斎藤元彦兵庫県知事の自滅と給食員免職撤回 「橋下徹的なもの」の終焉
2024年 08月 11日
斎藤元彦兵庫県知事の自滅と名古屋の給食員免職撤回 「橋下徹的なもの」の終焉
斎藤元彦兵庫県知事への批判が高まるばかりだ。
00年代末頃は、小泉純一郎さんとか、橋下徹さんが公務員をぶっ叩いてバカ受けしたものだった。
橋下さんの弟子の吉村洋文大阪府知事の弟子である斎藤元彦知事のも、同じようなノリでやったのではないだろうか?
公務員バッシングはもはや流行らないのである。
ニュース等でも、現場を担う公務員不足が伝えられている。
そうした中で、公務員を叩きさえすればいい、という雰囲気は
消滅している。
名古屋市では、食中毒などの検査のため冷凍保存されていた油揚げ2袋とパン2個パンを持って帰ろうとした給食労働者が懲戒免職になる事件があった。免職取消を求める裁判で7月22日給食労働者が勝訴、8月5日までに河村たかし市長は控訴しない、とした。
「教育委員会がこのたび控訴しないということになりまして。私も(免職処分は)いかんと(控訴しないことに同意した)」
「免職では人生パーになる。それに見合う常識的なことはせなあかん。厳重注意にとめおくべき」(河村たかし市長コメント)。
河村市長の対応は常識的だ。パンを持ち帰った行動自体は褒められた話ではないが、人生パーでは行為と処分が釣り合わない。厳重注意で良いだろう。
斎藤元彦知事と同世代でウケている政治家に石丸伸二さんがいる。石丸さんは、実は、安芸高田市役所の若手公務員や学校の先生からの評判は悪くない。石丸さんはどちらかといえば、年配議員をぶっ叩いて溜飲を下げてもらう方向である。それはそれで問題はあるが。
斎藤知事は、そういう意味では流れを見誤った。これが15年前だったらウケたかもしれない。ただ、当時は、兵庫県では維新の地盤は殆どなかったから当選の見込みはなかっただろう。斎藤知事は自民党の西村康稔さんが維新シンパだったために自民本部の推薦ももらって当選したようなもの。無茶苦茶をした結果身を滅ぼしつつある。
by hiroseto2004
| 2024-08-11 14:50
| 新自由主義批判
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