「館長雇い止め・バックラッシュ裁判」の判決がいよいよ、12日
2007年 09月 10日
「館長雇い止め・バックラッシュ裁判」の判決がいよいよ、12日です。
http://fightback.exblog.jp
12日(水)午後1時10分 大阪地裁へ!
大阪地方裁判所は、地下鉄の淀屋橋下車、徒歩10分ぐらいです。
三井裁判の判決は9月12日(水)午後1時10分、地裁809号法廷。
法廷に来られない方で、弁護士解説つき交流会に参加する人は、大阪弁護士会館にどうぞ。午後2時からです。
館長雇い止め・バックラッシュ裁判の判決が12日・大阪地裁809号法廷で13時10分からあります。
原告側の最終準備書面などによると、概要は以下です。
2000年に、豊中市の男女共同参画推進センター「すてっぷ」の非常勤全国公募館長に選ばれた三井マリ子さん。
2001年度、2002年度、2003年度と、形式的な手続きで、遅滞なく、再任されていました。全国公募までしたのだから当然です。
ところが、2002年秋ごろから、豊中市のネオコンで鳴らす市議(当時)・北川悟司さんらが、すてっぷへの攻撃を強めた。
そうした中、男女共同参画条例案を2003年三月市議会に上程するのを市は、否決を恐れてあきらめてしまった。
そして、5月ごろ、北川議員と密約を行い、条例を通す代わりに、三井さんの首を差し出すこととした。そして、三井さんの首を切るために、「組織体制の見直し」に着手したのです。
例えば、2002年12月の時点では「「市民」ではなく、特定のグループに属した極めて組織的活動」と言う認識だったが、今は「市民のさまざまな意見や考え方」という認識になっているわけです(最終準備書面81ページから82ページ)。
2003年秋の議会で条例は可決。北川議員は,中身的には条例内容に反対する討論をしながら,「賛成討論だ」と締めくくり,会派「新政とよなか」全員で賛成したという不可解な行動をとりました。
一方で、市は着々と三井さんに隠れて、首切りの準備を進めたのです。そして、理事
会の2ヶ月も前に後任候補者を桂さんに事実上決定してしまった。
異変に気づいた三井さんは、雇用継続の意思を文書で市に出します。そんなことが
あってか、市は次期館長採用選考委員会を立ち上げて、面接試験をすると言い出しま
す。そこで三井さんは常勤館長に応募。だが、市が裏で決定していた寝屋川市の桂容
子さんが「合格」とされました。
その裏で、本郷部長も山本事務局長も原告が「常勤は無理だといっている」という
嘘を振りまき、多くの候補に懇願していました。桂さんもすっかりだまされ、次期館
長就任を受諾します。
本郷部長(当時)は、桂さんに「あなたしかいない」と言い(一村市議(当時)の
陳述書より、2月21日の証人尋問でも追認)、桂さんは、採用面接を「たんなる形
式、手順をふむだけのもの」と認識していました。
大阪・豊中市の「館長雇い止め」訴訟で現館長の証人尋問
http://www.janjan.jp/area/0702/0702220461/1.php
だが、部長は一方で「公正な面接を行った」と証言(5月22日証人尋問)。
館長雇い止め・バックラッシュ裁判 第1回証人尋問
http://www.janjan.jp/area/0605/0605234886/1.php
一方、三井さん排除にかかわったすてっぷの当時の山本事務局長は、自分で面接の結果を作成したと白状してしまっています。
館長雇い止め・バックラッシュ裁判・第2回証人尋問
http://www.janjan.jp/government/0607/0607087526/1.php
このような、三井さんをぼろぼろに使い捨て、そして桂さんという女性も愚弄することが行われた末、三井さんは雇い止め。
その後、就任した桂さんも「組織体制強化のため」「地域密着型」という名目で就任したが、実際は、管理事務ばかりで、男女共同参画の仕事はあまりさせてもらえません。(原告最終準備書面184ページ)。そして、2006年度末で退職しました。
男女参画施設「すてっぷ」は強化されたか?
