人気ブログランキング |

エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004

「ダラダラ小泉継続」路線---福田総理の所信表明演説

e0094315_1847474.jpg


「ダラダラ小泉継続」路線。

 これが今日の福田総理の所信表明演説を表現するのに、ぴったりきます。

http://www.kantei.go.jp/jp/hukudaspeech/2007/10/01syosin.html

 経済では、伊吹文明幹事長や谷垣政調会長を登用したので、案外、福田総理がもっと路線転換するかとも思っていたのですが、そうでもありませんでした。さりとて、小泉さんや安倍さんのような強く押し通す感じでもない。

 小泉さんや安倍さんに比べれば「格差」を一応はっきりと認め、対応するポーズは示さざるを得なくなっているといえます。

http://www.kantei.go.jp/jp/abespeech/2007/09/10syosin.html
9月10日の安倍前総理の所信表明演説

 これと比較すると、「戦後レジームからの脱却」が消えたのも特徴的です。男女共同参画を打ち出しているので、安倍総理の持っていた古臭い要素は消えました。

 結局安倍さんほどバックラッシュ、小泉さんほど「ネオリベ」を打ち出さない。しかし、ダラダラと、従米、そして新自由主義も継続せざるを得ない。そういう「日和見」を安倍さんとは違った意味で引き継いでいます。

 安倍さんはどちらかといえば、小泉さんと、旧来自民、それから安倍さんが基盤とする古臭い価値観の方々(いわゆるバックラッシュ派)の間での日和見ですが、福田さんは、小泉さんと、野党を参院選で支持したような一般国民との間の日和見、といえるでしょう。(なお、安倍的バックラッシュ派は決定的に力を失ったと見てよい)。

■相変わらずの従米路線

 まず、給油継続について、先に評論しておきます。

「テロ特措法に基づく支援活動は、テロリストの拡散を防ぐための国際社会の一致した行動であり、海上輸送に資源の多くを依存する我が国の国益に資するもので、日本が国際社会において果たすべき責任でもあります。国連をはじめ国際社会から高く評価され、具体的な継続の要望も各国から頂いています。引き続きこうした活動を継続することの必要性を、国民や国会によく説明し、ご理解を頂くよう、全力を尽くします。 」

 まったく何をかいわんや。インド洋における給油活動は、アフガンはおろか、イラク攻撃に使われているということがほぼクロです。「テロ対策」というが、テロはなくなるどころか続いているではありませんか?戦闘はやめて、イラクの米軍は撤退。そのほうがテロも収まるのではないですか?その上で、民生援助を本気ですべきでしょう。

■消費税増税のアリバイとしての行革か?

「行政の無駄や非効率を放置したままでは、次世代に負担を先送りするだけでなく、国民の皆様からの信頼を取り戻すことはできません。安定した成長を図るとともに、行政経費の絞り込み等により、2011年度には国と地方の基礎的財政収支の黒字化を確実に達成するなど、歳出・歳入一体改革をさらに進めます。21世紀にふさわしい、簡素で効率的な政府を作るため、行政改革を今後とも強力に推し進めます。 」
無理にプライマリーバランスを黒字化しようとして、成功したためしはありません。

 「歳出改革・行政改革を実施した上で、それでも対応しきれない社会保障や少子化などに伴う負担増に対しては、安定的な財源を確保し、将来世代への負担の先送りを行わないようにしなければなりません。今後、早急に、国民的な合意を目指して、本格的な議論を進め、消費税を含む税体系の抜本的改革を実現させるべく取り組んでまいります。 」

先に消費税ですか?そもそも、今の税収が伸びない原因は、お金持ちと法人への減税によるものではないでしょうか?

歳出を抑制した上で、庶民に厳しい消費税増税を行えば、景気は冷え込みます。というより、歳出改革・行政改革自体が、「消費税増税へのアリバイ」になるのではないか、と恐れます。

■自民党員も裏切った消えた「自立支援」法・医療費負担増見直し

(国民の安全・安心を重視する政治への転換)、(子育てを支える社会の実現)などは、新味はありませんが、どれだけ「実効性」がある施策を打ち出せるかでしょう。しかし、民主党など野党のマニフェストと比べても迫力があるとは私は思いません。

せっかく福田さんが総裁選挙で打ち出していた「障害者自立支援法見直し」「高齢者医療費負担増見直し」などは、いったいどこへ消えたのでしょうか?総裁選で福田さんに投票した自民党員さえ裏切る行為ではないでしょうか?

