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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004
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元はと言えば県の強硬な市町村合併が招いた尾道市民同士の分断 土堂小学校など中心部の小中統廃合強行

元はと言えば県の強硬な市町村合併が招いた尾道市民同士の分断

20日開かれた尾道市議会の本会議で、尾道市中心部の小中学校統廃合案が強行可決されてしまった。
統合に賛成する議員は、土堂小学校の地域を中心に反対が多いことについて、「『市の中心部だけ残せ』というのは周辺住民の理解は得られない」と述べたそうだ。
たしかに、広島県内では以下のようなことが背景にある。前知事の藤田雄山=故人=は全国でも異常なスピードで市町村合併を推進。尾道市だけでなく、三次市や庄原市、三原市、東広島市、呉市、廿日市市など多くの市が周辺地域を吸収合併してきた。その結果、例えば、尾道市なら中心部である旧尾道市にはそれなりに若い人が文化的な街を好んで移住してきているが、一方で吸収合併された旧市町はサービスカットも相次ぎ不便になって衰退している。
そういう中で、ひょっとしたら、周辺部に中心部へのジェラシー的なものが出てしまっているのかもしれない。
だが、では、中心部を小中学校統廃合などで不便にしたらどうなるか?中心部に移住してくる若手が減るだろう。中心部が衰退すれば、周辺部の産業も打撃を受ける。良いことはない。
しかし、合併で、周辺部と中心部に分断が生じてしまったのも事実だ。政治的にはおそらく、周辺部の人は中心部の小中学校存続に納得できないだろうし、だからこそ議員もそれを受けた投票行動をしたのだろう。
こんなことになってしまったのも、強引な市町村合併を勧めた広島県に責任がある。例えば、県が安易な学校統廃合はお勧めしないという立場をとり、例えば戦前からの伝統ある校舎の耐震化にもっと補助を出すとかすればまた違うだろう。
by hiroseto2004 | 2023-09-20 20:42 | 尾道市政 | Trackback