東海大学 授業15分ストライキ実施 教職員らの組合 11年ぶりの賃上げ求め
2023年 12月 06日
11年間ベースアップなし。これはひどすぎる。
大学無償化ももちろん大事ですが、そこで働く先生方の労働条件もまた
大事です。
これは、例えば、他の分野でもいえることです。高齢化、少子化、そして社会の複雑化に
ともなう人々の悩みや不安の多様化で必要とされるサービス充実はもちろん大事だけれども、
そこで働く労働者の待遇の改善がされないと、持続可能になりません。
東海大学の教職員などで作る組合が、ベースアップを求めて、神奈川県平塚市内のキャンパスで授業を15分間取りやめるストライキを行いました。
ストライキを行ったのは、東海大学の教職員や、大学病院の職員などで作る「東海大学教職員組合」です。
6日は2人の非常勤講師が、平塚市内のキャンパスで行う授業のうち15分を取りやめ、校門の前では組合員などおよそ30人が横断幕やのぼりを掲げて、学生らに支持を呼びかけました。
組合によりますと、確認できるだけで11年前からベースアップがなく
▽専任教員や職員については10%以上
▽非常勤の教員については15%のベースアップを求めて団体交渉を行ったものの、大学側が応じなかったためストライキに踏み切ったということです。
日本私立大学教職員組合連合は、賃金をめぐって大学でストライキが行われるのは珍しいとしています。
男子学生は「大学がよくなるのであればストライキもいいと思う」と話していました。
ストライキを行った非常勤講師の小原眞紀子さんは「給与査定の基準が不透明で、教職員は生活に不安を抱えている。賃上げをして、安心して生活できるようにしてほしい」と話していました。
学校法人東海大学は「誠意を持って協議を続けてきたが、組合側は一方的な主張でストライキを通告した。要求は授業料の値上げに直結するものだ」としています。
by hiroseto2004
| 2023-12-06 23:00
| ジェンダー・人権(労働問題)
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