三原本郷産廃処分場 岡田原告団共同代表ら環境省に惨状直訴
2024年 08月 27日
三原本郷産廃処分場 岡田原告団共同代表ら環境省に惨状直訴 広島瀬戸内新聞ニュース号外 8月27日
8月26日、三原本郷産廃処分場 岡田原告団共同代表ら環境省に惨状直訴
国の方が広島県よりも住民本位の対応ですね。
元県庁職員として情けない限りです。
しかし、県=湯崎英彦知事が全然ダメで三原市も不十分なら、国にきちっとしてもらう。これは、主権者として当然のことです。
県は不十分な調査に基づく違法な許可を地裁に認定されておりそれも業者に対する弱みに。
業者と一体化して住民と闘う有様です。
【環境省へ処分場惨状の訴え】
本郷処分場【広島三原@民間産廃】
参議院議員会館で環境省廃棄物規制課の職員に本郷処分場の問題を訴えました。
仁比聡平参議院議員、大平善信元衆議院議員、藤井とし子県議、河村ひろ子県議、寺田元子市議と共に参加させていただき、環境省課長補佐2人が対応しました。
議員からの事前質問への国の答えとしては、「安定型処分場については有害物の混入を未然に防ぐ指針を示している。処分場は産業に大きな役割を占めており安定型最終処分場の類型は残し基準を厳しくする。地元配慮については意見書提出ができるものとなっており、許可判断に考慮されるものと考えている。展開検査については全量を対象に回収が容易にできる様行う。実効性のある展開検査を監督するのが広島県である。」との事。
国からの回答ののちこちらからスライドと動画を使い以下の説明を行いました。
●広島県は産廃立地が全国3位で非常に厳しい汚染の状況が続いている事。
●本郷処分場は三原竹原の分水嶺に位置し、両市民8割の水道水源である事。今年は汚染により5件の農家が作付けできなかった事。
●行政の権限を増やし、行政や第三者機関が汚染原因や実態究明をできる仕組みが必要。
●安定型最終処分場は汚染が出ない前提で運営されており対策の遅れや未実施に繋がっている事。
●廃掃法が施行から50年を経過し、産廃物や有害物も多様化している中で現場の実態や社会状況に合わなくなっている事。
●汚染物を未然に防ぐための業者による目視の展開検査には規定がないため、行政によるチェックが出来ない事。
●水濁法においても安定型最終処分場は汚染が出ないとされているため現在の河川の汚染を食い止められない抜け穴になっている事。
●操業開始からわずか2年で場内から硫化水素臭が漂い、排水からは泡と異臭と濁りが生じ、二度目の操業停止になっている事。
●裁判では建設差し止めや、許可取り消し判断が出されており、住民と行政の疲弊が続いている事。
●県は行政訴訟において違法性を問われ許可取り消しを求められており、落ち度により業者に弱みを握られている。さらに業者が訴訟参加し、県と業者が連携をとっている。
●計画当初から廃掃法により産廃業者が優位に立ち計画が進み、汚染についても食い止められない状況にある事。
●現地視察をして頂きたい。
示した展開検査の映像を見て、環境省からは「適切ではない疑義が生じる、県がなぜこれで良いとしたのか」「国が県に聞き取りをする中で正していけるものもあると考える」
また、各議員からも指摘がなされました。
最後に仁比議員からは「福岡での産廃場の許可取消しは国も積極的に動いて現地での抜き打ちも行い実現した。県が出来ないのであれば国がやらなければならない。広島県で起きている事を国が見過ごせば廃掃法の理念を壊す事になる。県が有効な権限を行使できているのか?裁判で県と業者が一体となり、住民相手に闘っているその県と連携してはいけない。現地調査を約束する様」
環境省職員も展開検査の実態や河川の汚染の惨状の映像や写真を見て問題意識を持っていただけたと思います。誠意ある対応でした。しかし机上での理想的意見もあり、ぜひ現地に来て実態を見て頂きたいと強く思いました。
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by hiroseto2004
| 2024-08-27 07:24
| ストップ本郷産廃処分場
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