イスラエル、戦闘を「最小限」に ガザ和平案で条件交渉開始へ
2025年 10月 04日
「持続可能な和平のために、私たちが声を上げる理由」
皆さん、こんにちは。私は、広島から市民の声を政治に届ける活動を続けてきました佐藤周一です。
いま、世界はガザにおける新たな和平案に注目しています。トランプ大統領とネタニヤフ首相が提示した「20項目の和平案」は、表面的には前進のように見えます。しかし、私たちは問わなければなりません。それは「持続可能な和平」なのか？それとも、またしても一時的な停戦にすぎないのか？
この構図は、何度も繰り返されてきました。
ハマスが人質を解放すれば、イスラエルはヨルダン川西岸を含む侵攻を激化させる。米国はそれを黙認し、欧州や日本は非難するが、実効ある制裁は行わない。そして、パレスチナの人々は再び裏切られる。
このような構造の中で、真の和平が実現するでしょうか？
ネタニヤフ首相は、国際刑事裁判所（ICC）から戦争犯罪の容疑で指名手配されています。そのような人物が和平の担い手となることに、私たちは疑問を持たざるを得ません。
私たちが目指すべきは、力による支配ではなく、倫理と対話による共存です。広島は、戦争の悲劇を経験した地です。だからこそ、私たちは「構造的暴力」に沈黙してはならない。市民の声こそが、国際社会の良心を呼び覚ます力になるのです。
私は、現場感覚と倫理を軸に、広島からこの声を届けたい。そして、皆さんとともに、持続可能な和平の実現に向けて行動したい。
どうか、共に歩んでください。声を上げることが、未来を変える第一歩です。
ありがとうございました。
パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスは3日の声明で、米国が提案した戦闘終結と戦後統治に関する計画を受け入れると述べ、詳細について交渉する用意があると表明した。双方が正式に合意すれば即時停戦が実現する。ただ、細部についていずれかが条件を付け、交渉が長期化する可能性も残る。
トランプ米大統領は3日、ハマスの声明を評価し、ソーシャルメディアで「イスラエルは直ちにガザでの爆撃をやめなければならない」と投稿した。イスラエル首相府は4日、「計画の第1段階である人質全員の解放を即座に実施する準備を進めている」との声明を発表。イスラエルメディアは人質解放の環境を整えるため、軍が全部隊をガザ南部に集結させ、戦闘を最小限にする方針だと報じている。