http://www.janjan.jp/area/0703/0703212118/1.php二代目館長退陣で「豊中すてっぷ」の不透明な明日
http://www.janjan.jp/area/0704/0704163828/1.php
市側の「組織体制強化」のため、「常勤館長にする」から「三井さんではだめ」という論理は崩壊しているのです。
女性の人権向上のための施設を舞台にして起きた、女性の使い捨て。そして非正規雇用の使い捨て。
そして、私自身の経験からも「声のでかい議員」に脅されると屈する傾向がある行政。それに漬け込む議員。あるいは、せっかくのプロを大事にして本気で施策を進めようとしないで無駄が多くなる行政。
http://www.janjan.jp/government/0708/0708170913/1.php
現代の政治や行政の抱える、さまざまな問題点が裁かれる裁判です。ぜひ判決公判の傍聴においでください。
関連記事
http://www.janjan.jp/area/0706/0706076850/1.php
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大阪地方裁判所は、地下鉄の淀屋橋下車、徒歩10分ぐらいです。
三井裁判の判決は9月12日(水)午後1時10分、地裁809号法廷。
法廷に来られない方で、弁護士解説つき交流会に参加する人は、大阪弁護士会館にどうぞ。午後2時からです。
館長雇い止め・バックラッシュ裁判の判決が12日・大阪地裁809号法廷で13時10分からあります。
原告側の最終準備書面などによると、概要は以下です。
2000年に、豊中市の男女共同参画推進センター「すてっぷ」の非常勤全国公募館長に選ばれた三井マリ子さん。
2001年度、2002年度、2003年度と、形式的な手続きで、遅滞なく、再任されていました。全国公募までしたのだから当然です。
ところが、2002年秋ごろから、豊中市のネオコンで鳴らす市議(当時)・北川悟司さんらが、すてっぷへの攻撃を強めた。
そうした中、男女共同参画条例案を2003年三月市議会に上程するのを市は、否決を恐れてあきらめてしまった。
そして、5月ごろ、北川議員と密約を行い、条例を通す代わりに、三井さんの首を差し出すこととした。そして、三井さんの首を切るために、「組織体制の見直し」に着手したのです。
例えば、2002年12月の時点では「「市民」ではなく、特定のグループに属した極めて組織的活動」と言う認識だったが、今は「市民のさまざまな意見や考え方」という認識になっているわけです(最終準備書面81ページから82ページ)。
2003年秋の議会で条例は可決。北川議員は,中身的には条例内容に反対する討論をしながら,「賛成討論だ」と締めくくり,会派「新政とよなか」全員で賛成したという不可解な行動をとりました。
一方で、市は着々と三井さんに隠れて、首切りの準備を進めたのです。そして、理事
会の2ヶ月も前に後任候補者を桂さんに事実上決定してしまった。
異変に気づいた三井さんは、雇用継続の意思を文書で市に出します。そんなことが
あってか、市は次期館長採用選考委員会を立ち上げて、面接試験をすると言い出しま
す。そこで三井さんは常勤館長に応募。だが、市が裏で決定していた寝屋川市の桂容
子さんが「合格」とされました。
その裏で、本郷部長も山本事務局長も原告が「常勤は無理だといっている」という
嘘を振りまき、多くの候補に懇願していました。桂さんもすっかりだまされ、次期館
長就任を受諾します。
本郷部長(当時)は、桂さんに「あなたしかいない」と言い(一村市議(当時)の
陳述書より、2月21日の証人尋問でも追認)、桂さんは、採用面接を「たんなる形
式、手順をふむだけのもの」と認識していました。
大阪・豊中市の「館長雇い止め」訴訟で現館長の証人尋問
http://www.janjan.jp/area/0702/0702220461/1.php
だが、部長は一方で「公正な面接を行った」と証言(5月22日証人尋問)。
館長雇い止め・バックラッシュ裁判 第1回証人尋問
http://www.janjan.jp/area/0605/0605234886/1.php
一方、三井さん排除にかかわったすてっぷの当時の山本事務局長は、自分で面接の結果を作成したと白状してしまっています。
館長雇い止め・バックラッシュ裁判・第2回証人尋問
http://www.janjan.jp/government/0607/0607087526/1.php
このような、三井さんをぼろぼろに使い捨て、そして桂さんという女性も愚弄することが行われた末、三井さんは雇い止め。
その後、就任した桂さんも「組織体制強化のため」「地域密着型」という名目で就任したが、実際は、管理事務ばかりで、男女共同参画の仕事はあまりさせてもらえません。(原告最終準備書面184ページ)。そして、2006年度末で退職しました。
男女参画施設「すてっぷ」は強化されたか?
http://www.janjan.jp/area/0703/0703212118/1.php二代目館長退陣で「豊中すてっぷ」の不透明な明日
http://www.janjan.jp/area/0704/0704163828/1.php
市側の「組織体制強化」のため、「常勤館長にする」から「三井さんではだめ」という論理は崩壊しているのです。
女性の人権向上のための施設を舞台にして起きた、女性の使い捨て。そして非正規雇用の使い捨て。
そして、私自身の経験からも「声のでかい議員」に脅されると屈する傾向がある行政。それに漬け込む議員。あるいは、せっかくのプロを大事にして本気で施策を進めようとしないで無駄が多くなる行政。
http://www.janjan.jp/government/0708/0708170913/1.php
現代の政治や行政の抱える、さまざまな問題点が裁かれる裁判です。ぜひ判決公判の傍聴においでください。
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by hiroseto2004
| 2007-09-10 12:53
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