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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004
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 社説:山本ジョージさん 四半世紀ぶりの国会復帰が突きつける“福祉と刑事政策”の課題

 社説:山本ジョージさん 四半世紀ぶりの国会復帰が突きつける“福祉と刑事政策”の課題

四半世紀ぶりに国政へ戻った山本ジョージ氏の当選は、単なる一議席の獲得にとどまらない。
自民党の名簿不足という制度上のミスが背景にあったとはいえ、議席は議席だ。
むしろ、この“偶然の勝利”が、いまの日本社会が抱える深い構造問題を照らし出している。

山本氏は服役経験を持ち、そこで見た現実から「犯罪の背景には福祉の欠落がある」と訴え続けてきた。
刑務所には、生活困窮、障害、依存症、孤立といった問題を抱え、支援につながれなかった人々が多く収容されている。
本来、福祉が届くべき段階で支えられていれば、犯罪に至らなかったケースは少なくない。

この構造は、介護現場でも同じように現れている。
軽犯罪を繰り返す高齢者の多くは、悪意ではなく、支えを失った結果として行動が乱れてしまう。
認知症、孤立、金銭管理の困難、家族関係の断絶――。
こうした問題が積み重なり、最後に“犯罪”という形で表面化する。
「もっと早く福祉につながれていれば」。現場で働く人々が抱くこの思いは、決して特別なものではない。

福祉と刑事政策は、本来別々の領域ではない。
支援につながった人ほど再犯が減るという事実は、福祉が治安対策でもあることを示している。
地域の安心を守るためには、罰を強めるよりも、追い詰められる前に支える仕組みを整える方がはるかに効果的だ。

山本氏の当選は、こうした現場の声を国会に届ける貴重な機会となる。
制度の隙間に落ちた人々をどう支えるか。
福祉と刑事政策をどう接続し、再犯を防ぎ、地域の安心をどう確保するか。
その議論を深めることこそ、今回の“偶然の一議席”が社会にもたらした最大の意味である。

by hiroseto2004 | 2026-02-10 10:29 | 衆院選2026 | Trackback