川崎市・白井被疑者の事件で明らかになった被害者支援の重要性

川崎市・デートDV？ストーカー？事件で明らかになった被害者支援の重要性　２０２５/５/５ https://www.youtube.com/live/uXyYX3JlqgE?si=pQQT2Ljen-wekgD_
@YouTubeより

川崎市で起きた白井秀征被疑者に関する一連の事件。

神奈川県警に対する疑念がいくつかある。
１．2024年12月9日ころから数時間の間に被害女性が電話を何度も、警察にしている。暴行に関する被害届の取り下げの一方で、自転車を盗まれたので逮捕してほしいという訴えもあったそうだ。白井被疑者が被害女性を脅していたという情報もある。
この手のDVや性暴力系の犯罪では、被害者が加害者のお礼参りにおびえて、被害届を取り下げようとすることはよくある。示談で取り下げるのか？そうでなく脅しで取り下げるのか？きちんとその辺の事情は調べるべきだった。
お礼参り殺人事件というのは実際に過去にもあった。
２．ガラスが割られていたのに、事件性がない、ってどういうこっちゃ？！である。
　　ガラスが割られていたら、そりゃあ、事件性があるに決まっているじゃないか。何を考えているのか？めんどくさい仕事をしたくない一心だったのではないか？とも思われる。

正直、ここまで被害者に執着する加害者の気持ちは私にもわからないしわかりたくもない。しかし、現実にそういう人間はいる。また、そういう人間に付け狙われた側の被害者の恐怖は察するに余りある。不安定に見える言動を被害者がしてしまうのは当然だ。また、加害者も時々優しいそぶりを見せたり、多くの場合、外面だけは良いからややこしい。

この手の加害者について処罰の厳格化はもちろんだが、被害者側への支援をきちんとしていく必要がある。憲法には被疑者の人権は書いてあるが、被害者のそれはないがだからといって軽視されていいわけではない。

日本国内では大阪府が一番この手の対策は進んでいると思う。大阪府知事が良いわけではなく、大阪の女性団体の長年の地道な取り組みのおかげだ。

被害者支援については、韓国のそれが非常に参考になる。韓国は、日本よりも男尊女卑が激しい国とも言われてきたが、そういう中で、民主化運動の中で女性も大いに奮闘し、性暴力の被害者支援施策も勝ち取ってきた。

私は、2009年に他都道府県の女性地方議員らとともに韓国を訪れ、性暴力被害者支援についても勉強させていただいた。

韓国の行政システムは日本のそれとプラットフォームは共通するわけで、欧州などのそれとくらべれば取り入れやすいと思う。躊躇なく取り入れるべきは取り入れるべきだろう。

ちなみに、わたしは、女性・男性問わず、広島で初めて、DV・性暴力被害者支援のワンストップセンターを選挙公約とした候補者ではないかと思われる。
わたしより先にそれを言った人っていないので。ただ、当時の広島県議選では選挙公報がなかったのが残念。
広島県知事をさせていただいた場合には、その後導入されたワンストップセンターの態勢の充実に力を入れさせていただきます。もちろん、そうなるまでの間にも、最初に提案した人間として責任をもってこの課題はチェックさせていただく。