舛添厚生労働大臣、頭を冷やしてください
2007年 10月 07日
舛添厚生労働大臣が、「市町村は社会保険庁より信用ならない」と発言し、それに、市町村が抗議、それに舛添大臣が「小人のざれごと」と言いちました。
厚生労働大臣と、市町村の間の感情的な対立が高まっています。
しかし、舛添厚生労働大臣は「文句言うなら1円も地方交付税をもらわないで言いなさい」と言うのはいかがなものでしょうか?
「本気で思っている」になら、全くの不勉強です。
ここには、「地方交付税は、我々国家公務員が、恩恵として地方に配ってやっている」という傲慢さが感じられます。
地方交付税は本来は「地方の共有財源」です。国民が納めた税金の一定割合を地方の財源とすることが決まっており、その枠内で、地方自治体同士が助け合う、というのが簡単に言ったら地方交付税の仕組みなのです。
多分、大臣はその程度のことはご存知なのでしょう。感情的になって、基本的なこともすっ飛ばしている大臣の姿勢に危惧を感じます。
まあ、やはり、「恩恵だ」と思っているのが本音なのでしょう。
舛添さんも、所詮、「上から見下す」古いタイプの政治家だ、ということでしょう。
それにしても、早く、年金問題の本筋の議論にしていただきたいものです。
与党は、野党の「年金流用禁止法案」に」賛成するのかしないのか。反対だというが私は説得力を感じません。
着服は許せません。しかし、それを全ての市町村が信用できないようなことを言って、国民の目を、逸らせるような真似は、問題の解決を遅らせるだけではないでしょうか?
以下の、「とむ丸の夢」さんのエントリを引用させていただきます。(赤線は弊紙でつけさせていただきました)
http://pokoapokotom.blog79.fc2.com/blog-entry-444.html
暴言マスゾエ氏 その介護体験は?
山が近いわが家は、部屋中さわやかな秋の風が吹き渡り、とても気持のいい1日を過ごせました。
で、ちっとも爽やかでないのが厚労大臣のマスゾエ氏。
小人の戯れ言発言のあとは、「頭から『バカ市長!』と言われるのは嫌でしょう。だから『小人』と言った。その温かみを感じてくださいよ。教養の問題、教養。文句言うなら1円も地方交付税をもらわないで言いなさい」と言ったとか。
「バカ市長」よりも「小人」という表現に温かみを感じるものなのか、教養があれば、バカ市長といわれるよりも小人といわれた方が納得するものなのか、普通に考えれば分かりますよね。
で、マスゾエ氏は普通には考えなかったのか、つまり普通ではない腹立ち紛れのけんか腰で口にしたのか。
まさか本気でそう考えているとすれば教養どころか“狂養”が疑われるが、腹立ち紛れだとすると、何にそれほど腹を立てているのか。自分の発言に異議を申し立てた地方都市の市長に腹を立てたのか、それともネガティブに扱うメディアに腹を立てたのか……
等々、ちょっと下らないことにしばし思いを巡らしてしまいました。
それにしても、品も品格も教養も感じさせないこの方の言葉からは、薄っぺらな人間性がうかがわれてイヤになります。
それに計算高さみえみえ、底の浅さを感じさせる言動の数々。
巷で言われるように、ほんとにそれほど優秀な国際政治学者さんだったのかしら?
「交付税を貰わないで文句言え」発言は聞き捨てならぬ、といったところですが、これは中央政府に巣食う閣僚・官僚の本音かもしれませんね。
でも忘れては困ります。地方交付税だって、マスゾエさんたち政治家や日本の政治を表面下で動かしていると自負する官僚といった先生方が額に汗して稼いだものではありませんよ。
そういえば、マスゾエ氏が売りにする「介護体験」も、私だって舅・姑合わせて6年ほど経験しました。まだ介護保険も何もない20数年前の話しです。
正直言って辛い体験でした。
運命は、耐えられる人のところにふりかかる、と慰めにもならない言葉で慰めてくれる友だちもいましたが。
朝起きてからの着替え、清拭、3度の食事、午後と就寝前のリハビリ、その間の下の世話。
これを、寝ている人と1対1で、1年365日間休みなくするわけです。
また舅と姑、それぞれは健康状態も寝付いている様子もまったく違う状況でした。具体的な話しを聞くと、みなさんさぞ驚かれると思います。
くたびれ果てた私の後を引き継いだ義妹は私と同じぐらいの期間母親の介護をして、いつかヘルパーの資格をとり、一時期コムスンでも働いたこともあります。そこで体をこわし、今はもともと経験のあった経理事務方面の仕事に戻っています。
この妹が言うのは「介護は、排泄の世話に始まって排泄の世話で終わる」ということ。
で、その通りなのですが、排泄の世話も実に三者三様なのです。私は男女両方の世話を経験したわけですが、男性の方もすさまじかったですよ。
それに寝付くようになってからも、一人ひとりの性格というか人格というか、そんなものによってありさまが違うのです。人柄がかなり反映されます。
私が老親を介護している最中、確か新聞記者が書いたという『家族氷河期』という本が上梓されました。家族がまともに親を看なくなったことを批判する内容でしたから、読後は不愉快な感情ばかりが残り、破りたくなりました。
ちょうど同じ頃、吉本隆明が『共同幻想論』『対幻想』を出しましたが、これを読んだ方は覚えてらっしゃるでしょうか? 中の一節に、「母親の体には触れない云々」の箇所があったのは。
つまり吉本氏は、たとえ介護のためであれ、母親の体をさわることは自分にはできない、と語っていたのです。
はい、これで私は吉本氏にも幻滅したわけです。
*『共同幻想論』ではなく『対幻想』に訂正します。
そんなわけで、マスゾエ氏の『母に襁褓をあてるとき』なんて、端から読む気にもなりませんでした。
いったい彼は介護で何をしたというのですか。
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by hiroseto2004
| 2007-10-07 12:16
| 介護・福祉・医療
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