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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004
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試算根拠不明の新巨大病院案 湯崎知事自身も与党県議も認めるお粗末

試算根拠不明の新巨大病院案 湯崎知事自身も与党県議も認めるお粗末_e0094315_00160511.jpg
広島県議会9月定例会は212億円の補正予算案を可決しました。この補正予算案には、湯崎英彦・広島県知事が主導して、広島県立広島病院、JR広島病院、中電病院、広島がん高精度放射線治療センターなどの機能を集約した1000床規模の巨大な新拠点病院建設へ向けた予算も含まれています。もちろん、今回の補正予算案で可決されたのは病院建設へ向けた費用のほんの一部です。湯崎知事がすでに発表している基本計画によれば1300-1400億円の総事業費がかかるということです。

◆試算根拠不明、議決に値しないボロボロの議案に賛成した国政与党と立憲
今回の補正予算案に賛成したのは自民党の多数派、公明党、立憲民主党などの県議です。逆に、自民党少数派(自民党広志会)など保守の一部と日本共産党は反対に回りました。広志会の女性県議は反対討論で総事業費の試算根拠が全く示されていないと指摘。これでは賛否の判断のしようがないと切り捨てました。日本共産党も、県病院周辺住民の合意が得られていないことなどから、反対に回りました。
他方で、立憲民主党所属のある県議は「まだまだ見通しが立っていないことや課題も多いことから今後も様々な角度で引き続き議論が必要」と認めながらも、賛成に回ってしまいました。そんなに課題があるなら、知事に顔を洗って出直してもらうべきだったのではないでしょうか?こんな議案に賛成してしまったことについて、立憲広島は恥を知るべきです。

◆湯崎知事さえも早くも『逃げ』の態勢
湯崎知事は予算が可決された翌3日の定例会見で「病院の統合も含めた長期的な計画なので、事業や財務の計画には当然さまざまなリスクがある。物価のほか医療制度や技術も変化していくので、常に計画をアップデートして、発表していきたい」とおっしゃいました。知事自身も早くも、逃げの態勢に入ったと言わざるを得ません。さまざまなリスク・・すなわち、この病院計画案がボロボロであると知事自身が認めたようなものです。そんな計画に基づいて、補正予算案を出した知事のいい加減な仕事ぶりにあきれ果てました。


◆病院の存続を求める市民団体
こうした中、県立広島病院の存続を求める市民団体「県病院問題を考える会」が3日、県庁で記者会見しました。黒川冨秋事務局次長は、「県病院は長く県民に親しまれてきた病院だ。新しい病院が出来ても地元の人はタクシーなどで通院しなければならず、病気の人には負担が大きい」「県病院を残して今までどおりの医療体制を維持するべきだ」と訴えました。
その上で、「古い病院を壊すだけではいいものにはならない。お金の使いかたを充実させてほしい」と述べ、湯崎知事が新病院でやるとしている若手医師の育成については広島大学病院との連携を通じて図るべきと指摘しました。県病院問題を考える会の連絡先は以下です。
〒734-0005 広島市南区翠町1丁目10番27号 
電話082-250-3155 FAX082-250-3157 




https://www3.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/20231003/4000023791.html

新拠点病院の整備事業 知事「状況に応じて柔軟に見直す考え」

湯崎知事は3日の定例会見で、JR広島駅前の新しい拠点病院の整備事業について「さまざまなリスクもあるので、計画を常にアップデートし、発表していきたい」と述べ、状況に応じて整備計画を柔軟に見直す考えを重ねて強調しました。

2日閉会した9月定例県議会では、新しい拠点病院の整備に向けた費用などが盛り込まれた一般会計の補正予算案について拠点病院の総事業費の試算の根拠が不明だなどとして一部の会派が反対しました。
これに関連して、湯崎知事は3日の定例会見で「病院の統合も含めた長期的な計画なので、事業や財務の計画には当然さまざまなリスクがある。物価のほか医療制度や技術も変化していくので、常に計画をアップデートして、発表していきたい」と述べ、状況に応じて整備計画を柔軟に見直す考えを重ねて強調しました。
また、湯崎知事は新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行したことなどを受け、10月から医療体制を見直すことを明らかにしました。
具体的には、新型コロナの患者の受け入れを幅広い医療機関に要請する一方、今まで県が確保してきた新型コロナの入院患者用の病床は重症者や救急搬送の受け入れ先が見つからない場合などに活用したいとしています。
湯崎知事は「新型コロナの対応は通常の医療提供体制に移行しつつあるが、引き続き基本的な感染対策やワクチン接種の検討をお願いしたい」と述べました。
また9月、72年の操業を終えた呉市の日本製鉄の製鉄所の解体後の跡地について、一部だけを先行して利用することも含め、早期の活用案を検討する考えを示しました。


by hiroseto2004 | 2023-10-04 01:12 | 広島県政(広島県議会) | Trackback