「黒い雨」2次訴訟 新たに18人が追加提訴
2024年 09月 25日
長崎の被爆体験者と並び、国は早急な救済策を!
原爆投下後のいわゆる「黒い雨」をめぐり、救済の対象を広げた国の基準でも被爆者と認定されなかった住民が広島市や県を訴えている裁判で24日、新たに18人が追加提訴しました。
24日、広島地方裁判所に訴えを起こしたのは廿日市市などに住み、当時胎児だった人を含む計18人です。
「黒い雨」をめぐっては3年前に広島高等裁判所がそれまで国が指定した区域の外にいた原告についても、放射線によって健康被害を受ける可能性が否定できなければ被爆者と認める判断を示したことを受け、国はおととし救済の対象を広げた新たな基準の運用を始めました。
この基準でも被爆者と認定されなかった住民たちは「黒い雨」はさらに広い範囲で降ったなどと主張して広島市と県を相手に訴えを起こしていて、24日の提訴で原告は計64人になりました。
また24日の裁判では、すでに提訴していた廣谷義久さん(89)が意見陳述を行い、「当時は、国民学校の5年生でした。銀色のきのこ雲が大きくなっていくのが見え、その後、急にあたりが暗くなり大粒の雨が降ってきてずぶぬれになりました。黒い雨をあびたのは事実なので、被爆を認めて早く被爆者健康手帳を交付してもらいたい」と述べました。
次回の裁判は、来年1月に開かれる予定です。
24日、広島地方裁判所に訴えを起こしたのは廿日市市などに住み、当時胎児だった人を含む計18人です。
「黒い雨」をめぐっては3年前に広島高等裁判所がそれまで国が指定した区域の外にいた原告についても、放射線によって健康被害を受ける可能性が否定できなければ被爆者と認める判断を示したことを受け、国はおととし救済の対象を広げた新たな基準の運用を始めました。
この基準でも被爆者と認定されなかった住民たちは「黒い雨」はさらに広い範囲で降ったなどと主張して広島市と県を相手に訴えを起こしていて、24日の提訴で原告は計64人になりました。
また24日の裁判では、すでに提訴していた廣谷義久さん(89)が意見陳述を行い、「当時は、国民学校の5年生でした。銀色のきのこ雲が大きくなっていくのが見え、その後、急にあたりが暗くなり大粒の雨が降ってきてずぶぬれになりました。黒い雨をあびたのは事実なので、被爆を認めて早く被爆者健康手帳を交付してもらいたい」と述べました。
次回の裁判は、来年1月に開かれる予定です。
by hiroseto2004
| 2024-09-25 05:37
| 反核・平和
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