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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004
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衆院選 与党の採点① 岸田政権のケア労働者政策 一定の給料アップも訪問介護壊滅など 広島瀬戸内新聞ニュース号外10月1日

衆院選 与党の採点① 岸田政権のケア労働者政策 一定の給料アップも訪問介護壊滅など 広島瀬戸内新聞ニュース号外10月1日

衆院選 与党の採点① 岸田政権のケア労働者政策 一定の給料アップも訪問介護壊滅など
石破総理は、10月1日に就任して9日に衆院解散するという。
明智光秀の6月2日から13日の12日天下すら下回る9日天下だ。
これでは、有権者も「採点」のしようがない。
ただ、石破総理を支える与党の採点ならできる。
その与党の採点とはほぼ=岸田総理の採点である。
岸田総理が政権を取った総裁選2021や政権を固めた衆院選2021における一丁目一番地は周知のとおり、賃上げである。
その大きな軸の一つが介護や保育などのケア労働者の抜本的な待遇改善だ。
これは実は、総理の地元の広島で2021年4月実施された参院選広島再選挙に立候補っした筆者が選挙公報や新聞広告で打ち出した政策の柱だった。
これをご覧になって「あなたに投票した」と街頭で話しかけてこられた保育士や介護士、看護師と名乗る若い女性が多くおられた。
 総理もひょっとしたら地元で起きていること、有権者の細かい動向などは良く分析して政策に生かした可能性はある。
というのは、自民党地方議員や自民党員の方の方が、いわゆる革新系の方より、筆者のことを良く存じて勉強されていたりするのによく遭遇するからだ。こちらが背筋が寒くなるくらいよくご存じのこともある。自民党は、恐るべき組織で、野党よりもよく物事を把握しているし、人心をつかむ術にもたけているのだ。
それは大したものだし、人の心をつかむ言葉を発するのもうまい。
だが、それがきちんと実行性のあるものになるかは別問題だ。
 岸田総理は、2021年秋に政権を取り、2022年2月から介護職員の給料アップに国費投入で取り組んだ。
たしかに総理は嘘はついていない。
しかし金額はショボすぎる。
しかも、2022年10月以降は、介護報酬から出すようにした。
また、国費による改善分にフリーライドする事業者も少なくなかった。
思ったよりしたがって労働者の実際の手取りは増えていない。
 そして、さらに物価高騰が激化した2023年には、さらなるアップ策が打ち出せなかった。イオンなど介護労働者と人物像が重なる企業が次々と大幅な賃上げを打ち出し、物価も上がる中で、実質的な給料アップにはつながらなかった。
 2024年度には、報酬改定と並行したあらたな処遇改善を行った岸田政権。しかし、他方で、訪問介護の報酬を一律にカットするなど迷走。訪問介護は壊滅状態になりつつある。在宅で暮らしたいという高齢者の家族を、ヤングケアラーにしてしまう、そういう政策だ。
 結局、ケア労働を軽視するこれまでの日本の気風(男尊女卑とも表裏一体)、そして、新自由主義の双方の根強さに、岸田政権は勝てなかったということだ。それが、一介護福祉士でもある筆者の岸田政権、ひいては自公与党の評価である。
 ただし、これは、手放しで例えば立憲民主党を評価するものでもない。東日本大震災の際は、復興復旧を名目に緊縮財政に走った立憲の前身の旧民主党の政権はさらなる介護労働者の処遇改善には難色を示したのだった。やはり、立憲内にも新自由主義は根強い。
 こうしたことをきちんと頭に入れて衆院選に臨みたい。
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by hiroseto2004 | 2024-10-01 19:47 | 岸田政治 | Trackback