 消費税増税を言いつつ、高齢者や障がい者の負担を減らす、ならわかりますが、それさえない消費税増税です。歳出カットの上に消費税増税という破滅の道を歩む気でしょうか?

(いわゆる格差問題への対応)については、抽象的な文言は並びます。

「構造改革を進める中で、格差といわれる様々な問題が生じています。私は、実態から決して目をそらさず、改革の方向性は変えずに、生じた問題には一つ一つきちんと処方箋を講じていくことに全力を注ぎます。 」ということで、やはり、改革そのものの誤りについては認めようとしません。


■野党は政策で攻勢を

 この程度ならば、野党は「国民の生活が第一」路線で徹底的に攻めていったらよいと思います。福田さんの姿勢はまったく中途半端です。

 福田さんは「日和見せざるを得ない」がゆえの不安定さがあります。国民のため、どんどん突っ込み、野党の政策が実現すればよし、与党が拒めば与党が国民に冷たいことになる。これで行きましょう。

 福田さんは野党の言っていることが「正しい」と上っ面では認めざるを得ないが、実際の政策は小泉さんをある程度引き継いでしまっている。だからこそ、弱いのです。「じゃあ、野党でいいじゃん」と有権者が思うようなことを加速するようなことをしているといえる。その代表例が「自立支援」法や高齢者医療費負担増の見直しを引っ込めたことです。

「小泉・安倍路線の改革が間違っていなかったとも主張していたその発想からは本来、自立と共生の理念は出てこないことを明かし、「その辺の矛盾を厳しく問うていきたい」と語った。」という鳩山幹事長の感想があたっていると思います。
参照:華がない、覚悟がない、閣僚復権内閣。所信後に新首相を幹事長分析
http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=11898

野党側の戦略はただ一つ。障害者一割負担の廃止法案を民主党は提出しました。こうした法案の提出で、福田総理を追い詰めるべきです。

参照
http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=11900
「政局ではなく政策で堂々と勝負をかける国会にする 輿石参院会長」

野党が「国民の生活が第一」路線で筋を通して食い下がれば、今の福田総理の姿勢なら、攻められると思います。


野党は、共闘して「社民路線」を突き進んでいただきたい。

今は、「民主党が社民主義的な路線をとる」→社民・国民新党が安心して民主に協力。共産党も、小沢さんに参院での首班指名決選投票では入れるなど、「民主敵視」を緩める。→小沢さんは社民主義+野党共闘を進める。

こういう好循環が生じています。


市民は、こうした野党を自由な立場で応援していけばよいと思います。この好循環を促進しましょう。「別個に進んで共に撃つ。これでよいと思います。

参院選では、まさに、小沢さんの社民主義路線と野党共闘路線のセットに対して有権者が信任をした。これに小沢さんも自信を深めています。市民の声、市民の一票が野党も動かしたのです。がんばりましょう!


障害者福祉利用1割負担廃止へ 障害者自立支援法改正法案提出
 http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=11894

求められる支援実現へ 被災者生活再建支援法改正案を参院に提出
 http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=11881



迫力不足!福田総理!と思ったら下をクリックお願いします!







e0094315_1711491.gif
人気blogランキングへ



http://member.blogpeople.net/tback/09077 自・ENDキャンペ
ーン)


http://member.blogpeople.net/tback/09134 衆議院選挙・野党共闘




介護福祉関連記事(ブログピープル)


トラックバックURL : https://hiroseto.exblog.jp/tb/6552939
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from Motohiroの本音トーク at 2007-10-02 17:28
タイトル : 福田首相所信表明と内閣支持率
福田康夫首相は衆院本会議で、就任後初めて所信表明演説に臨みました。 2011年度に国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化するとの目標の堅持を明言するなど改革継承を印象付ける一方、都市と地方の格差にも目配りする考えを表明。外交ではインド洋での自衛隊の給油活動の継続に理解を求め、北朝鮮との国交正常化にも意欲を示しています。 参院での与野党逆転を踏まえ、演説冒頭で「重要な政策課題について誠意をもって話し合いながら、国政を進めたい」と対話姿勢を強調。「政治とカネ」や年金制度改革などで野党...... more
Tracked from newsナニかあるかな? at 2007-10-13 11:51
タイトル : 福田総理大臣
クリンチ戦術とは メルマガ22号よりJanJan今週に入り、衆議院の予算委員会で...... more
by hiroseto2004 | 2007-10-01 18:20 | 経済・財政・金融 | Trackback(2)