斎藤知事・立花孝志さん支持者、石丸伸二さん、日本共産党・・二元論で罵倒してくる不毛

◆右も左も、なぜ、二元論的な思考、言い換えればデジタル的なに囚われ、自分のいいなりにならない人間を罵倒するのだろうか？
これも、小選挙区制を前提とした米国型二大政党制、そしてデジタル社会の弊害なのかもしれない。

◆兵庫県においては、もちろん、前知事の県政にも一定の問題はあった。また、兵庫県知事選挙２０２４で斎藤元彦・兵庫県知事の対抗馬になった方の尼崎市長時代の市政は、いささか新自由主義的ではないか、というのが筆者の評価でもある。
しかし、だからと言って、斎藤元彦・兵庫県知事を持ち上げるかどうかは、別問題だし、外部通報した犯人捜しをしたのも大問題だ。まずは、公益通報制度に基づく調査をすればよかったのだ。ところが、いつの間にか、斎藤知事の問題点を指摘することが、前知事や前尼崎市長を全面肯定と同一視されるような雰囲気になってしまった。ましてや、斎藤知事を持ち上げるあまり、新自由主義的な前尼崎市長を極左呼ばわりするなど噴飯ものだった。
◆一方で、立花孝志さんがあまりにもやりすぎた。言論規制の空気も出てきている。立花さんの責任は誠に重い。NHKではなく、人の心をぶっ壊し、日本のデモクラシーをぶっ壊した。ただ、立花さんを立件すれば済むことを、もったいぶってかなかなか立件しない警察。そして、立花問題を大仰に法的な言論規制につなげようとする雰囲気にも懸念を示したい。
◆広島の政治文化が古すぎるのは事実だ。また、女性が家事育児をすべきと考えている県民が多いとか、どうなっているのか？！信じがたい。県民もアップデートしていかないと、若手のUターンなどは望めないし、4年連続の人口流出が5年、6年と続くことになる。
しかし、だからといって、「改革」派と目された石丸伸二さんがすべて正しいわけでもないのだ。石丸さんの支持者が注文していないモノを市議宅に送り付ける（犯罪です）支持者のやり方が正当化されるわけではないだろう。
そもそも、石丸さんを訴え、この度最高裁で勝訴が確定した議員は、石丸さん当選時にはむしろ期待するコメントもされていた方だ。そういう人まで敵に回してどうするのだろうか？本気で安芸高田を、広島をアップデートする気があったのだろうか？ないから、一期未満で放り出し、東京へ行ったと言われても仕方があるまい。
◆日本共産党とれいわ新選組、そしてさとうしゅういちは確かにいくつかの政策は一致する。
しかし、当の立憲民主党が「具体的な政策が分からない」人だと認めている人を推薦するような「野党共闘」もどきに参加する筋合いはない（＃参院広島仁義なき候補者選考ー楾ー宮口事件）。そして、れいわ新選組が野党共闘に現在は参加していないことを根に持って、さとうしゅういちを罵倒してくるのはさらにお門違いだ。
別に共産、立憲はもちろん、自民や維新の支持者の方が相手でも、互いの違いを認め合って、広島の政治を県民・市民の手に取りもどす「庶民革命」のため、協力することは大歓迎だ。
ただ、いいなりにならないと攻撃・罵倒してくる方々とはお近づきにはなりたくない。