現代と昭和初期の政治比較 ― れいわ新選組は社会大衆党の轍を踏むな 庶民革命ひろしま代表 佐藤周一
2025年 12月 07日
現代と昭和初期の政治比較 ― れいわ新選組は社会大衆党の轍を踏むな
庶民革命ひろしま代表 佐藤周一
1. 序論:歴史は繰り返すのか
戦前の昭和初期、日本は日清戦争の成功体験から中国を侮り、米国の挑発に乗り、最終的にナチスドイツ側で参戦するという破滅的な道を歩みました。いま私たちが直面している中国との緊張関係、台湾有事発言による国際的孤立の危険性は、当時の構図に驚くほど似ています。
2. 昭和初期と現代の政治勢力の類似
皇道派青年将校 → 現代の参政党
統制派青年将校 → 高市自民党
立憲民政党 → 野田立憲・小泉進次郎
立憲政友会(主流派・反主流派) → 吉村維新・玉木国民
社会大衆党 → れいわ新選組
社会大衆党は一時的に躍進しましたが、やがて埋没しました。れいわ新選組も同じ轍を踏んではならないのです。
3. 現代の課題:新自由主義と生活苦
野田立憲や自民党内の進次郎氏らは、サッチャリズム的な新自由主義・緊縮財政を捨てられず、庶民の生活苦を深めています。
進次郎氏の父・小泉純一郎氏や野田氏が進めた長年のデフレ政策は、供給力を破壊しました。アベノミクスは円安には誘導したものの、十分な「真水」の財政出動や技術投資にはつながらず、供給力の低迷は続きました。その結果、過剰流動性の蓄積と相まって、現在の物価高を準備してしまったのです。
現在の物価高は、れいわ新選組にも軌道修正を求めています。これまでマニフェストには掲げていたものの、あまり強調してこなかった「超大金持ちや超大手企業がお金を貯めこむことによる過剰流動性蓄積を是正するための再分配政策」が、今こそ必要になっています。さらに、自民党の失策のせいとはいえ、交通・介護・子育て・教育・食料など各分野で供給力の低下が進んでしまっているため、その強化策を具体化し、供給面の立て直しも不可欠です。
4. れいわ新選組への提言
(1) 公正な税制改革
超大金持ち・超大企業への課税強化
金融取引税の導入
超高級マンションなどへの物品税課税
(2) 庶民の生活支援
消費税廃止「だけ」でなく、学費の無償化・減免
社会保険料負担軽減
公共交通・公営病院の維持
介護の公営化
(3) 供給力の強化
防災省の設置
基礎研究への投資拡充
環境・防災・食料を軸とした供給サイド投資
(4) 地方分権と基盤強化
道府県議会・政令市議会・知事・市町村長選への積極的挑戦
地方の地盤を固め、党内で地方分権を推進
5. 山本太郎氏への思いと代表選挙前の苦言
私にとって山本太郎氏は、結婚祝いに来ていただいた唯一の現職国会議員でした。だからこそ、よほどのことがない限り、国政では彼を応援していきたいし、彼がつくったれいわ新選組を庶民革命の担い手として支えていきたいと思っています。
しかし、応援するからこそ、12月8日執行の代表選挙を前に、苦言も呈さねばなりません。れいわ新選組が社会大衆党の轍を踏まず、庶民の生活を守る新しい政治文化を築くために、軌道修正と政策の具体化が不可欠なのです。



