備忘録 東北・四国・中国電力による太陽光・風力の出力抑制は十分に避けられた(提言) | ISEP 環境エネルギー政策研究所
2024年 05月 29日
備忘録。
中国電力が島根原発を再稼働すれば、余計に出力抑制をしなければならなくなる危険が
出てきます。
2050年カーボンニュートラルに向けた「柔軟性・再エネ最優先・再エネ100%」実現への改善提言
四国・東北・中国の各電力エリアにおいて2022年4月上旬に初めて再生可能エネルギー(太陽光および風力)の出力抑制が実施された。北海道電力も続くと報じられている。しかし、再エネ最優先ルールに沿って対応すれば、いずれも出力抑制は十分に避けられた可能性が高く、前例づくりのための「お試し出力抑制」の可能性が疑われる。
脱炭素とエネルギー自給拡大が待ったなしの状況に対して、太陽光と風力は最大・最速の対応策であるにもかかわらず、このようななし崩しの出力抑制が広がる現状は、真逆の対応である。加えて経済産業省や広域機関も、未だに再エネ出力抑制に対して、再エネタスクフォース[1]で指摘された経済的補償を含む再エネ最優先ルールの徹底や十分な柔軟性への転換が行われていない。
再生可能エネルギー最優先の原則のもと、「柔軟性・再エネ優先・再エネ100%」実現へ改善すべき点について、各電力エリアでの出力抑制の分析を行った上で、重ねて以下の提言を行う。
by hiroseto2004
| 2024-05-29 09:49
| エネルギー政策
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