介護は地域のインフラ― 提供困難な要介護者を見捨てない社会へ ―公務員ヘルパーと行政警察連携で
2026年 01月 16日
介護は地域のインフラ― 提供困難な要介護者を見捨てない社会へ ― https://www.youtube.com/live/zrxFG4cakzg?si=jKvTzfx6MCcDyfZL @YouTubeより
介護は地域のインフラ
― 社会の土台をどう立て直すか ―
皆さん、今日は「介護の現場で今、何が起きているのか」についてお話しします。
これは介護職員だけの問題ではありません。
私たち一人ひとりの生活、そして地域社会の未来に直結する問題です。
私はこれまで、行政の現場と介護の現場、その両方で働いてきました。
行政職員として制度を見つめ、介護福祉士として現場の苦しみを体で受け止めてきました。
その経験から、どうしても皆さんに伝えたいことがあります。
---
■ 1. 「提供困難な要介護者」が増えている現実
今、介護の現場では「提供困難」と呼ばれるケースが急増しています。
認知症の症状が激しい方、精神疾患や依存症を抱える方、家族が崩壊している方、支援を拒否する方…。
本来は医療・福祉・司法が連携して支えるべきケースが、介護現場に丸ごと押しつけられています。
さらに深刻なのが、家族からの過度な要求、いわゆる“ペイハラ”です。
「金払ってるんだから言うことを聞け」
「転倒したら訴えるぞ」
「うちの親を最優先しろ」
こうした圧力が、現場の判断を歪め、職員を追い詰めています。
---
■ 2. 私が見た“構造的な放置”の現場
私はかつて、提供困難者を受け入れる専門施設で短期バイトをしました。
そこで見た光景は、今でも忘れられません。
朝、出勤すると、ある利用者の背中が“鎧”のように固まっていました。
前日の夜勤者が、排泄物まみれのまま朝まで放置していたのです。
私は必死で背中を洗いましたが、固まった汚れはなかなか落ちない。
あまりの理不尽さに、思わず「張遼!張遼!」と叫んでしまいました。
三国志ゲームで張遼は防御力が異常に高く、なかなか倒せないからです。
笑うしかないほど悲惨な状況で、心が壊れないための防衛反応でした。
しかし、この放置は“個人の怠慢”ではありませんでした。
---
■ 3. 夜勤手当未払い → サボり黙認 → 行政も労基署も動かない
その施設では、夜勤手当が正社員に支払われていませんでした。
本来は法律で義務づけられた割増賃金です。
しかし現実はこうでした。
- 施設長は夜勤手当を払わない
- 正社員は「じゃあ夜勤は最低限しかしない」とサボりを黙認
- 施設長もそれを知りながら放置
- 利用者は放置される
私は役所に公益通報しました。
しかし返事はありませんでした。
労基署に相談しても、
「そういう契約ならいいんじゃないの」
と、かったるそうな対応でした。
そのとき私は気づきました。
行政も労基署も、
「この施設を潰したら行き場のない利用者が出る」
と恐れているのです。
だから、違法行為があっても、虐待があっても、
“見て見ぬふり” が続く。
この沈黙の共犯関係の犠牲になるのは、
利用者と、まじめに働く職員です。
---
■ 4. だからこそ必要なのが「公務員ヘルパー」と「行政・警察の連携」
私は、現場と制度の両方を見てきた立場から、強く提案したいことがあります。
それが、
「公務員ヘルパーの導入」と「行政・警察の連携による介護支援」です。
公務員ヘルパーは、利益ではなく公共性を軸に動けます。
困難ケースを“受け入れ拒否”せず、家族のハラスメントにも行政として対応できます。
虐待や放置が起きにくい仕組みをつくることができます。
さらに、暴力や威嚇、支援拒否があるケースには、
行政と警察が連携して安全を確保しながら支援に入る。
これは北欧などで実際に行われているモデルに近く、
日本でも導入すれば現場の負担は大きく減ります。
---
■ 5. 介護の崩壊は「他人事」ではない
介護の問題は、介護職員だけの問題ではありません。
親の介護、自分の老後、地域の安全、医療費や介護費の増大。
すべてがつながっています。
介護が崩れれば、地域社会そのものが崩れていきます。
だからこそ、今、制度を変えなければなりません。
現場の声を、社会全体で受け止める必要があります。
---
■ 6. 最後に
私は、利用者の尊厳が奪われる現場を、もう見たくありません。
そして、まじめに働く職員が報われない現場を、もう放置したくありません。
介護は「家族の問題」でも「施設の問題」でもありません。
社会全体で支えるべき公共のインフラです。
どうか皆さん、この問題を自分ごととして考えてください。
そして、現場の声に耳を傾け、制度を変える力になってください。
ご清聴ありがとうございました。
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介護は地域のインフラ
― 社会の土台をどう立て直すか ―
皆さん、今日は「介護の現場で今、何が起きているのか」についてお話しします。
これは介護職員だけの問題ではありません。
私たち一人ひとりの生活、そして地域社会の未来に直結する問題です。
