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by hiroseto2004

東栄住宅岡山営業所「同僚女性のはちみつに精液」男に執行猶予判決【岡山地裁】

東栄住宅岡山営業所で同僚女性のはちみつに精液を入れたり、女性用トイレに侵入し、その様子を
SNSで拡散していた男が執行猶予付き有罪判決。
この事件は、SNS投稿を見た女性たちが犯行現場を特定し、その結果、警察が動いたもの。

初犯ではあっても、かなり悪質性が高い犯罪ではないでしょうか?
派遣先には損害賠償はいしていますけど。被害女性には?

同僚女性の食品に精液混入、有罪 元派遣社員、SNSに投稿(共同通信) - Yahoo!ニュース
 同僚女性の食品に自らの精液を入れたなどとして器物損壊と建造物侵入の罪に問われた、住宅メーカーの元派遣社員徳田蓮被告(25)=岡山市=は22日、岡山地裁(村川主和裁判官)で開かれた初公判で起訴内容を認めた。即日結審し、地裁は懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。 判決によると昨年8月~今年1月、市内の営業所で女性のコップや蜂蜜の容器に精液を混入した他、女子トイレに侵入した。 公判で検察側は、被告が女性に気付かれずに精液を混入し、その様子をSNSに投稿したと指摘。後日「(女性が)ほとんど飲みきってえらい」などと記し「女性の尊厳を踏みにじり卑劣だ」と非難した。





【注意】記事内に気分の悪くなる犯行内容や、SNS投稿の文言が含まれます。

 同僚女性のハチミツに体液を混入したり女子トイレに侵入したとして器物損壊と建造物侵入の罪に問われた元派遣社員・徳田蓮被告(25)の公判が7月22日に岡山地裁で行われ、村川主和裁判長は懲役1年6月、執行猶予3年の判決を言い渡した。

 徳田被告は、(1)昨年8月、勤務先だった会社の営業所内で同僚女性のマグカップに射精、(2)昨年9月中旬、オフィスの女子トイレに侵入、(3)昨年10月中旬、同様に女子トイレに侵入、(4)今年1月、別の同僚女性のハチミツ容器に射精し、それぞれの様子を動画に撮影してX(旧ツイッター)に投稿した。

 当時、徳田被告が使っていた「やがみ」というアカウントで投稿していた内容は次のようなもので、公判でも読み上げられた。

「会社のオフィスでOLの私物ぶっかけ(ハートマーク)/どちゃくそ興奮したし明日から見る目変わる(ハートマーク)/動画もあります」

「OLのコップにぶっかけしたやつ 何も知らずに飲んでるの興奮した(ハートマーク)/結婚が決まってるOLの胃袋にせーし注げれて嬉しい(ハートマーク)」

「リラックマのスプーンで尿道掃除気持ちよかったぁ(ハートマーク)」

「オフィスの女子トイレに侵入(ハートマーク)」

「オフィスのメスのトイレに入るときの興奮やばい」

「みかんの粒みたいなのが全部おちんぽせーし(ハートマーク)/くそきたねぇww」

「××のメスブタほとんど飲みきってえらい(ハートマーク)/容器の中明らかに汚いのにww」

※××は被害女性の職種、/は改行

 今年2月、Xの投稿に気づいた人が警察に情報提供を行い、SNS上で大きな話題となったことに気づいた徳田被告が派遣元に連絡。担当者と共に出頭したという。

動機は「性的な欲求とSNSでの承認欲求」

 SNSで話題になっていたこともあり、傍聴席には一般傍聴人の姿も多かった。

 公判では、徳田被告が被害者の女性2人に謝罪文を送ったものの示談が受け入れられなかったことが明らかになったほか、女性たちからの「謝罪文は当たり障りのない内容」「示談の申し入れを2回拒否した。厳重に処罰してほしい」といった供述書も一部読み上げがあった。

 また、派遣元企業とは約160万円の賠償金を支払って示談し、賠償金は母が立て替えたという。

 動機について徳田被告は「性的な欲求とSNSでの承認欲求」と話し、盗撮画像や動画で「いいね」をもらえることが動機のひとつだったと明かした。今年2月頃までは「鍵垢」だったものの、ハチミツの動画をアップしたことで「いいね」が急激に増え、さらに反応を得るために公開アカウントに変更したという。

SNS利用は「続ける」

 スーツ姿に大きめの白いマスクをつけて法廷に現れた徳田被告は背筋を伸ばし、犯行内容の読み上げ中も表情を変えなかった。尋問中はゆっくりした口調で「間違いありません」「自分の行為でありながら恐怖を感じる」などと話した。

 犯行のきっかけは、「ものに体液をかける動画を見て興奮し、最初は自分の持ち物に体液をかけていたが、それがエスカレートした」と説明し、被害者の女性2人には「好意や特別な感情はありません。嫌がらせや、陥れようとした気持ちもありません」と話した。

 質問に淡々と答える場面が多かったが、検察官から「性依存が理由だと思っているのか」「被害者の精神的苦痛については」と聞かれると質問を聞き直し、質問内容をうまく理解できていないように見える場面もあった。

 裁判長から今後のSNS利用について聞かれると、同じことを繰り返さないためにSNSへの投稿内容は母に見せるようにするとした上で、「趣味や情報収集のために使っているので、今後も(利用を)続けると思っております」と答えた。

 裁判長からは「犯行当時に被害者に対して悪いとは思わなかったのか、やってはいけないことだと思わなかったのか」を問われると、「少しは思っていました」と答え、「少しですか。なぜ少ししか思わなかったのか、そこをよく考えないと同じことをしてしまう」と重ねて問われると「SNSで見られたいという承認欲求が大きくその場の勢いで犯行に至った。被害者のことは考えておりませんでした」と答えた。

本当に被害者の気持ちを「考えなかった」のか

 傍聴席から聞いていて、犯行当時に被害者のことを考えていなかったとする被告の言葉には違和感しかなかった。

 当時のX投稿の内容からは女性に対しての加害欲が感じられ、「被害者のことを考えていなかった」というよりも、むしろ何も知らずに容器を使う女性たちの反応に楽しみを見出していたことがわかる。

 検察官、裁判長ともに、被告人の反省を掘り下げようとする質問を重ねたとは感じたが、「(被害者に対して)嫌がらせや、陥れようとした気持ちもありません」とする被告人の供述と当時の投稿内容の著しい乖離に触れられなかった点は残念に感じた。

 検察官は「犯行態様は悪質であり陰湿で女性の尊厳を踏みにじる」ものとして懲役1年6月を求刑したが、執行猶予付き判決となった。

 徳田被告は判決前に言っておきたいことを聞かれ「今回の自分の起こしたことで、被害者の方、会社の関係者の方、SNS等で投稿を見られた方、気持ち悪いといった不快な思いを与えてしまったことを深く反省しています。申し訳ございませんでした」と述べた。



by hiroseto2004 | 2024-07-23 21:28 | ジェンダー・人権(DV・性暴力) | Trackback