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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004
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【おくやみ】村山富市さん、101歳 追悼演説


【おくやみ】村山富市さん、101歳 https://www.youtube.com/live/gZWc4F3e8bI?si=DHgQHD08DiICpLY0 @YouTubeより
皆さん、こんにちは。 広島県知事選挙・副知事予定候補の佐藤周一です。
本日、元内閣総理大臣・村山富市さんが101歳でご逝去されました。 こころから哀悼の意を表します。
村山さんは、戦後日本の政治史において、極めて象徴的な存在でした。 1994年、自民党が政権維持のために社会党の村山さんを首班に担ぎ、 「自社さ連立政権」が誕生しました。これは歴史的な事実です。
1995年には、戦後50年の節目に「村山談話」を発表。 過去の植民地支配と侵略に対する反省と謝罪を明確に示し、 その精神は今も歴代政権に受け継がれています。
そして同じ年、村山さんは「被爆者援護法」の制定を成し遂げました。 「援護は国家責任である」と初めて法文上に明記し、 広島・長崎の被爆者の苦しみに国家として向き合ったその姿勢は、 私たち広島の政治にとっても忘れてはならないものです。
また、阪神淡路大震災では、当時としては未曾有の災害に直面しながらも、 「責任は俺が取る」と言って自民党の大臣に復興対応を任せ、 政治的責任を背負う覚悟と協調姿勢を示しました。
しかし、私たちは同時に、歴史の教訓にも目を向けなければなりません。 村山政権下では消費税の引き上げが閣議決定され、 「新時代の日本的経営」が打ち出されました。 企業の収益重視、人件費抑制、庶民の給与低下と負担増。 この方向性が、円高を切り抜く手段として定着し、 結果的に「失われた30年」へとつながっていったのです。
社会党もこの時期に、自衛隊合憲・安保堅持へと方針転換し、 新自由主義グローバリズムの潮流に巻き込まれていきました。 理念なき連立と、庶民の生活を置き去りにした政策転換。 この歴史を、私たちは忘れてはなりません。
私は、村山さんの功績に敬意を表しつつ、 その時代の限界を乗り越える政治を、広島から始めたい。 数合わせではなく、是々非々の政治を。 市民参加型で、現場主義・倫理重視の政治文化を。 そして、庶民の生活を守るための制度改革を。
村山富市さんの政治人生は、戦後日本の転換点でした。 その功罪を冷静に見つめ、未来への道を切り拓くことこそが、 真の追悼であり、政治家としての責任だと私は考えます。
村山富市さん、ありがとうございました。 どうか安らかにお眠りください。
by hiroseto2004 | 2025-10-17 19:55 | おくやみ | Trackback