人気ブログランキング | 話題のタグを見る

エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004

ブッシュ大統領は米国版北条高時になるのか?

ブッシュ大統領もまた「米国版北条高時」になるかもしれません。


ドル・株急落でマーケットも安倍政治からの路線転換 迫る
http://www.news.janjan.jp/government/0708/0708181003/1.php

 その心は「格差拡大とバブルで体制を滅ぼした権力者」ということです。もちろんいかにも「馬鹿殿」であるということも似ていますが。

そもそも本質的にバブルのアメリカ経済

 アメリカ経済は、実をいってしまえば、とくにここ20年(1986年に純債務国に転落)は「大きな意味で、バブル」のようなものでした。(はっきりいえば,ベトナム戦争敗戦以降はかなり苦しくなっていた)。

 巨額の貿易赤字,巨額の対外純債務がなによりの証拠です。「実力以上」を維持してきました。

 自国の生産力以上に,消費をしたり戦争をしたりしてお金を使っている。

 またそうするために,ドルが高いほうが輸入には有利ですし,お金を世界中から集めるためにも,ドルを高めに維持する(とくにレーガン政権前半),ますます産業を弱めるという悪循環もあった。

 そんなアメリカは日本など(最近は中国)から流入したお金で経済をまわしてきました。しかし,当然,対外債務はどんどん拡大しました。

 しかし、なんといってもアメリカは「基軸通貨国」。借金はドルで返済できる強みがあり、1980年代の中南米,1990年代のアルゼンチンのような破綻はおきにくかった。中南米は乱暴に言えば,外貨建てで借りていましたから,返しきれず,破綻が起きたのです。

 要は,アメリカは「人のふんどし」で相撲を取り巻くってきましたのです。

 ブッシュ(息子)大統領になってからは、クリントン時代にせっかく減った財政赤字、貿易赤字をふやしながらも、日本や中国が米国債を買ってくれたおかげで「戦争しまくり」という状態を維持できました。

 裏返しに日本はアメリカにお金を貸しながらモノを買ってもらったといえます。

 しかし、今回、サブプライムローンの焦げ付きに端を発したバブル崩壊は,世界中に暗雲をもたらしているように見えます。

 サブプライムローンは、結局どんどん世界から流れこんだお金を比較的低所得でリスクの高いところに貸し込んだということです。

 所得が低い人にお金を貸す。そもそも格差がどんどん拡大している中で,低所得者にお金を貸したら貸し倒れの危険は強まります。

 しかし,バブルが末期症状になるとこういうことは常におきます。

 アメリカでは、ブッシュ政府のもと、お金持ちは優遇され、お金を貯めたが、ネオコン的経済政策で低所得者は切り捨てられます。

 すると、国内で生活経済に回るお金はあまり伸びない。しかも,そもそもアメリカは産業が金融,農業,軍事以外は空洞化していますから,設備投資の伸びもたかが知れている。

 かくて,行き場を失ったお金はリスクの高い貸し出し先に流れ、そこで焦げ付くのです。

 似たことは,25年前起きました。1980年代前半には,アメリカはメキシコなど,中南米にんだお金が焦げ付きました。このときは,IMFに尻拭いをしてもらいました。

 さて,バブルというのは,多くの場合,格差が背景です。それにより,行き場を失ったお金が大量に発生しているということです。


格差拡大とバブル崩壊に倒れる古今東西の権力者

 似たり寄ったりのことは,昔から繰り返し起きました。

 中世の日本が似ています。中世も貨幣経済が発達しており,土倉と呼ばれる金貸しが発達しました。

 中世の場合は信用が発達していません。ですから,今のような「バブル」はおきない。

 土倉がどんどんお金を溜め込み,担保の土地を武士らから取り上げ,借り手は困窮するだけです。

 混乱は追い詰められた借りての暴動として現れます。

 それは広がれば早く政府を倒します。

 まさに北条高時も新田義貞挙兵から二週間で切腹し、鎌倉幕府滅亡になったのです。5月8日義貞挙兵,15日から16日分倍河原の戦い,そして22日には高時が鎌倉の東勝寺でもう切腹です。

 形態はちがうがブッシュ大統領も「アメリカ幕府最後の権力者」になるかもしれません。

 少なくとも,アメリカは「実力以上」のドルレートを維持することはできない。かなりの調整は迫られます。

 ベトナム戦争末期,アメリカは1ドル=360円だったドルを,71年にいわゆるニクソンショック・スミソニアン協定で308円に切り下げ,そして,73年以降は,変動相場制に移行させた。1978年末頃には一時1ドル=180円を突破したのです。7年でドルは半減してしまいました。

 今,アメリカはイラク戦争に敗北しつつある。ドル価値が半減しない保障はどこにもないのです。少なくともそれくらいの危機感は持っていい。

「アメリカ版北条高時」滅亡に巻き込まれないために

 そんな中で,「平成版・北条高時」=安倍総理が居座る日本はどうなるのか?

