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by hiroseto2004

「遺伝子組み換え作物の現状」 天笠啓祐さん講演会

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 8日、広島市中区のアステールプラザで、「グローバリゼーションを問う広島ネットワーク」設立三周年記念講演会として「世界に広がる遺伝子組み換え作物」とのタイトルでジャーナリストの天笠啓祐さんの講演会がありました。

 天笠さんのお話の概要は以下です。

「遺伝子組み換え自体は技術としては、意外とうまくいっていません。

現状、除草剤体制と殺虫性作物くらいしかうまくいかないのです。

この2つは極めて簡単なのでうまくいく。そして、省力化とコストダウンになります。

ただし、殺虫毒素は当然、食べる部分にも入る、本当にいいのかという疑問が起きています。

遺伝子組み換えを一言でいえば、「他の生物の遺伝子を入れる」ことです。

今、研究者は以下のようなものを試しているそうです。ブタにほうれん草の遺伝子を入れる。

ヒラメは寒さに強いからそれを植物にいれるなどの夢を研究者たちは語っているそうです。

塩に強い、干ばつに強いなども開発される。それが便利にみえるが、落とし穴があります。

しかし、いまある生物は自然の中で生きていくために合理的な姿にあるわけで、何が起きるかわからない。

 シロアリの体内のバクテリアを改造すればセルロースを分解し、エタノール燃料にも利用しやすい。しかし、そのバクテリアが逃げ出してしまえば、当然、木材に取り付き、家があちこちで崩壊するということもおきえます。

実際、原油を分解するバクテリアがありましたが、実用化されなかったのは、油田に入ったらえらいことになるからです。

組み換え作物による環境汚染も深刻です。菜種を輸入する港の近くでは、組みかえられた菜種の種がこぼれ、自生してしまっています。

モンサント社は、遺伝子組み換え作物の特許を握ることで、種を支配し、そして農業全体を支配しています。警察のような組織をつくり、農家が遺伝子組み換えの種を勝手に使っていないかチェックし、「検挙」し、農家を訴えているそうです。

中には、他の畑の組み換え作物の花粉が飛んできて、自分の畑の作物が結果として組み換え作物になってしまったのに、「検挙」され、裁判に訴えられ、結局負けてしまった農家もあります。」

「さて、日本では遺伝子組み換え食品は栽培されていません。遺伝子組み換え作物を研究している都道府県はなくなり、民間企業も多くが撤退しました。

 これは、例えば愛知県で、モンサント社と県が共同で組み替え稲を開発しようとしたことに、消費者が抗議デモを行うなどしたことが効いている、ということです。

しかし、日本人が一番遺伝子組み換え作物を食べています。日本はアメリカから大豆やとうもろこしを輸入しているが、大豆の六割、トウモロコシの四割が遺伝子組み換えと推定されます。

 豆腐や味噌にはもし遺伝子組み換え食品であれば表示しなければならないが、しょうゆや食用油はしなくてよい。このため、豆腐や味噌は、売れ行きが落ちてはいけないので、企業も組み換え作物は使わないが、しょうゆの大豆や食用油の菜種などに、大量に遺伝子組み換え作物が入っています。

 欧州では、遺伝子組み換え食品そのものが全て表示を義務つけられ、消費者の力により、流通していません。欧州の場合は、「環境を破壊するようなものを食っていいのか?」という意識があるからです。

カナダなどでは、自治体で遺伝子組み換え反対運動が起き、バンクーバー州では遺伝子組み換えフリー(英語で「FREE]ですから、遺伝子組み換えなしと言う意味です。)ゾーンになったということです。

 アメリカで組み換え作物反対の自治体と推進の連邦政府の間でつばぜり合いがあるそうです。

消費者がとにかく声を上げることが大事です。

例えばビールやチョコレートに組み換え作物が使われる可能性があります。メーカーに消費者の声を届けるべきです」
とし、消費者が声を上げることが効果的、と締めくくりました。

「バイオ燃料のためには、組み換え作物も必要とブッシュ大統領らはいっているが」
という質問に対しては、天笠さんは
「アメリカのようにとうもろこしからバイオ燃料を作るためには、1.1リットルのエタノールをつくるのに同じだけの石油が必要。大変無駄なことです。」
ということで、一部の企業が儲けるために、バイオ燃料も利用されているということです。
(ブラジルでは、サトウキビから燃料を作り、粕も肥料として使うので、はるかに効率的です)。

一部企業の利益のために、環境や安全が犠牲にされて良いのか。

 大手企業経営者や、政府幹部ら「えらい人」は、エネルギー問題の解決のためなど、「大義名分」をいろいろ並べてくるが、本当に効率的なのか?

遺伝子組み換えは技術的にもそうそうあまくはない。

こういうことが良く分かりました。また、欧州のように、きちんと声を消費者があげればよいということもわかりました。

http://www.geocities.jp/hg_net2003/グローバリゼーションを問う広島ネットワーク


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by hiroseto2004 | 2007-09-08 21:06 | 農業・食料 | Trackback