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by hiroseto2004

館長雇い止め・バックラッシュ裁判 不当判決!

原告敗訴の残念な結果となりま
した。

法廷が13時10分に開始。

山田裁判長が入ってきました。しかし、裁判長の顔に精気がなく、目が死んでいたような気がしました。嫌な予感がしました。

そして、マスコミのTV撮影を二分間行った後、裁判長が判決を読み上げました。

「原告の請求をいずれも棄却する。訴訟費用は原告の負担とする。」

支援者の皆さんは、一人「え」と声を上げただけで、それ以上声にもならないくらいでした。

14時20分くらいから、裁判所の記者クラブで記者会見。

弁護団は

「請求棄却という残念な結果」

「男女平等阻む勢力に屈した豊中市と財団が非常勤館長をやめさせ常勤への採用を拒否した」

「市も財団も三井さんを実績を認めつつ「看板」だったとした。組織体制変更後、館長になった桂さんも退陣し、空席。その桂さんも強化になっていないと証言した。

それを財団で議論なく、秘密裏に市が決定した。2003年12月16日に桂さんにきめていながら山本事務局長は「第一義的には三井さん」と言った。」

「2004年2月21日には採用面接をしたが、その前に桂さんに「あなたしかいない」と部長が選考委員会にいた」

と経緯を説明、

「慰謝料をはらわないといけない程度の違法性はない、として請求を棄却した。」

と裁判長を批判しました。

「一年更新に関する日立メディコ事件での判例も無視した。期待権を法的権利とはいえないとしている」

「組織体制変更についても山本さんが情報を意図的に秘匿した、と認めながら理由は不明とし、違法ではない、組織体制変更はおかしいとはいえない、とした」

「部長が面接委員になった採用面接にしても「公正さに疑念をいだかざるをえない」としながら「選考結果に影響を与えたとはいいきれない」としている」

「おかしいことは多くある、としながら、慰謝料にまでは値しないとしている」

などと判決の矛盾を指摘しました。

三井さんは

「何も知らされず、労働権を奪われた。在任中、市からは批判や問題の指摘はなかった」

「今辞任した安倍さんを中心とした男女平等を引き戻していこうという議員が内外で圧力をかけた。それに困った行政が非常勤の私を雇いどめにした。筆舌に尽くしがたい首のきられかたをした。」

「苦しみがいやされるのが司法と思った。しかし不当な判決でさらに苦しむことになった」
「二千万人の非常勤の権利にマイナス。」
「この判決がバックラッシュを加速させかねないと思う。」

質疑応答の中で弁護団は「不公正を行政がやったとき中身を立証しないとだめ、というはなしだ」と怒りをあらわにしました。

そして「控訴の方向で検討する」とします。


とくに、「公正さに疑念を抱かざるを得ない」としながら、「選考結果に影響を与えたとはいいきれない」として組織体制見直しが違法とはいえない、というのは時代感覚のずれを感じました。

今の流れは「アカウンタビリティー(説明責任)」です。大臣は、金の問題で説明が出来なければ即「切腹」です。行政は説明が付かないことはやってはいけない、企業も同じ。そういう時代なのです。

「説明できなかった」赤城農林大臣が辞任したのと同じく、「選考結果に影響を与えなかった」ということを証明できないなら市は、道義的にもそして法的にも責任を問われるべきではないでしょうか?

その流れにも真っ向から反する判決ではないでしょうか?

また、判決文は、「原告に組織体制見直しに関する情報を秘匿したのは、どうせ辞める原告に話しても仕方がないと考えたかもしれない」などと被告も言っていないような勝手な推測もし
ています。

全体としてみると、時代の流れとか、あるいは、事件全体の流れなどを無視して、無機的に法律を当てはめているだけのような感があります。事件全体を有機的に裁こうとしていないと思います。

はっきりいって行政の「えらい人」に肩入れする、政治的な判決ともいえます。いまさらながらですが三権分立にも反するような司法の状態に嘆息せざるを得ません。

山田裁判長には悪いが、彼が行政職員だったらあんな仕事の仕方をしていたら、上司から怒られるでしょう。行政でも、仕事を無機的にしてはいけないというのが、だんだん流れになっているのです。

不当判決!

無念の一語につきます。理不尽に首を切られた苦しみの消えない私をさらに苦しめる不当な判決にほかなりません。このたびの私の雇止めと採用拒否は、バックラッシュ(ⅰ) の動きに屈した豊中市が、すてっぷの組織強化を名目にして画策・実行したきわめて不当なものです。これは、数々の証拠書類によって明らかにされています。私は司法の正義を信じて提訴しました。しかし裁判長は正しい判断をしませんでした。以下、裁判に至る経緯と私の気持です。

2003年11月8日、豊中市の人権文化部(ⅱ)長 は、「すてっぷ館長を非常勤から常勤にする。これは組織強化のためである。正式には理事会で決定される」と私に言いました。市派遣のすてっぷ事務局長は、「万が一常勤になったら、第一義的には三井さんです」と私に明言しました。