 1997年以降,とくに日本もアメリカのバブルに加担した。

 格差を拡大し,内需拡大を怠ったために,行き場を失ったお金がアメリカに流れたのです。アメリカの「年次改革要望書」に従い「構造改革」を進め,橋本総理のいわゆる「金融ビッグバン」,小泉=竹中時代の「金融再生プログラム」で,お金の流出を促進しました。

 そして,企業は,(中国,東南アジア経由も含め)アメリカ輸出に依存しきってしまった。

  私は,「平成版第二次世界大戦」と最近いつも申し上げてきました。実は,まさに,アメリカのネオコン体制と一蓮托生で,日本は敗北したのです。

 「失われた10年」とはバブル後の10年ではなく,むしろ橋本政府末期からの10年間(消費税・健保負担引き上げ)以降のことを言うべきでしょう。小渕政府は,庶民に増税し,お金持ちに減税した。派遣労働を原則解禁し,非正規雇用を増やした。グローバリズムを軍事面で補完する周辺事態法などを制定した。

 ネオコンは敗北し,ネオコンを一時支持してしまった日本国民は年平均1万人の自殺者数増加(昔は2万人だった自殺者が1998年以降は3万以上に増えてしまった)を見ても,廃業した中小企業数を見ても,まさに,東京大空襲並みの惨害を蒙った。

 抜本的に経済政策を転換することが必要ではないか?

 日本の鎌倉時代にも経済対策が行われた。それは徳政令です。しかし,中身は中途半端で,高時滅亡の遠因となった。

 思い切った,積極財政,そして,思い切った所得再分配(セーフティネット構築)による格差是正・内需拡大が必要ではないでしょうか?もうそこまで追い込まれていると思います。

 徳政令という一見過激な手段を故人(ここでは昔の人の意味)が取ったことを考えれば,結論はおのずと明らかだと思います。

 私が提唱する政府貨幣発行と所得再分配強化(最低賃金を足りない分を国家保障する,医療・介護自己負担無料化+投機課税強化)や,国民新党のマニフェストにある地方分権・積極財政・お金持ちや大手企業増税の組み合わせなどはるかに穏健です。

 たしかに「ネオコン」は登場初期には,「反権力」的な色彩を取ることで,新鮮な雰囲気もかもし出した。小泉純一郎さんしかり。石原慎太郎さんしかり。

 そのことで,幻想をまだ抱いている人もいる。古舘伊知郎さんら知識人の中でも安倍総理を「ネオコン」(彼は「小泉改革」と表現するが)を後退させているという批判をする人もいる。

 「アメリカ版北条高時」と一緒に日本が沈没することを避けるためには,そんな幻想を抱いている場合ではないと思います。





ブッシュ大統領は米国版北条高時になるのか?_e0094315_1711491.gif人気blogランキングへ


安倍総理関連他ブログ記事(ABEND)
ブッシュ大統領は米国版北条高時になるのか?_e0094315_14464876.gif


2007年参議院選挙 TBP 

介護福祉関連記事(ブログピープル)

 
トラックバックURL : https://hiroseto.exblog.jp/tb/6325053
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from 年次改革要望書の達人 at 2007-08-31 01:23
タイトル : 年次改革要望書ついて-拒否できない日本 アメリカの日本改..
建築基準法の改正や半世紀ぶりの商法大改正、公正取引委員会の規制強化、弁護士業の自由化や様々な司法改革…。これらはすべてアメリカ政府が彼らの国益のために日本政府に要求して実現させたもので、アメリカの公文書には実に率直にそう明記されている。近年の日米関係のこの不可解なメカニズムのルーツを探り、様々な分野で日本がアメリカに都合のいい社会に変えられて来た経緯を、アメリカの公文書に則して明快平易に描く。1 北京・シカゴ枢軸の怪(ささいな発端/中身はアメリカの制度の焼き直し ほか)/2 対日圧力の不可解なメカニズ...... more
by hiroseto2004 | 2007-08-22 00:10 | 経済・財政・金融 | Trackback(1)