鳥島近海の津波地震-震源近くに海底カルデラ-津波発生源の可能性も
2023年 11月 21日
10月上旬に起きた津波地震=鳥島近海地震の震源近くに海底カルデラ。
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/鳥島近海地震-震源近くに海底カルデラ-津波発生源の可能性も/ar-AA1khcOx?ocid=socialshare&cvid=e766b99857184880b6bf9c80115ca899&ei=7東京・伊豆諸島の鳥島近海を震源とする10月上旬の地震と津波について、海洋研究開発機構は21日、現場海域を緊急調査した海底広域研究船「かいめい」が、震源の近くに直径約6キロの海底カルデラを確認したと発表した。このカルデラが津波の発生源の可能性があるとみて、防災科学技術研究所などのチームが解析を進めている。
10月9日の地震では、約3時間に14回以上の小さな地震が繰り返し起き、太平洋側の広い地域で津波を観測した。軽石とみられる浮遊物もたくさん見つかり、海底火山活動の可能性を指摘する研究者もいるが、詳しいメカニズムはわかっていない。
海洋機構によると、カルデラの中には直径約2キロの火口のような丘があり、水深は約900メートルだった。ただ、この火口がこの地震で噴火したかどうかは不明だ。かいめいは、この海域の活動を監視するため、海底地震計6台を設置した。
海洋機構地震発生帯研究センターの冨士原敏也・主任研究員(海底物理学)は「震源と推定される場所でカルデラが見つかったことで、海底火山が関与している可能性が非常に高いことがわかった。一方で、津波をどう引き起こしたかは、今回取得したデータから地形の変化を調べ、他の研究者による解析を待つ必要がある」と話した。【垂水友里香】
by hiroseto2004
| 2023-11-21 21:49
| 事故・災害・事件
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