それから1カ月後の12月のある日、まったくの偶然から、私の後任の館長の人選が隠密裏に進められていることを知りました。しかも、市は、「三井は辞めることを承諾している」との嘘を振りまきながら次期館長候補をくどいていることもわかりました。非常勤館長ポストをなくすことで私をすてっぷから排除する(雇止めする)ことが画策されているのではないか、と、私は不安に思うようになりました。

さらに2004年1月ごろ、次期館長(常勤)は、すでに寝屋川市の外郭団体非常勤職員桂容子さんに決定しているというネット情報が流れてきました。私がこの一連の豊中市の動きに疑義を抱いたことが原因だと思いますが、市と財団は、常勤館長採用のための選考委員会を立ち上げ、面接試験をすると言い出しました。私は受験を申し入れました。しかし、私は不合格で、桂さんが合格でした。こうして豊中市の嘘と徹底した情報隠しの下で進められた館長排除工作によって、私は職場から追われました。

全国公募で館長に就任以来、私は誠実に仕事をし続け、豊中市や財団からその貢献を評価されこそすれ批判されたことは一度もありませんでした。にもかかわらず極めて陰湿な方法で、雇用継続を拒否され、労働権をはく奪されたのです。私は、この不当性を訴えるために提訴しました。

今日の判決は、2000万人ともいわれる非常勤で働く多くの人たちの権利擁護にとっても大きなマイナスです。さらに館長排除工作の背景にバックラッシュ勢力(国や自治体の男女平等政策を踏みつぶしては快哉を叫ぶ勢力)の圧力があった点に裁判長がまったく理解を示さなかったことは、彼/彼女らに痛めつけられている多くの人たちのことを考えると胸が痛みます。バックラッシュの勢いはひどくなる一方ですが、この判決がそれを加速させるのではないかという強い危機感を持ちます。

2007年9月12日
三井マリ子(原告)
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ⅰ英語Backlash(反動、逆流)のカタカナ表記。アメリカの女性解放運動への組織的攻撃について著した『バックラッシュ』(スーザン・ファルーディ、1991)が世界的ベストセラーとなったことから、男女平等推進の流れを阻もうとする反動現象をこう呼ぶようになった。日本では、男女共同参画社会基本法成立前後から、地方議会を中心に議員の質問という形をとって、男女平等推進行政の動きに待ったをかける動きが全国にまきおこっている
ⅱ豊中市の男女共同参画行政の責任部局。すてっぷは公設民営の民間法人であるが、実質的にその傘下に置かれている


きわめて不当な判決

きわめて不当な判決である。
 本件は、男女平等を阻もうとするバックラッシュ勢力に屈した豊中市と財団が、1年契約の非常勤館長雇い止め、常勤館長採用拒否の形で原告をすてっぷから排除した事案である。
 原告は全国公募で2000年9月1日、被告財団に雇用され、1年契約を更新しながら、男女平等の実現のためすてっぷの館長として仕事をしてきた。
 原告の実績については被告市、被告財団ともに認めているが、被告らは市をアピールするための看板としての役割は終わったとして原告を組織体制の変更に名を借りて、2004年3月31日雇い止めした。
 非常勤館長を廃止する組織体制の変更はすてっぷの強化のためであるとしているが、原告の後任の桂館長(2007年3月31日退職)さえも、「仕組みとして強化になっていない。」と証言している。
 被告財団事務局の組織体制の変更であれば、当然に財団事務局内で充分な議論と検討がなされるのが通常であるが何らなされず、被告市が決定した。
 非常勤館長職廃止を決定した市は平成15年10月中旬から予算の確保ができたとして、常勤館長の人選を始め、平成15年12月16日には桂前館長に決めて前館長の職場であった寝屋川市にも挨拶に行き、他方、「第1義的には(常勤館長は)三井さんです。」と被告財団の事務局長は言ってきた。
 2004年2月22日に常勤館長の採用面接が2人に対して行われたが、それに先立つ2月9日に「三井さんが残りたいと言っているのに行く気はありません。」と言う桂前館長に市は「桂さんしかいない。」と説得し、その説得した本郷部長が選考委員になって形ばかりの選考を行い、原告を採用拒否した。
 これらの事実はいずれも、証拠により明らかになっている。
 判決は証拠を正しく見ず、その結果、強まっている男女平等に対するバックラッシュ攻撃に与し、男女平等を後退させる判決をした。また、非正規職員の地位についても、契約の更新による期待権を認める1986年12月の日立メディコ判決最高裁判決からも後退する判決であって断じて容認できない。
 また、この裁判の過程で明らかになったのは、豊中市が予算等について法令に則らずに、市長が決め、財団の館長人事を決めたことであるが、判決はこれに対しても何らの判断をしていない。
     


2007年9月12日
三井マリ子代理人弁護士一同

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by hiroseto2004 | 2007-09-12 23:27 | ジェンダー・人権(裁判) | Trackback