ふたつの９１１テロ　２００１米国と１９７３チリ　週刊広島瀬戸内新聞ニュー深掘り① : 広島瀬戸内新聞ニュース（社主：さとうしゅういち）

ふたつの９１１テロ　米国とチリ

米国９１１テロから２３年。あのテロ後、米国は報復と称してアフガニスタンを攻撃。タリバン政権を転覆したが、泥沼の戦争になった。そして２０２１年８月１５日、タリバンにカブールを奪回され、大日本帝国の敗戦から７６年後に米国が敗戦するという皮肉な結果になった。

一方、米国ブッシュ大統領は、２００２年、イラン、イラク、朝鮮を悪の枢軸と決めつけ、核も含む予防的先制攻撃を辞さない構えとなった。

２００３年３月に大量破壊兵器を廃棄すると称してイラクに侵攻。しかし、大量破壊兵器はなく、多くの罪のない人が犠牲になっただけだった。

大量破壊兵器を持っていなかったイラクだけが米国にやられ、核実験をした朝鮮はやられなかったという米国の対応は、わるい先例を世界に残してしまった。

２０１０年にチュニジアでの革命をきっかけにアラブ世界に「アラブの春」が広がった。しかし、シリアでは混乱が広がっただけで、ISが台頭。米英仏露による空爆で多くの犠牲者が出た。

ノーベル平和賞を受賞したオバマは、ブッシュ以上に空爆で多くの人を中東・アフガンで殺したと言われる。

イエメンやリビアでも独裁者が倒れた後、内戦になってしまった。

結局、トランプの時に、中東から手じまいすることが内定し、バイデンがそれを実行した。どさくさに紛れてイスラエルによるパレスチナ侵略激化。

米国によるテロ　チリ・クーデター

そして、１９７３年、もうひとつの９．１１があった。

１９７３年９月１１日、合法的に選ばれたチリのアジェンデ政権を、米国CIAが支援するピノチェト将軍が打倒。前政権関係者を大量に処刑し、独裁を敷いた。

ピノチェトは、独裁・権威主義を進める一方で、大阪維新や広島県の湯崎英彦知事のような新自由主義経済政策を強行。

チリは経済成長を成し遂げて「チリの奇跡」と言われたが、実際には、銅の価格の上昇による外的要因であり、さらに、クーデター前と比べても経済成長率は少し落ちてしまったというのが実態だった。ピノチェト政権崩壊後、左翼政権が後始末に追われている。

元イスラエル軍兵士が語る「平和」　イスラエルの歴史と今・そして日本～

ダニー・ネフセタイさん講演会

もうすぐ、イスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への侵攻・虐殺が激化してから１年に

なろうとしています。ガザ地区で多くの命が失われる状況が止むどころか中東全体にも戦火が

広がろうとしています。そもそも、なぜ、こんなことになってしまったのか？

そして平和をつくるために、広島・日本に住むわたしたちはどうすればいいのか？

イスラエル軍の元兵士で現在は日本で木製家具職人の傍ら日本全国を講演されている

ダニー・ネフセタイさんにお聞きします。

元イスラエル軍兵士に聞く戦争と平和　イスラエルの歴史と今・そして日本・広島～ダニー・ネフセタイさん講演会_e0094315_19462346.jpg

日時　２０２４年９月１８日(水)　１８時開場　１８時半スタート

場所　広島市東区民文化センター工作実習室　

（〒732-0055広島市東区東蟹屋町10-31 、広島駅から徒歩約１０分）　

資料代　１０００円

主催　広島瀬戸内新聞　連絡先　佐藤　０９０－３１７１－４４３７　hiroseto2004@yahoo.co.jp

ダニー・ネフセタイさん　プロフィール

1957年、イスラエル生まれ

1975年　高校卒業後、徴兵制によるイスラエル軍入隊。空軍にて3年間兵役を務める。

1979年　退役後、アジアの旅に出る。日本各地をヒッチハイクなどで旅をし、交流を深める。日本語学校にて更に深く言葉を勉強しその後神奈川の家具会社に勤める。

1988年　東京より埼玉県皆野町金沢へ引っ越す。木工房ナガリ家を開設。

1999年　皆野町金沢・出牛に自宅のログハウスを夫婦で自力建設。

現在は、夫婦で注文家具、遊具、木工小物、社会性オブジェの創作活動。ギャラリーにて個展、グループ展など多数開催。「世の中を良くすることも物づくりをする人間の指名である」という信条を持ち戦乱の絶えない祖国イスラエルを批判、「3.11」後の日本で脱原発の道を進むことを願い、活動をつづけている。

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