権力は檻の中のライオン――主権者が自治を守るために #はんどう大樹 #衆院選
2026年 01月 19日
権力は檻の中のライオン――主権者が自治を守るために
みなさん、こんにちは。
広島で市民運動と地域の歴史研究に携わってきました元広島県庁職員で介護福祉士の佐藤周一です。
今日は、遠い国の出来事のように見えて、実は私たち自身の暮らしに深く関わる問題についてお話しします。
アメリカ・ミネソタ州で、連邦政府が治安悪化を理由に軍の派遣準備を進めていると報じられました。
抗議の声が上がる地域に軍を向ける――これは民主主義国家において極めて重大なシグナルです。
歴史を振り返ると、1932年のドイツ・プロイセン州で、中央政府が「治安維持」を名目に州政府を排除し、権限を奪った事件がありました。
のちにヒトラー独裁へとつながる、危険な転換点でした。
もちろん、今のアメリカが当時のドイツと同じだと言うつもりはありません。
しかし、“治安”という言葉が、政治的に対立する自治体を締め付ける口実として使われる構造は、時代も国も超えて繰り返されてきました。
そして、これは日本でも他人事ではありません。
中央官僚の方針に異議を唱える自治体が、予算や制度運用で冷遇される。
私自身、行政の現場でその“冷や飯”を痛感してきました。
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🦁 権力は檻に入れられたライオンである
ここで紹介したい人物がいます。
全国で1200回以上の講演を行ってきた弁護士、はんどう大樹さんです。
はんどうさんは、講演の中でこう語ります。
「権力とは、檻に入れられたライオンだ。
檻とは憲法であり、ライオンが暴れないように見張るのは主権者である市民だ。」
この比喩は、私たちが忘れがちな本質を突いています。
権力は、放っておけば必ず外へ出ようとする。
治安、国益、効率化――どんな立派な理由を掲げても、
檻から一歩外に出れば、市民の自由と自治を脅かす存在になる。
だからこそ、主権者である私たちが、
「そのライオンは檻の中にいるか」
を常に監視し続けなければならない。
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🔍 支持している政治家でも、憲法の外に出れば止める
ここで、私たち自身に問いかけたいことがあります。
「支持している政治家だから、正しいはずだ」
「自分の側の政党だから、理由があるはずだ」
そう思って、憲法から外れた行動や、明らかにおかしな政策を
つい正当化してしまうことはないでしょうか。
これは右でも左でも、保守でもリベラルでも起こり得る。
人間である限り、誰もが陥る可能性のある罠です。
しかし、民主主義を守るために必要なのは、
「支持している政治家でも、憲法の外に出れば止める」
という主権者の覚悟です。
政治家を守るのではなく、
政党を守るのでもなく、
憲法と自治と市民の尊厳を守る。
それが、主権者の役割です。
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🌱 自治を守るのは、私たち自身である
ミネソタ州の軍派遣準備も、プロイセン州クーデターも、
そして日本の自治体への“静かな締め付け”も、
すべては同じ問いにつながります。
「権力は檻の中にいるか」
自治とは、中央の言いなりになることではありません。
地域の声を、地域の判断で形にすることです。
その自治が弱められるとき、最初に傷つくのは市民の暮らしであり、
最後に失われるのは民主主義そのものです。
広島は、権力の暴走がどれほどの悲劇を生むかを世界に示した街です。
だからこそ、私たちが言わなければならない。
「どんな理由であれ、権力が檻から出ようとするなら、
主権者として止めるのは私たちだ」と。
みなさんと一緒に、
対立ではなく対話を、
服従ではなく自治を、
恐怖ではなく尊厳を選び取る社会をつくっていきたい。
そのために、今日もここで声を上げています。
どうか、共に歩んでください。
ありがとうございました。
by hiroseto2004
| 2026-01-19 19:00
| 憲法
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