6回、介護職員は朝夕で週4~5回担当する。道が狭い住宅街で運転するなどの事故のリスクに加え、認知症を患う高齢者らを常にケアしながら時間内に送迎を行う負担は大きく、送迎を敬遠する職員もいるという。追加で送迎専門の職員を募集しているが、こうした負担を考慮してか、応募がない状態という。
 この施設では事故の再発防止のため、警察の講習を受けた。今後は送迎エリアの危険箇所の集約などを行う予定だ。担当者は「特別な教育を受けていない人が命を預かって運転しており、業界全体の問題だと感じている。人手が足りず対策が二の次になっていたが、意識を改めたい」と話す。
■運転中のリスク
 介護施設利用者の送迎中の事故について全国的な統計はないが、福岡県によると、県内で利用者がけがを負った事故(福岡、北九州、久留米市を除く)は、2018年4月~今年1月末で計32件。死亡事故がこのほか3件あり、うち2件で複数人が死亡した。
 福岡市では21年に送迎車が電柱に衝突して利用者の女性(当時87歳)が死亡し、1人が重傷を負った。佐賀市では20年に水路に落ちて利用者の女性3人(当時89~95歳)が死亡、1人が重傷を負った。昨年は新潟市、大阪市、岡山県美作市などで死亡事故が起きている。
 利用者の中には、話し好きの人や認知症の影響で不規則な動きをする人もいて、運転中も様子を確認する必要があり、それが事故につながったケースもある。
 「利用者が出す音が気になった」。福岡市西区で昨年8月、デイケア施設の認知症がある利用者ら4人を乗用車で自宅に送る最中、84歳の男性をはねて死亡させたとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)に問われた女性職員(41)は、法廷で事故をこう振り返った。
 地裁は昨年12月、「基本的な注意義務を怠った」として、禁錮1年8月、執行猶予3年の有罪判決とした。女性職員は看護師で送迎も担当。事故時は後部座席で利用者が物音を出し、ミラーで確認するなどしていた。21年の福岡市の事故でも、運転していた女性職員は「利用者を退屈させてはいけないと思い、会話に気が向いていた」と公判で説明した。
■ステッカー
介護施設の送迎車向けステッカー
 5台以上の車を所有する事業所は、道交法などで安全運転管理者の選任と、安全運転管理者が講習を受講することが義務付けられている。ただ、それ以上の対策は各施設に委ねられている。
 福岡県警では、要請があれば施設に対し講習を行っているが、施設側が多忙で運転者全員の受講は難しい面があるという。
 佐賀県警は20年の事故を受け、県警が実施している講習があることを施設側に積極的に通知して、受講を促している。茨城県では重大な送迎事故が起きれば、事故の概要や対策を全介護事業者にメールで知らせる。
 同県の老人福祉施設協議会では、車に貼って送迎中だと周囲に知らせる「介護中 送迎サービス車」と記したステッカーを作製し、施設側に配布している。茨城県の担当者は「介護施設利用者の送迎は通勤や下校の時間帯と重なることもあり、危険は大きい。注意喚起を続けたい」としている。
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by hiroseto2004 | 2023-09-16 22:45 | 介護・福祉・医療 | Trackback