私はこれまで、行政の現場と介護の現場、その両方で働いてきました。
行政職員として制度を見つめ、介護福祉士として現場の苦しみを体で受け止めてきました。
その経験から、どうしても皆さんに伝えたいことがあります。
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■ 1. 「提供困難な要介護者」が増えている現実
今、介護の現場では「提供困難」と呼ばれるケースが急増しています。
認知症の症状が激しい方、精神疾患や依存症を抱える方、家族が崩壊している方、支援を拒否する方…。
本来は医療・福祉・司法が連携して支えるべきケースが、介護現場に丸ごと押しつけられています。
さらに深刻なのが、家族からの過度な要求、いわゆる“ペイハラ”です。
「金払ってるんだから言うことを聞け」
「転倒したら訴えるぞ」
「うちの親を最優先しろ」
こうした圧力が、現場の判断を歪め、職員を追い詰めています。
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■ 2. 私が見た“構造的な放置”の現場
私はかつて、提供困難者を受け入れる専門施設で短期バイトをしました。
そこで見た光景は、今でも忘れられません。
朝、出勤すると、ある利用者の背中が“鎧”のように固まっていました。
前日の夜勤者が、排泄物まみれのまま朝まで放置していたのです。
私は必死で背中を洗いましたが、固まった汚れはなかなか落ちない。
あまりの理不尽さに、思わず「張遼!張遼!」と叫んでしまいました。
三国志ゲームで張遼は防御力が異常に高く、なかなか倒せないからです。
笑うしかないほど悲惨な状況で、心が壊れないための防衛反応でした。
しかし、この放置は“個人の怠慢”ではありませんでした。
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■ 3. 夜勤手当未払い → サボり黙認 → 行政も労基署も動かない
その施設では、夜勤手当が正社員に支払われていませんでした。
本来は法律で義務づけられた割増賃金です。
しかし現実はこうでした。
- 施設長は夜勤手当を払わない
- 正社員は「じゃあ夜勤は最低限しかしない」とサボりを黙認
- 施設長もそれを知りながら放置
- 利用者は放置される
私は役所に公益通報しました。
しかし返事はありませんでした。
労基署に相談しても、
「そういう契約ならいいんじゃないの」
と、かったるそうな対応でした。
そのとき私は気づきました。
行政も労基署も、
「この施設を潰したら行き場のない利用者が出る」
と恐れているのです。
だから、違法行為があっても、虐待があっても、
“見て見ぬふり” が続く。
この沈黙の共犯関係の犠牲になるのは、
利用者と、まじめに働く職員です。
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■ 4. だからこそ必要なのが「公務員ヘルパー」と「行政・警察の連携」
私は、現場と制度の両方を見てきた立場から、強く提案したいことがあります。
それが、
「公務員ヘルパーの導入」と「行政・警察の連携による介護支援」です。
公務員ヘルパーは、利益ではなく公共性を軸に動けます。
困難ケースを“受け入れ拒否”せず、家族のハラスメントにも行政として対応できます。
虐待や放置が起きにくい仕組みをつくることができます。
さらに、暴力や威嚇、支援拒否があるケースには、
行政と警察が連携して安全を確保しながら支援に入る。
これは北欧などで実際に行われているモデルに近く、
日本でも導入すれば現場の負担は大きく減ります。
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■ 5. 介護の崩壊は「他人事」ではない
介護の問題は、介護職員だけの問題ではありません。
親の介護、自分の老後、地域の安全、医療費や介護費の増大。
すべてがつながっています。
介護が崩れれば、地域社会そのものが崩れていきます。
だからこそ、今、制度を変えなければなりません。
現場の声を、社会全体で受け止める必要があります。
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■ 6. 最後に
私は、利用者の尊厳が奪われる現場を、もう見たくありません。
そして、まじめに働く職員が報われない現場を、もう放置したくありません。
介護は「家族の問題」でも「施設の問題」でもありません。
社会全体で支えるべき公共のインフラです。
どうか皆さん、この問題を自分ごととして考えてください。
そして、現場の声に耳を傾け、制度を変える力になってください。
ご清聴ありがとうございました。
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by hiroseto2004
| 2026-01-16 15:25
| 介護・福祉・医療
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