今こそ〈国会等の移転に関する法律〉を完全実施せよ 広島瀬戸内新聞ニュース第44週深掘り③
2024年 10月 30日
https://youtu.be/tIwBSvHB2mU
今こそ〈国会等の移転に関する法律(1992年制定、04年改正)〉を完全実施せよ
一極集中是正も今回の衆院選を前に議論になりました。
自民から共産まで、与野党ともに基本的には地方分散に賛成である。
※小池百合子東京都知事が反対なのはもちろんわかる。自分たちの既得権に関わることだから。
わたしは、主にエネルギー政策の観点から地方分散に大賛成です。東京一極集中が遠方の原発依存とセットだからです。産業を分散型にして、それに付随して地域密着で環境に優しいエネルギー生産をしていけばよいのです。
しかし、問題は一極集中是正の方法論である。
国会議員や高級官僚ら「国のエライ人」には苦言を呈したい。国会議員や官僚が率先して東京を離れないで、民間人、特に若い女性を責めるのはいかがなものか?
わたし自身は東京を離れて広島に来たので国のエライ人よりは言う資格はあると思うが、それでも、他人にものごとを強制する気は毛頭ない。国が率先するしかない。
それこそ、1992年に〈国会等の移転に関する法律〉ができている。いろいろな識者が議論を重ね、これが一番有効だ、ということで、できた法律だ。
今は当時と違い、オンラインで国会答弁も可能だ。議員の質問通告だって、オンラインで送ればいい。
本気で一極集中是正をする気なら、外務省以外はそれこそ、バンバン地方に移転したらいい。
それをしないで、比較的政治力が弱い若い女性に、「行け」と言わんばかりの内閣府にはドン引きする。
法律の公布も今のミカドなら、電子御名御璽で大丈夫だろう。
文化庁が京都に行ったが本当は奈良が良かったかもしれない。
広島県には、防災省を呉の日鉄跡地はどうか?世界の災害にも対応し、平和の創出にも貢献するという大義名分は立つ。
経済産業省は、今絶好調の熊本でもよいだろう。最前線できちんとした産業政策を立てたらどうか?
財務省は大阪。かつての金融都市はどうか?
農林水産省本省も、農林水産業が盛んなところへ。
とにかく、地方へ行く気が無い(とくに年配・男性の)「エライ人」が、地方へ行けとか、地方にとどまれと(とくに若手・女性に)偉そうに指図するのは滑稽でしかない。
省庁が移転すれば付随して若い女性に人気の就職先となる産業もその地で起きてくるだろう。
政府機関の移転は、法律でやらないといけない、と決まっているのだ。
(国の責務)
第1条 国は、国会並びにその活動に関連する行政に関する機能及び司法に関する機能のうち中枢的なもの(以下「国会等」という。)の東京圏以外の地域への移転(以下「国会等の移転」という。)の具体化に向けて積極的な検討を行う責務を有する。
積極的な検討をする以上、いつかは実現しないといけない。いまこそ、そのタイミングだろう。
例えば、石丸伸二さんも本気で地方分散と言うなら、国会等の移転に関する法律を活かすことを考えるべきだったろう。いまからでも遅くはないです。
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by hiroseto2004
| 2024-10-30 21:22
| 環境・街づくり
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