「第35回平和友好祭典」に参加して---農村部の自治体と女性の苦悩目の当たりに
2007年 09月 03日
9月1日から2日にせらにし青少年旅行村での「第35回平和友好祭典」に参加しました。
開祭式のあと被爆者の森田節子さん(写真、県被団協)からお話がありました。

森田さんは、8月6日当日はたまたま爆心地近くでの(今の中区での)建物疎開ではなく東区二葉の里(広島駅新幹線口)付近の畑での作業に従事。
このため生き返ることはできました。しかし、それでも,もちろん,爆心地から2k以内ですから,被爆当時は顔も髪も服も焼けボロボロ。神社に逃げようとしたあと結局みな今の南区方面の学校へ線路づたいに逃げました。
友人は次々途中で家に帰り,学校に家が最も近かった森田さんのみが爆心地から3.5km付近の学校付近まで帰り着きました。森田さんは途中、水も飲む気がせず、出されたおにぎりも食えなかった。
途中大洲の鉄橋(宇品線,今は存在しない)を渡るとき,鉄橋は非常に狭く,落ちるかとひやひやしながらわたりました。
だが,比較的爆心地から遠い,二葉の里で被爆したことと、モノを飲食できなかったことが幸いし助かった、「生きろということだ」とふり帰ります。
父母により手当てをうけ回復するが、被爆して生き延びた生徒と家族はみな厳しい生活をしいられた、戦後しばらくは援護もなく大変だった。夜の町に立つ少女もいたということです。
亡くなった学徒の親は準軍属の遺族として年金がもらえたが子どもを望まぬ靖国にまつられたという葛藤があったそうです。
参加者からは「戦前にまた戻るようで不安」などと感想や質問がでました。
その後,夕方までスポーツ祭典でした。
翌朝は,「文化祭典」。
女性のひろばに参加
「女性のひろば」に参加しました。
女性の人権について,農協労組の溝手さんから提起をいただきました。
日本の男女平等度はGEMが,なんと80か国中43位。人間開発指数HDIが177か国中11位であるのに比べても,かなり低迷していることが伺えます。
ちなみに3部門とも1位は,私がこの5月に訪問したノルウェーです。
日本は政治などの意思決定の場への女性の参加が低く,管理職比率もひくいなどが響いているそうです。
1975年の国際婦人年を契機に,日本でもおおいに女性運動が盛り上がったということです。その中で,不十分ながらも法制度が前進したということです。
国会前での座り込みなども全国から参加して行われたそうです。
しかし、2002年ころからとくにジェンダー・バッシングが右傾化(ネオコン化)の流れと一緒に進みました。
また,1986年の雇用機会均等法施行の際に,そうはいってもコース別人事が温存された(総合職と一般職で,一般職は結果として女性が多い)。さらに,90年代にかけて,労働者派遣法などが次々と成立していきました。女性の正社員が次々,パートや派遣に置き換えられていきました。
そのあと,いろいろ意見交流がありました。
地元の世羅町の女性職員からは,
「自治体はいい、というが、今はさほどよくない。給料も削られるし,「役場の職員だから」ということで,地域のいろいろな役員もやらされる。こどもを省みる暇もなく,公私やすむ間もない。」
「地域の民間企業さんに比べれば,よいといえばよいのかもしれないが」
「今は出産直後の子育てだから,すぐ仕事が終わったら帰るが,本当に他人のことまで目を配れない。メンタル面で参る人が多いのだが。」
「保育士の多くもアルバイトになり,アルバイトの保育士に目を配ることが精一杯で,本来の仕事がやりにくい」
「とてもではないが定年までもつかどうか」
などの声が出ていました。
「職員を本来増やしてほしいと思うが,財政が厳しいといわれると,難しい。ずっと新規採用がゼロだ。」
という声。
これに対し、
「自分だけ我慢するのは簡単。でも、親の労働条件が次世代に影を落としている。中学校など荒れているが,やはり親がかまってやれないのが大きい。やはりあきらめずにがんばらないと。」
「あの時なぜ戦争に反対しなかったの?というのと似た批判を子や孫に受けてはいけない」
