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by hiroseto2004
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女川原発2号機、原子炉停止へ トラブルで発送電再開を延期

女川原発、再稼働のはずが、発送電再開を延期しました。
元原子力技術者の森重様のSNSより

運転員は中性子検出装置から原子炉内の中性子量を検出しながら制御棒を抜いて出力を上げていく。中性子検出装置が正常でないと出力は上げれられない。
 中性子検出装置は原子炉内に挿入され中性子を吸収し、検出装置は専用の検出配管を通して移動し原子炉容器、格納容器を経て原子炉建屋内に回収される。
 原子炉建屋内で回収された中性子検出装置から吸収された中性子量を検出し、原子炉内が正常に核分裂が進んでいることを確認する
 出力上昇に伴い原子炉内の温度上昇し検出配管が熱変形し、その配管内を検出装置が通過する時に引っ掛かるようになったと推測する。
 引っ掛かりが改善しなければ原子炉を止め、原子炉の蓋を開け燃料を全数取り出し、原子炉内の検出配管の曲がりを修正する必要がある。

東北電力は3日、再稼働した女川原発宮城県女川町石巻市)2号機原子炉の状態を確かめる「中性子検出器」を調整する機器を送り込む途中にトラブルが発生し、同日予定していた発送電再開を延期すると発表した。準備が整い次第、原子炉を停止し、機器を点検する。原子炉に異常はなく、外部への放射性物質の漏えいはないとしている。

 東北電によると、原子炉内の中性子を計測する検出器の数値を調整する機器を炉内に送り込む作業を行っていたところ、途中で動かなくなった。機器は手動で引き抜いて遮蔽容器に回収済みという。東北電は原因を調査した上で、発電再開の日程を決める。延期幅は未定としている。

 女川原発は東京電力福島第1原発と同型の沸騰水型軽水炉(BWR)で、東日本大震災の被災地の原発として初めて、10月29日に再稼働した。30日には臨界に到達し、1日午後にタービンを起動し、発送電再開に向けて作業していた。

 発電再開後は、徐々に出力を上げ定格に達した後、原子炉を一度停止させ、設備や機器に異常がないか点検する。


by hiroseto2004 | 2024-11-03 21:19 | エネルギー政策 | Trackback