事実なら酷すぎる！斉藤元彦・兵庫県知事のご乱行 本紙関西支局 鈴木義哉記者

事実なら酷すぎる！斉藤元彦・兵庫県知事のご乱行　本紙関西支局　鈴木義哉記者

今年3月兵庫県の斉藤元彦知事を告発する文章を、県の地方機関の西播磨県民局長が出した。ただ県民局長がこの文書を勤務中に書いたと言うこともあり、退職願を却下した上で処分保留中のみで現在人事部や県の顧問弁護士なども交えて調査中だという。

斉藤元彦知事はいかなる人物か

斉藤氏は77年に神戸で生まれた。下の名前の元彦は元兵庫県知事の金井元彦氏（在任は61～70　その後参議院議員も務めた）から取ったのだという。愛媛の愛光学園高を経て東京大経済学部を卒業し02年に総務省に入る。総務省では三重県や宮城県に出向。本省では大臣秘書を勤め大阪府の財政課長として出向中の21年に県知事選挙に維新と自民党国会議員の支持を得て立候補し井戸敬三前知事の後継候補の後継候補の金沢和夫氏（元副知事）を大差で破り初当選を果たし現在一期目だ。

斉藤県政はいかなるものか

就任後井戸前知事が乗っていて批判を受けた知事公用車トヨタセンチュリーをやめトヨタヴェルファイヤーに変更（車両価格はさほど変わらないが）。またアリーナ建設や県庁舎新築の見直しなども打ち出しスタートダッシュを見せるもコロナ対策などで行き詰まりを見せている。　また兵庫県立大学の兵庫県出身者の無償化案などパフォーマンス型の提案も目立ちだした。また対市町村や対議会などでも「官僚答弁」も目立ちだした。県政運営に関しては一期目なので判断できない部分は多いが。

どんな告発があったのか

告発文の内容はネットなどで出回っているのでそちらを参照にしていただきたいが、まず兵庫県立大学の理事問題だ。斉藤氏は前任者の井戸氏を露骨に嫌っている。公立大学法人兵庫県立大学の理事長だった、五百旗頭眞（いおきべまこと　元広島大教授　防衛大学長）氏だったが今年3月初め同学で教鞭を執り副理事長を兼務する御厨貴氏と河田基昭氏に対して斉藤知事の命を受けたK副知事が2人の解任を通告したのだ。あまりにも唐突かつ一方的な通告に氏は五百旗頭氏は怒り心頭となったが翌日の3月6日突然執務中に倒れそのまま大動脈瘤で亡くなった。五百旗頭氏は解任人事に怒り心頭で側近に怒りをぶちまけており、一部で「斉藤氏が間接的に殺した」とまで言われている。

違法活動？

また斉藤氏は自信の知事選挙の公示前から県職員のI、H、O、M氏を使って選挙の事前運動をさせたという。これは公職選挙法違反、地方公務員法違反であり特にMは居住地の三木市役所で幹部職員に「おまえら言うことを聞け」と恫喝まがいの行為を行い、当選後論功行賞で出世（現在部長級）を果たしている。またHは但馬地域の次の選挙運動まですでに行っていたという。

おねだり視察？

　ある企業に視察に行った際、同社のトースターが贈られたのだが普通は受け取らない。ところが裏で「秘書課に送れ」指示しトースターを確りゲット、またスポーツ振興のためロードバイク（50万する高級自転車）にまたがる写真を撮ったがその自転車は県庁で預かるとしてそのまま知事の物に・・　さらにゴルフクラブまで特別交付税増額の見返りにもらっている。視察は「何がもらえるか」が選定基準らしい・

こちらもキックバック？

また自身の政治資金パーテイーだが商工会に県からの補助金カットをちらつかせて大量購入させていたという。また昨年プロ野球でリーグ優勝した阪神とオリックスの優勝パレードが行われたがクラウドファンでイングだけでは費用が集まりきらなかった。そのため県内の信用金庫やSバスなどの補助金を増額してそれを協賛金としてキックバックするという方法をとった。担当した課長は不正行為と大阪府との調整のストレスからうつを発症し現在休職中だ。

パワハラ

　斉藤氏は出張先でエントランスと車の距離があるという理由で激怒。また知事レクの際も気に入らないことがあると机を叩き激怒。チャットでも業務指示も知事から休日に頻繁にあり、気を遣って即レスすると「俺の休日を奪う気か」また激怒。「気に入らない」「生意気だ」という理由だけで飛ばされた職員も多いらしい。

知事のとんちんかんな記者会見

そのことは当然マスコミが騒ぎし記者会見も行われた。知事は「事実無根」「ウソ八百だ

」と言う言葉を連呼したが、記者に「どういう部分がうそなんですか？」と聞かれたら「現在調査中」と言葉を濁した。また「弁護士と協議している」「名誉毀損に当たる」としながらも「県の人事委員会で協議する」と言うにとどまった。

　これからあらゆる事が明らかになると思われるが、注視しなくてはならないだろう。それにしても事実だったら酷い話だ。

※イニシャルは筆者の判断でかきました