新教育長は、まず「疲弊した現場」の後方支援に注力を
2024年 02月 27日
新教育長は、「疲弊した現場」の後方支援に全力を。
そもそも、大昔の教育長というのは、あくまで事務方のトップであって、教育のトップではない。
さらにいえば、教育委員会制度そのものが、市民、県民が市民、県民を教育するというものであり、
市民、県民に直接責任を負うもののはずでした。
野球に例えれば、生徒が選手で教職員がコーチ、校長が監督。県民がオーナー。
教育長はいわば、球団社長として現場がやりやすいように後方支援を行う
ポジションです。
ところが、その球団社長が、自分の手前勝手な理屈で選手のバッティングや守備、投球に口を出したり、
監督の采配に口を出したりしだした。さらに、自分のお友達を他業界から連れてきて好き勝手をやらせる。
その結果、無茶苦茶になっているのが今の広島の教育です。
まずは、非正規の先生ばかりの広島県の教育現場。あるいは、会計年度任用職員ばかりのスクールカウンセラー。
司書もいない学校図書館。そして、壊れたままの学校のプール。そうしたところをきちんと対応していく。
安心して現場がプレイでき、そして、県民が安心して子どもを通わせられる学校に。
そのことに新球団社長=新教育長は注力していただきたい。
地味な作業は、官僚ですので得意だと思う。あとは、どちらを向いて仕事をするか。それだけです。
文部科学省ご出身とはいえ、広島県教育長になられたのですから、県民のために仕事をする。
それだけのことです。
それにしても、平川教育長の6年間は、「女性だから」「民間だから」といって、
官僚や教員上がり、あるいは地元政治家のような「既存型人材」と比べて良い結果を残すとは限らない、
むしろドカ貧を招いてしまうこともあるという教訓を残しました。
※むろん、女性がトップに来ることで、長期的なジェンダー解消にもつながり、意義はあります。
しかし、一方で、任用する際の見極めを誤ると大変なことになるということです。
by hiroseto2004
| 2024-02-27 07:27
| 広島県政(広島県議会)
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