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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004
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広島瀬戸内新聞ニュース号外 12月28日 拝啓 柿沢未途先輩

https://youtu.be/UsyGOy8HGcg
広島瀬戸内新聞ニュース号外 12月28日 拝啓 柿沢未途先輩_e0094315_12433490.jpg
拝啓 柿沢未途先輩
 わたしは、1988年麻布学園入学、94年卒業の佐藤周一と申します。突然お手紙を差し上げるご無礼をお許しください。
 柿沢先輩とは88年度の一年間、麻布学園でご一緒させていただいたことになります。東京大学には、1995年3月ご卒業の先輩とは入れ違いで入学しました。
 どこかでは、学園内のすれ違っていたはずですが、中一のわたしからすれば、高三の先輩ははるかに上の存在に見えました。
 わたしは、大学卒業後は、自分が生まれた街・福山のある広島県に戻り、広島県庁で11年近く奉職したあと、現在は介護福祉士として働きながら政治活動をしております。
 直近の目標は、2025年11月の広島県知事選挙において、暴走する湯崎英彦現知事を打倒し、知事や県教育長ら腐敗しきった「エライ人」たちから県民の手に広島を取り戻し、庶民の暮らしと広島・瀬戸内の水や食べ物を守る「ヒロシマ庶民革命」を成功させることです。平和都市にふさわしい、デモクラシーを広島に再生させることです。
 そんな中、先輩が東京地検特捜部に逮捕されたという報道に接し、非常に残念な思いです。
 被疑者・被告人はすべからく推定無罪である。法学部ご出身の柿沢先輩に経済学部出身のわたしが申し上げるのは釈迦に説法というものでしょう。そのことを大前提としても、これまで先輩がされたことは極めて残念です。
 昔のことになりますが、柿沢先輩は、2008年に現職の民主党の都議でありながら、酒気帯び運転で自損事故を起こされましたね。民主党を離党して都議を辞職もされました。だが、翌2009年、先輩はみんなの党に移られ、衆院選にご当選されました。有権者の判断と言えばそれまでですが、酒気帯び運転の翌年すぐに政界に復帰される先輩の感覚をわたしは疑いました。
そんな感覚の柿沢先輩が、また大きな失敗をされるのではないか?
麻布学園出身者の恥をさらすのではないか?そのようにひそかに危惧をしておりました。
 その後、柿沢先輩は、みんなの党→維新→民進党と、元の鞘に戻ったと思ったら、希望の党騒動に便乗。そして、2021年には自民党へ移籍されました。長年、非自民の国会議員ということで支持してくれた有権者をバカにした行動ではないでしょうか?それでも、先輩は当選された。
 これが、今にして思えば、先輩にとっての不幸だったのではないでしょうか?
 「多少、法を踏み外そうが、有権者をバカにした行動を取ろうが、有権者は俺を選んでくれる。」
 そのように先輩は、思いあがっておられたのではありますまいか?
 そして、柿沢先輩はついに転落の道を歩まれることになりました。2023年4月執行の江東区長選挙で、先輩は木村弥生前区長を応援されました。
だが、木村前区長が柿沢先輩のアドバイスで選挙期間中に有料のYouTube広告の動画を出したのはアウトです。
有料の広告は「選挙期間中」はアウトであり、選挙期間以外の「政治活動」としてならセーフです。
その程度のことも先輩が押さえておられなかったのは残念です。
 そして、その江東区長選挙で先輩は、区議らにお金を配ったり配ろうとしたそうではありませんか?
 広島では参院選広島2019で河井案里さんの当選を図って夫の克行さんがお金をばらまくという事件を起こしました。先輩はこの河井事件のことはご存じですよね?
 皮肉にも、それぞれの事件発覚時に先輩は法務副大臣、克行さんは法務大臣でした。
 案里さん、克行さんはそれぞれ、逮捕・起訴され、案里さんは、執行猶予付きの有罪判決を受け入れて当選無効になり、克行さんは実刑判決で2023年11月29日まで刑務所におられました。
 この事件では、お金をもらった側の広島県内の地方議員らも、検察審査会により「起訴相当」議決がされ、多くの議員が起訴されました。
 広島市議(当時)が「克行だけを悪者にしたい」「先生には議員を続けてほしい」という趣旨の検察の供述誘導を受けていました。
そして、検察審査会の起訴相当議決後、誘導を受けて買収の意図を認めていたことで、多くの議員が有罪判決を受けています。
 ただ、わたしは、個人的には、野球で言えばこれら河井克行さんからお金をもらった側への「有罪」は「疑わしきは罰せず」に反すると感じています。
野球で言えば、「本塁でのクロスプレーで、キャッチャーが生還しようとする走者に追いタッチした形」ではないかと思います。
 そもそも、国会議員が地方議員にお金を配ることそのものは、禁止されていない。そのために金配りが常態化していたことの方が問題だとわたしは考えています。
 国会議員が地方議員にお金を配ってしまえば、地方議員は自治体の住民の代表として国にモノを言いづらくなってしまいます。
 また、そもそも、選挙にお金をかけすぎる。そのことが問題です。
諸外国の中には、選管主催でガチバトルでの公開討論会を開催してそれを見て有権者が判断する文化が定着しているところもあります。
こうなれば、お金をあまりかけない選挙運動になります。
 実は、日本でも昔は選管主催の実質的な公開討論会があったのに、今はやらなくなってしまいました。
有権者もYouTube広告などを参考にするようになってしまった。
そうではなくて、きちんと政治家同士の討論を聞いて有権者が決めるようにすればいいのです。
 さて、柿沢先輩。先輩がお金を配ったのは、ほとんど江東区長選挙の最中であり、「区議選の陣中見舞い」という言い訳は通用しないでしょう。
 河井事件でお金をもらった側の場合は、お金をもらったこと自体は褒められた話ではないし、とくに検察側の供述誘導に乗っかってしまった方については、河井克行さんだけ沈めて自分は助かろうという意図も感じてしまいます。それでも、疑わしきは被告人の利益に、と考えれば有罪は難しい。
 しかし、柿沢先輩がされたことは、もう、外野手からの返球を捕手=検察が持っていて、本塁へやってくる走者=先輩を完全に待ち構えている状況です。
 あまりにも明らかすぎるアウトです。こんなことをなぜ先輩はしてしまったのか?
 これまでの経緯から、すっかり慢心をされたのではないか?
柿沢先輩。今度は酒気帯び運転のときのように、すぐ政界復帰、というわけにはいきますまい。5年の公民権停止は免れません。
選挙で受かるためにはなんでもあり。そんな人生から少し距離を置いて、庶民・労働者の苦労をしっかりと経験されたらいかがですか?
例えば、わたしが働いている介護現場では、低賃金、それによる人手不足から、職員の多くが60代はおろか70代以上の高齢者という状況です。外国人も、結局給料の高い東京へ流出しています。
これらの惨状は、先輩は一応、2021年までは対抗してきた自民党の政治によるものです。
今後、なるべく金をかけない選挙の仕組みにしていくとともに、庶民の苦労にこたえる政治にしていかなければならない。
先輩が反省をしたうえで、わたしの方向性に賛同されるなら、先輩の再出発を後輩として応援させていただく可能性もあるでしょう。
最後になりますが、真冬の拘置所は御身にこたえると思います。
どうか、ご自愛ください。
  麻布学園 1994年卒業 佐藤周一

by hiroseto2004 | 2023-12-28 19:47 | 選挙制度・政治改革 | Trackback