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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004
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イスラエルによるイランの核施設攻撃に対する緊急声明 広島パレスチナともしび連帯共同体

広島パレスチナともしび連帯共同体=原爆ドーム前でのスタンディングをされている団体です。

イスラエルによるイランの核施設攻撃に対する緊急声明

制裁解除に向けたイラン・米国間の協議進行をあからさまに妨害するタイミングで、2025年6月13日、イスラエルは対イラン軍事作戦を開始しました。中部のナタンズにあるウラン濃縮施設を含む、数十カ所の軍事施設を攻撃し、数人の核科学者と軍司令官、子どもを含む民間人、合わせて少なくとも78人が殺害されました。

核兵器や核弾頭を用いずとも、核を保有するイスラエルによる核施設への攻撃はすでに核戦争の一形態であり、イスラエルに対しては制裁を含む断固たる処置が必要です。イスラエルはすでにイラクとシリアの核施設攻撃における「成功体験」をもっており、当時の国際社会がイスラエルに対してきわめて不十分な対応しかして来なかったことが今日の事態につながったことがはっきりと認識されるべきです。

過去の原子力事故や攻撃から分かるのは、国家は放射能汚染の深刻さや地域社会への影響について、一貫して真実を伝えようとしないことです。このためメディアの報道だけでは被害の程度を把握することはできません。核戦争のさらなる悪化を食い止める唯一の方法は、今すぐイスラエルを止めさせることです。

私たち「広島パレスチナともしび連帯共同体」は、今回のイラン核施設攻撃が、ガザにおけるジェノサイドを継続するためにネタニヤフ政権が仕組んだ瀬戸際作戦であることに身震いするほどの怒りを覚えています。現在のイスラエルにとってイランの核開発が「脅威」であるとすれば、それは何よりもイスラエルがジェノサイドを行なっていることによります。にもかかわらずイラン攻撃によってさらなる脅威を作りだし、ジェノサイドから国内・国外の目をそらすことで、すでに末期的なネタニヤフ政権の延命をはかろうというのです。大量殺戮に加えて飢餓を意図的に作り出し、ジェノサイドの続行によって210万人のガザ住民の生命を危険にさらし続けた挙句、その人々を踏み台にしながら核戦争を行うなどということは、人類が初めて目にする犯罪行為です。

私たちはイスラエルがこのような犯罪を継続し拡大させてゆくなかで、人類の精神、人間の文化が蝕まれていくことを真剣に危惧しています。この危機のなかで私たちが人間として生き延びるためには、ジェノサイドとアパルトヘイト継続につながるイスラエルの活動すべてを止めさせなくてはなりません。それには国際組織と各国政府にイスラエルに対する制裁を、企業、団体にイスラエルとの協力関係の停止を求めることが必要です。

また、日本で暮らす市民として、私たちは日本政府に、イスラエルに対する強い非難表明、イスラエルとの外交関係見直しの表明、経済提携協定・投資協定の解消を求めます。さらに「核兵器廃絶」と「世界恒久平和」を政策目標に掲げる広島市で活動を続ける市民団体として、今回のイラン核施設攻撃に対する断固たる抗議をはじめ、イスラエルによるジェノサイドを止めさせるため、あらゆる方策をとるよう広島市と広島市長に求めます。

そして私たちは、広島市民および世界中の市民に、声を上げ、即座に行動を起こすよう呼びかけます。なぜなら政府が行動を起こさないまま、私たちは核戦争の瀬戸際に追い込まれているからです。政府が傍観するなか、イスラエルが人道に対する罪を犯し続ける限り、地球上のすべての人々が危険にさらされているのです。





2025年6月14日

広島パレスチナともしび連帯共同体
by hiroseto2004 | 2025-06-14 17:44 | パレスチナ大虐殺 | Trackback