「今は,戦前と違い,声を上げられるとき」
という意見もでて有意義でした。
私は,一人だけ男性だったので,なぜ,参加したかと聞かれ少し,戸惑いましたが,
「介護にせよ子育てにせよ,まだ女性の(家庭内)労働力を当てにしている部分が多く,不十分だと思う。政治の場に女性が少ないのが良くないと思い,女性議員を増やすということで,地方選挙,参議院選挙で取り組んできた。」
「きっかけは三井マリ子さんとの出会いで,彼女は,豊中市の女性センターの非常勤館長をしていて,遅滞なく毎年更新されていたが,2002年ごろからネオコンの議員らによる攻撃があった後,2004年に雇い止めになり,裁判になっている。毎回私は公判を傍聴し,この9月12日(水)に大阪地裁で判決がある。良い判決が出ることを願っている。」
と自己紹介しました。
http://fightback.exblog.jp/
(裁判についてはこちら)
午前11時から閉祭式でした。
地方自治体の惨状目の当たりに
それにしても,平和友好祭典の行き来の途中で通過した商店街の衰退にびっくりしました。
私は,「せらにし青少年旅行村」は,2005年,2004年にも訪問しており,この地域は通過しています。
以前、通過したときより街の活気が落ち、愕然としました。大変衝撃を受けました。

見渡す限り,シャッターが閉まっている商店街。「あれ,ここは前,パン屋だったよな?」
「スーパーだったよな?」というところがことごとく,シャッターが閉まっていました。
目分量言えば,3割程度しか開いてなかったと思います。
役場の方から聞いた大変さが,裏付けられた結果です。
そのわりに,妙に新しい道路ができていて,車が全然,通っていない,というところもありました。私たちは,おかげで一瞬道に迷い,遠回りしました。
広島県内でも,沿岸よりの大きい自治体だと,大きな企業の出先の工場ができて表面上は豊かになったかに見えるが,実際は,派遣労働者しかほとんど雇わないので,思ったより税収が上がっていないところもあります。
私は事実上の東京都出身(小学校から大学まで東京)です。最近,帰郷した際,女性の友人と会うのですが,むしろ「あれ,東京の本社のそれなりの大手民間企業のほうが女性にとり働きやすいのではないか?」と目を回すことがあります。
最近は,大手企業も下請けへの締め付けを強めていることが,「周りの民間企業さんに勤めている人も低賃金で厳しい」ということにつながっているのでしょう。そして,利益は多くが東京の本社の企業が受けるから,税収も地方では上がらない。
一方,東京の本社の正社員になれた人の場合は最近の「男女共同参画」施策の恩恵をそれなりに受けられている,地域の縛りもきつくない,ということではないかと思います。格差が影を落としています。
「忙しいのに,地域でも縛られる」という女性の声は,まさに,私が最近強調している「日本の古臭さとアメリカ(グローバリズム)の冷酷さ」を地方に強いる最悪の政治を投影しているのではないか,不幸にも仮説を立証しているのではないか,と思わされました。
ちなみに、ここでは、22人中女性議員は一人もいません。そのことが、「男性のえらい人」中心の政治を招き、女性の職場を狙い撃ちにしている行革にもつながっていると思います。
地元の人も「こんなところに道路なってあったのか?」と驚く,「妙なところ」にできている道路も,結局役立ってないようです。
これは,もとをたどれば,1981年のいわゆる「土光臨調行革路線」(今の小泉純一郎さん,安倍晋三さん,石原慎太郎さんら「ネオコン」の下敷き)に源流をさかのぼります。
本来は
1,景気対策と所得再分配は国で責任を持つ
2,身近なセーフティネット(直接的なサービスの提供)や,地域経済活性化策は地方できめ細かく
が,経済政策のセオリーです。
ところが,あのころから,国は,「増税なき財政再建」を呼号し,国自身が行っていた公共事業や社会保障をカットし始めた。その代わり,地方自治体に借金をさせ,その返済を交付税で面倒を見るという本来の交付税から外れた政策を進めた。夕張の破綻も,結局「最も国に忠実だった」(一時は表彰された)ゆえに起きたわけです。
