世界は多極化、日本は単純化。生活が危ない― 広島から問う。対話の時代に、なぜ敵味方論なのか ―
2026年 04月 11日
広島から、世界の動きと私たちの暮らしのつながりを、冷静に見つめたいと思います。
いま世界では、中東での戦争が続き、各地で緊張が高まっています。
その影響は、遠い国の話ではありません。
すでに日本国内でも、シンナーや溶剤が不足し、
建築現場の一人親方、自動車整備工場、塗装業の方々が深刻な影響を受けています。
「材料が入らない」「納期が守れない」「仕事が止まる」
こうした声が県内でも広がっています。
世界の混乱は、私たちの生活に直結しています。
だからこそ、国際情勢を“物語”ではなく、現実の構造で見なければなりません。
中東では、米国とイランの衝突が続き、
その影響で物流が滞り、エネルギー価格が乱高下し、
世界中の産業が揺れています。
日本は石油の多くを中東に依存してきました。
その前提が揺らぐとき、私たちの暮らしも揺らぎます。
一方で、世界の国々は、
「東側か西側か」「味方か敵か」という古い枠組みでは動いていません。
南アジアを見てください。
核保有国で、激しく対立しているように見えるインドとパキスタン。
しかし現実には、どちらもイランと話をつけ、
経済を持ちこたえさせています。
インドはロシアと深い関係を持ち、
パキスタンは中国との結びつきが強い。
それでも両国とも、イランと経済協力を続けています。
つまり、
世界はすでに「東西陣営」では動いていない。
国益に応じて、多方向に関係を結ぶ時代に入っている。
この現実は、台湾でも同じです。
日本では「台湾は親米・反中で一枚岩」というイメージが語られがちですが、
実際にはもっと複雑です。
台湾では、議会第一党の野党・国民党が、
つい昨日、中国共産党と党首会談を行いました。
台湾社会には、米国との関係を重視する声もあれば、
中国との対話を重視する声もあります。
単純な二項対立では説明できません。
世界は複雑で、多層的で、
国ごとに違う事情と歴史を抱えています。
ところが日本国内では、
「東か西か」「味方か敵か」という
時代遅れの陣営論が、政治の議論を支配しつつあります。
この単純化された議論は、
世界の現実を見誤らせ、
私たちの暮らしを守る判断を誤らせる危険があります。
広島は、戦争の惨禍を知る街です。
だからこそ、
暴力や敵対ではなく、
対話と理性で世界を見る視点を持ち続けたい。
世界の構造を正確に理解し、
生活の現場で起きている危機を直視し、
誰かを敵に仕立てるのではなく、
市民の暮らしを守るための現実的な選択肢を考える。
そのために、
広島から、理性と対話の政治を取り戻す声を上げ続けたいと思います。
だからこそ、
暴力や敵対ではなく、
対話と理性で世界を見る視点を持ち続けたい。
世界の構造を正確に理解し、
生活の現場で起きている危機を直視し、
誰かを敵に仕立てるのではなく、
市民の暮らしを守るための現実的な選択肢を考える。
そのために、
広島から、理性と対話の政治を取り戻す声を上げ続けたいと思います。
by hiroseto2004
| 2026-04-11 18:50
| 米国・イスラエルのイラン侵攻2026
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