【おくやみ】森永卓郎さんの2008年6月、(備後)府中市での講演録
2025年 01月 29日
【おくやみ】森永卓郎さん本県府中市での講演録
昨日亡くなられた森永卓郎さんは2008年6月14日、広島県府中市での市民集会に講演されました。その講演録を再掲します(文責・さとうしゅういち)
当時の時代背景としては、加藤元死刑囚による秋葉原事件が発生した直後でした。
昨日亡くなられた森永卓郎さんは2008年6月14日、広島県府中市での市民集会に講演されました。その講演録を再掲します(文責・さとうしゅういち)
当時の時代背景としては、加藤元死刑囚による秋葉原事件が発生した直後でした。
これでようやく、特に就職氷河期世代の非正規雇用の問題が注目され始めたのです。
一方、広島県府中市では新自由主義の官僚出身市長の暴走が続いていました。
こうしたことを前提に読んでいただければ幸いです。
市長の暴走を憂う市民が主催した集会で講師をしてくださったのが森永卓郎さんです。

・・・・・・・
森永さんは、「先日の通り魔事件の加藤容疑者が勤務していたのは、トヨタの完成車をつくる会社。正社員は平均年収740万ある。加藤容疑者は時給1300円だから年収260万円程度。同じ会社でこんな格差があるのが日本の縮図。」
「加藤容疑者は擁護しないが、非正規社員は人間扱いしてもらえない。」「こんなことになったのは小泉構造改革のため」「2002年から景気回復が始まったが、それを実感できているサラリーマンや中小企業の方は見たことがない。
株主配当は小泉さんの五年で三倍、大企業重役の給料も二倍になったが庶民の給料は下がり、税金は重くなった」
と小泉構造改革を批判。
その上で、
「これはイギリスやアメリカの新自由主義が日本に入ったため」
「徹底的な民営化、大金持ち減税と庶民増税、福祉のカット、エリートのみ手厚く教育し庶民は手抜き教育、また庶民の若者を戦場に送る」ことが新自由主義の五本柱だ、と分析しました。
森永卓郎さんは、「新自由主義とは、一部のお金持ちがかつてないほどいいくらしをする一方、地方、弱者は切り捨てて当然、というものだ。」
と指摘。
アメリカは「どんな無能でも親がイエール大学を卒業していればイエール大学にいける。一方、貧しい人は軍隊に行っても年収160万円程度だが、それでも軍隊に入る前よりは1.5倍。」と新自由主義の冷酷さを指摘しました。
府中市の財政については、
「経常収支比率が99%と高い。市は人件費をカットして乗り切ろうとしているが、サービスが低下してしまう。ハコモノ投資のための借金が財政を圧迫している」
とし
「サービス提供で働いているのは地元の人。民間委託は、外部資本を儲けさせ、地元の所得を減らす」
「ハードは市民を幸せにしない。市民がどれだけ幸せか、が街の競争力だ」と指摘。
「私が市長ならいますぐ大規模開発をやめる。生活を支える部門に財政を集中する」とアドバイス。
「米英的な新自由主義はバブルにのったもので行き詰まる。
後ろ向きのことしかトップが言わない組織はだめになる。
前向きにものごとを考えるイタリアを見習ったらいいかも」
などと最後は笑いを誘いました。

森永さんは、「先日の通り魔事件の加藤容疑者が勤務していたのは、トヨタの完成車をつくる会社。正社員は平均年収740万ある。加藤容疑者は時給1300円だから年収260万円程度。同じ会社でこんな格差があるのが日本の縮図。」
「加藤容疑者は擁護しないが、非正規社員は人間扱いしてもらえない。」「こんなことになったのは小泉構造改革のため」「2002年から景気回復が始まったが、それを実感できているサラリーマンや中小企業の方は見たことがない。
株主配当は小泉さんの五年で三倍、大企業重役の給料も二倍になったが庶民の給料は下がり、税金は重くなった」
と小泉構造改革を批判。
その上で、
「これはイギリスやアメリカの新自由主義が日本に入ったため」
「徹底的な民営化、大金持ち減税と庶民増税、福祉のカット、エリートのみ手厚く教育し庶民は手抜き教育、また庶民の若者を戦場に送る」ことが新自由主義の五本柱だ、と分析しました。
森永卓郎さんは、「新自由主義とは、一部のお金持ちがかつてないほどいいくらしをする一方、地方、弱者は切り捨てて当然、というものだ。」
と指摘。
アメリカは「どんな無能でも親がイエール大学を卒業していればイエール大学にいける。一方、貧しい人は軍隊に行っても年収160万円程度だが、それでも軍隊に入る前よりは1.5倍。」と新自由主義の冷酷さを指摘しました。
府中市の財政については、
「経常収支比率が99%と高い。市は人件費をカットして乗り切ろうとしているが、サービスが低下してしまう。ハコモノ投資のための借金が財政を圧迫している」
とし
「サービス提供で働いているのは地元の人。民間委託は、外部資本を儲けさせ、地元の所得を減らす」
「ハードは市民を幸せにしない。市民がどれだけ幸せか、が街の競争力だ」と指摘。
「私が市長ならいますぐ大規模開発をやめる。生活を支える部門に財政を集中する」とアドバイス。
「米英的な新自由主義はバブルにのったもので行き詰まる。
後ろ向きのことしかトップが言わない組織はだめになる。
前向きにものごとを考えるイタリアを見習ったらいいかも」
などと最後は笑いを誘いました。
by hiroseto2004
| 2025-01-29 21:13
| おくやみ
|
Trackback