儲かったのは,結局東京の大きな会社だけです。今も,各地で合併を奨励し,特例債などで,必要もない事業まで行わせる。
その上で,とくに小渕総理以降は,労働の規制緩和などのグローバリズムを進め,セーフティネットを破壊した。そして,小泉さんは,「改革」と称してただただ,国民への負担増を行ったわけです。景気は悪くなり,一方で地方自治体が日常のサービスにも事欠くという
最悪の状況です。
「地方分権」といっても,仕事だけ市町村に投げられ,人員や財源がないので,独自性が発揮できない。相変わらず,省令やその解釈通知などでしばりはあるわけです。たとえるならば,ぐるぐる巻きに縛って,海に投げ落とすような行為です。独自性の発揮のしようもない。
夕張までは行かないが,それでも,2万足らずの人口で200億円以上の借金。広島市でも110万の人口で9000億円ですから,それと比べても,やはり重い。広島県内のすぐ近くの自治体での厳しい実情をつぶさに伺った。倒錯した政治の結末を感じました。
これは,一筋縄ではいかないな,と感じました。今までのやってきたことをひっくり返す,ある種の「逆構造改革」くらいの感じでないと難しいのではないかと。安倍さんが言う「改革を進めつつ痛みを緩和」では無理ではないかと。
国がきちんと,社会保障や雇用など,セーフティネットを張りなおす。竹中平蔵さんにより強行された「金融改革」も,中小企業を直撃しました。全面的に見直すべきでしょう。「格差是正」か「経済成長か」は不毛な議論で,むしろ,セーフティネット整備で,不安を解消し,景気を良くする。
一方,地方自治体に対しては,思い切って,省令や通知を廃止し,やりやすくする。その中で,自治体が独自性を発揮する。というふうにドラスティックなことをする覚悟ないと,だめなような気がしました。
一方で,この地域には参院選の名残で,政党ポスター用の看板がたくさんありましたが,私が見たものは全部野党のものです。(逆に時々行く東京都内のほうがまだ自民党の看板が多くあります)。昔なら全く考えられないことでしたが,政治の質的な変化を予感させました。
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このため生き返ることはできました。しかし、それでも,もちろん,爆心地から2k以内ですから,被爆当時は顔も髪も服も焼けボロボロ。神社に逃げようとしたあと結局みな今の南区方面の学校へ線路づたいに逃げました。
友人は次々途中で家に帰り,学校に家が最も近かった森田さんのみが爆心地から3.5km付近の学校付近まで帰り着きました。森田さんは途中、水も飲む気がせず、出されたおにぎりも食えなかった。
途中大洲の鉄橋(宇品線,今は存在しない)を渡るとき,鉄橋は非常に狭く,落ちるかとひやひやしながらわたりました。
だが,比較的爆心地から遠い,二葉の里で被爆したことと、モノを飲食できなかったことが幸いし助かった、「生きろということだ」とふり帰ります。
父母により手当てをうけ回復するが、被爆して生き延びた生徒と家族はみな厳しい生活をしいられた、戦後しばらくは援護もなく大変だった。夜の町に立つ少女もいたということです。
亡くなった学徒の親は準軍属の遺族として年金がもらえたが子どもを望まぬ靖国にまつられたという葛藤があったそうです。
参加者からは「戦前にまた戻るようで不安」などと感想や質問がでました。
その後,夕方までスポーツ祭典でした。
翌朝は,「文化祭典」。
女性のひろばに参加
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女性の人権について,農協労組の溝手さんから提起をいただきました。
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ちなみに3部門とも1位は,私がこの5月に訪問したノルウェーです。
日本は政治などの意思決定の場への女性の参加が低く,管理職比率もひくいなどが響いているそうです。
