「女の子は勉強しても意味がない」 シングルマザーの貧困とその連鎖は女子教育軽視の産物である
2023年 10月 01日
2017年の記事ですが、これは6年たった現在でも状況は変わらない、あるいはもっと深刻になっているのではないかと思われます。
日本のシングルマザーの特徴として教育水準が低い点が挙げられますが、その教育水準の低いシングルマザーの世帯で貧困の連鎖が起きやすい状況にあります。この問題の根っこにあるのは、「女の子に教育はいらない」という意識ではないでしょうか? 女の子が教育を受けても結婚して家庭に入るのだから意味がない、女の子が教育を受けても嫁に行けないまたは行き遅れるだけだ、というのは昔の日本ではそうであったのかもしれません。
しかし、現代の日本では「離婚」という要因も考慮に入れる必要があるでしょう。確かに、男女ともに教育水準の高い人ほど初婚が遅れる傾向がありますが、それと同時に教育水準の低い人ほど離婚率が高いという事実があります。そして家庭に入ったとしても離婚した場合に起こる惨状は記事中で説明したとおりです。自分たちの娘と孫、ないしは自分自身と将来の子供が貧困に陥らないためにも、21世紀を生きる我々には、女子教育に対するマインドシフトが必要ではないでしょうか?
by hiroseto2004
| 2023-10-01 20:24
| ジェンダー・人権(反貧困)
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