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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004
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本紙関西支局記者・兵庫県知事選挙 狂騒曲(選挙期間編) 

本紙関西支局記者・兵庫県知事選挙 狂騒曲(選挙期間編) 



兵庫県知事選挙は不信任決議案可決で失職した斎藤元彦知事が逆転で再選されました。しかし、兵庫県政は依然として混乱が続いています。兵庫県民でもある広島瀬戸内新聞関西支社の鈴木義哉記者にレポートしていただきました。



1117日兵庫県知事選挙は議会から全会一致で辞任を突きつけられた斉藤元彦氏の圧勝にて終わり、県政を巡るゴタゴタが形の上では終了した。 



これでノーサイドとなってほしいが百条委員会は継続するし、第三者委員会もまだ続く。さらに次年度の予算編成から議会は予算を決めなくてはならない。これからどうなるのか?



斉藤氏の失職までの経緯は大幅割愛するがで4月に職員からの告発文書(知事は怪文書だとしている)以降問題が噴出、6月に百条委員会設置が県議会で決定されたが、審議が進むと「おねだり」グレーのままだが、パワハラは一部認め謝罪もした。



だが県政の混乱は止まらずついに919日の県議会本会議で知事の不信任案が全会一致で可決され辞職(再選挙後の知事人気は来年の任期まで)か失職(再選挙後に任期は4年)を選ぶのかが注目されたが、失職を選択し斉藤氏は早速、最寄りの須磨駅で駅立ちを開始、対抗候補者が注目されたが、共産党はいち早く医師の大沢芳清氏を擁立、また元経産相官僚で衆議院議員の西村康稔氏と同期の中村稔氏が自民党推薦前提で立候補を表明、同じく元加西市長の中川暢三氏も表明した。さらに東京都知事選挙にも出た福本繁幸氏、兵庫大阪合併を主張する木島洋嗣氏も相次いで立候補を表明。維新は衆議院に鞍替えを予定していた参議院議員の清水貴之氏が離党して立候補、そして本命と思われた元尼崎市長の稲村和美氏が立候補を表明した。



ところがNHKから国民を守る党(以下N国)の党首の立花孝志氏が公示直前に「当選を目的としていない 斉藤氏をサポートするために立候補した」と表明した。さらに「候補者を10人出したい」とも言っていた。選挙管理委員会はなるべく早急に選挙をしたかったのだが総選挙が割って入ったため1117日の投開票となった。だがいきなり中川氏と中村氏が公示直前の29日に立候補取り下げを表明「候補者乱立で混乱を防ぎたかった」としていたが「斉藤氏の再選は避けてほしい」と付け加えた。



だが肝心の自民党は候補者擁立に動いたが当時県連副会長でリーダー格の盛山正仁氏が自身の衆議院落選がたたり方向性を見いだせなかったこともあり候補者が擁立できず、「自主投票 ただし斉藤氏サポートは禁止」としたがこれは県議に対しての話で自民神戸市議団は「元町の再開発の観点から斉藤支持」と方針はバラバラとなった。また選挙管理委員会は候補者が増えたり減ったりする状況に振り回され、直近の衆議院選挙の掲示板も活用し各市で16枠から28枠とバラバラだった。



1031日に選挙が告示、最終的には清水、稲村、斉藤、大沢、福本、立花、木島の7氏にとどまった。10人立候補を言い出し最終的に自身しか立候補しなかったN国の立花氏は「無駄とも言える選挙ポスター制度をやめさせるために10人立候補を言った」と公開討論会で発言したが、選管は「(何人出るのか)何が何だがわからない」としてある県議は「選管は立場上、国のルールどおりにしなければいけないし、独自判断できる部分はたかがしれている 振り回すなと言いたい」と不満だった。





 いざ選挙が始まると



 斉藤氏は地道とも言える駅立ちで徐々に支援を広げつつあった。ただ間に総選挙が噛んだので、「おねだり、パワハラ、キックバック疑惑」の記憶が有権者から薄らいだ事も否定出来ない。



さらに斎藤氏をアシストするために立候補した立花氏は「亡くなった元県民局長は県の女性職員複数名と不倫しており不同意性交まであった。 百条委員会は7月すでに『シロ』と断定している(実際は話し合いの方向性を決めただけ)」と真異不明の意見を斉藤氏の街頭演説後に街頭で言い、さらにネット、SNSで展開するがこれを真に受ける県民が実に多かった。実際周りの人で信じ込んだ人は多かった。





「防戦させられた」稲村氏



 またチャレンジャーとして挑むはずの稲村氏が「防戦」に入らされてしまう。緑の党に関与(実は関係はない)していたとされ同党の目標である「外国人地方参政権」を針小棒大に拡散され、さらに真に受けたデヴィ夫人が清水氏のサポート演説で「稲村氏が知事になると兵庫が外国人に乗っ取られる」と訴えてしまった。他にも「稲村氏は自身の(尼崎市長時代の)退職金を5倍にした」「県庁舎建て替えの予算は1000億を維持」と言ったファクト(事実)を調べればすぐにわかるデマが拡散された。



 



暴力で逮捕者も



また一部の県民は悪い意味でヒートアップしてしまう。元町商店街で練り歩きを斉藤陣営が行ったが、アンチが斉藤氏への抗議プラカードを表示するが斉藤シンパがそれを破り捨てその人物は現場で現認した警官に逮捕されてしまう。他にも選挙期間中その手の暴力行為で4人ほど逮捕されている。



 だがターニングポイントは二回ある。1025日に開かれた百条委員会(秘密会)での内容が外部に漏れその際元県民局長の不倫を片山前副知事が発言、さらに後日の週刊誌でのインタビューでその内容を明かしている。さらに斉藤氏の追い上げに危機感を持った県内市長22人が1114日、稲村氏への支援を表明したが、「既得権益と戦う」としていた斉藤氏だけに、斉藤支持派が稲村氏を「既得権益の権化」と見てしまいその頃から斉藤氏と稲村氏の支持が逆転。  



その間斉藤氏は地道な選挙運動にSNSを活用したムーブメントを拡大、さらに立花氏が斉藤氏の演説した後の演説で刺激的な話をし、斉藤氏への支持を拡大し四面楚歌だった状態をまさにオセロゲームのように反感を支持へとひっくり返し終わってみたら斉藤氏は111万の得票を集め圧勝、次点の稲村氏の97万票を大きく引き離し稲村氏の出身である尼崎市とおねだりが問題化した香住町以外での町村ごとでも大きく上回り、都市部では斉藤氏が出口調査だけで優劣が判明するほどの圧勝だったのはさすがというしかない。



 早速斉藤県政の二期目が始まったが、本人は「禊(みそぎ)は済んだ」と思っているだろう。また県内市長の多くが稲村支援を打ち出したこともあり「民意が証明された。知事や県議は改心し斉藤知事につくべき」維新の吉村大阪府知事は「兵庫県議会は自主解散すべき」と言った意見が相次いだが、これから一波乱予想される。投票終了後のハレーションに関しては次号に書かせていただく。




by hiroseto2004 | 2024-11-29 18:38 | 兵庫県政 | Trackback