1975年の国際婦人年を契機に,日本でもおおいに女性運動が盛り上がったということです。その中で,不十分ながらも法制度が前進したということです。
国会前での座り込みなども全国から参加して行われたそうです。
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そのあと,いろいろ意見交流がありました。
地元の世羅町の女性職員からは,
「自治体はいい、というが、今はさほどよくない。給料も削られるし,「役場の職員だから」ということで,地域のいろいろな役員もやらされる。こどもを省みる暇もなく,公私やすむ間もない。」
「地域の民間企業さんに比べれば,よいといえばよいのかもしれないが」
「今は出産直後の子育てだから,すぐ仕事が終わったら帰るが,本当に他人のことまで目を配れない。メンタル面で参る人が多いのだが。」
「保育士の多くもアルバイトになり,アルバイトの保育士に目を配ることが精一杯で,本来の仕事がやりにくい」
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などの声が出ていました。
「職員を本来増やしてほしいと思うが,財政が厳しいといわれると,難しい。ずっと新規採用がゼロだ。」
という声。
これに対し、
「自分だけ我慢するのは簡単。でも、親の労働条件が次世代に影を落としている。中学校など荒れているが,やはり親がかまってやれないのが大きい。やはりあきらめずにがんばらないと。」
「あの時なぜ戦争に反対しなかったの?というのと似た批判を子や孫に受けてはいけない」
「今は,戦前と違い,声を上げられるとき」
という意見もでて有意義でした。
私は,一人だけ男性だったので,なぜ,参加したかと聞かれ少し,戸惑いましたが,
「介護にせよ子育てにせよ,まだ女性の(家庭内)労働力を当てにしている部分が多く,不十分だと思う。政治の場に女性が少ないのが良くないと思い,女性議員を増やすということで,地方選挙,参議院選挙で取り組んできた。」
「きっかけは三井マリ子さんとの出会いで,彼女は,豊中市の女性センターの非常勤館長をしていて,遅滞なく毎年更新されていたが,2002年ごろからネオコンの議員らによる攻撃があった後,2004年に雇い止めになり,裁判になっている。毎回私は公判を傍聴し,この9月12日(水)に大阪地裁で判決がある。良い判決が出ることを願っている。」
と自己紹介しました。
http://fightback.exblog.jp/

午前11時から閉祭式でした。
地方自治体の惨状目の当たりに
それにしても,平和友好祭典の行き来の途中で通過した商店街の衰退にびっくりしました。
私は,「せらにし青少年旅行村」は,2005年,2004年にも訪問しており,この地域は通過しています。
以前、通過したときより街の活気が落ち、愕然としました。大変衝撃を受けました。

見渡す限り,シャッターが閉まっている商店街。「あれ,ここは前,パン屋だったよな?」
「スーパーだったよな?」というところがことごとく,シャッターが閉まっていました。
目分量言えば,3割程度しか開いてなかったと思います。
役場の方から聞いた大変さが,裏付けられた結果です。
そのわりに,妙に新しい道路ができていて,車が全然,通っていない,というところもありました。私たちは,おかげで一瞬道に迷い,遠回りしました。
広島県内でも,沿岸よりの大きい自治体だと,大きな企業の出先の工場ができて表面上は豊かになったかに見えるが,実際は,派遣労働者しかほとんど雇わないので,思ったより税収が上がっていないところもあります。
私は事実上の東京都出身(小学校から大学まで東京)です。最近,帰郷した際,女性の友人と会うのですが,むしろ「あれ,東京の本社のそれなりの大手民間企業のほうが女性にとり働きやすいのではないか?」と目を回すことがあります。
最近は,大手企業も下請けへの締め付けを強めていることが,「周りの民間企業さんに勤めている人も低賃金で厳しい」ということにつながっているのでしょう。そして,利益は多くが東京の本社の企業が受けるから,税収も地方では上がらない。
一方,東京の本社の正社員になれた人の場合は最近の「男女共同参画」施策の恩恵をそれなりに受けられている,地域の縛りもきつくない,ということではないかと思います。格差が影を落としています。
「忙しいのに,地域でも縛られる」という女性の声は,まさに,私が最近強調している「日本の古臭さとアメリカ(グローバリズム)の冷酷さ」を地方に強いる最悪の政治を投影しているのではないか,不幸にも仮説を立証しているのではないか,と思わされました。
ちなみに、ここでは、22人中女性議員は一人もいません。そのことが、「男性のえらい人」中心の政治を招き、女性の職場を狙い撃ちにしている行革にもつながっていると思います。
地元の人も「こんなところに道路なってあったのか?」と驚く,「妙なところ」にできている道路も,結局役立ってないようです。
これは,もとをたどれば,1981年のいわゆる「土光臨調行革路線」(今の小泉純一郎さん,安倍晋三さん,石原慎太郎さんら「ネオコン」の下敷き)に源流をさかのぼります。
本来は
1,景気対策と所得再分配は国で責任を持つ
2,身近なセーフティネット(直接的なサービスの提供)や,地域経済活性化策は地方できめ細かく
が,経済政策のセオリーです。
ところが,あのころから,国は,「増税なき財政再建」を呼号し,国自身が行っていた公共事業や社会保障をカットし始めた。その代わり,地方自治体に借金をさせ,その返済を交付税で面倒を見るという本来の交付税から外れた政策を進めた。夕張の破綻も,結局「最も国に忠実だった」(一時は表彰された)ゆえに起きたわけです。
儲かったのは,結局東京の大きな会社だけです。今も,各地で合併を奨励し,特例債などで,必要もない事業まで行わせる。
その上で,とくに小渕総理以降は,労働の規制緩和などのグローバリズムを進め,セーフティネットを破壊した。そして,小泉さんは,「改革」と称してただただ,国民への負担増を行ったわけです。景気は悪くなり,一方で地方自治体が日常のサービスにも事欠くという
最悪の状況です。
「地方分権」といっても,仕事だけ市町村に投げられ,人員や財源がないので,独自性が発揮できない。相変わらず,省令やその解釈通知などでしばりはあるわけです。たとえるならば,ぐるぐる巻きに縛って,海に投げ落とすような行為です。独自性の発揮のしようもない。
夕張までは行かないが,それでも,2万足らずの人口で200億円以上の借金。広島市でも110万の人口で9000億円ですから,それと比べても,やはり重い。広島県内のすぐ近くの自治体での厳しい実情をつぶさに伺った。倒錯した政治の結末を感じました。
これは,一筋縄ではいかないな,と感じました。今までのやってきたことをひっくり返す,ある種の「逆構造改革」くらいの感じでないと難しいのではないかと。安倍さんが言う「改革を進めつつ痛みを緩和」では無理ではないかと。
国がきちんと,社会保障や雇用など,セーフティネットを張りなおす。竹中平蔵さんにより強行された「金融改革」も,中小企業を直撃しました。全面的に見直すべきでしょう。「格差是正」か「経済成長か」は不毛な議論で,むしろ,セーフティネット整備で,不安を解消し,景気を良くする。
一方,地方自治体に対しては,思い切って,省令や通知を廃止し,やりやすくする。その中で,自治体が独自性を発揮する。というふうにドラスティックなことをする覚悟ないと,だめなような気がしました。
一方で,この地域には参院選の名残で,政党ポスター用の看板がたくさんありましたが,私が見たものは全部野党のものです。(逆に時々行く東京都内のほうがまだ自民党の看板が多くあります)。昔なら全く考えられないことでしたが,政治の質的な変化を予感させました。
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by hiroseto2004
| 2007-09-03 12:13
| 反核・平和
|
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