東大阪市長選挙 残念。しかし、自公は危機続く!
2007年 10月 28日
長尾淳三・前市長に対して自民党や公明党が提出した不信任決議案が可決されたことに伴う、東大阪市長選挙は、自公推薦の野田よしかずさんが当選しました。
自公は、共産党から市政を「奪還」」した形となりました。これで、過去4回の市長選挙は、自公系候補と、共産党員の長尾さんが、交互に当選する形となりました。
私としては前市長の長尾淳三さんを応援していただけに、残念な結果です。
しかし、注目されることが以下の二点あります。
■「現職不人気の法則」外れ、保守は合計では伸び悩む
まず、前市長の長尾さんは、前回を18633票上回る、70454票を獲得。注目されるのは、2002年、2006年市長選では、それぞれ「現職」が、票を減らしていることです。2002年の長尾さん、そして2006年の松見さんです。
すなわち、非常に現職への風当たりが強かったのです。選挙をするたびに、現職の支持者が、愛想を尽かしていた構図が見て取れます。実際、地元の友人に話を聞くと、「第一次長尾政権」では、野党多数で市政が混乱し、保守・公明系の「松見政権」では、今度は、市長のリーダーシップの欠如で市政が混乱したということです。
また、松見政権末期には、定率減税廃止も市長選の時期に重なり、苦情が多く出たということで、自公への逆風が強く出ました。同じ日の滋賀県知事選挙では自公系候補を破って嘉田知事が当選していることをご記憶の方も多いでしょう。
このため、第一次長尾政権の末期には、長尾市長を1998年市長選で支えた無党派層が離れ、松見政権の末期には、保守層が松見市長から離れたということです。
しかし、今回の長尾さんの場合は「現職不人気の法則」が外れた形となりました。
一方、自公+保守系無所属合計は94834票。前回は、88993票で、4841票しか上回っていません。
報道によれば、自公は、今回、危機感を強め、組織を締め付けました。具体的には、大物国会議員を国政選挙並みに投入したということです。
このことで、保守系無所属の元自民党府議の西野さんから、16000票奪った形になりました。だが、一方、新たに投票所に足を運んだ人からは、5000票も取れなかったのです。
一方、長尾さんは、18633票、前回獲得票を上回ったのです。新たに投票所に足を運んだ人を無党派層とすれば、無党派層では長尾さんは、圧倒的に優勢だということになります。
そして、自公は2002年の市長選挙と比べても合計では30000票以上減らしています。自公の地方レベルでの危機的状況は、現在も変わっていないのではないか?そう思わされました。
http://www.city.higashiosaka.osaka.jp/250/250010/kaisoku/shicho/kaisoku.html2007年10月28日市長選
当選 野田 よしかず 72,820票
長尾 淳三 70,454票
西野 しげる 22,014票
2006年7月市長選
長 尾 淳 三 51,821 36.80%
松 見 正 宣 50,842 36.11%
西 野 茂 38,151
2002年6月市長選
無所属 松 見 正 宣 83,066 45.41%
無所属 長 尾 淳 三 65,508 35.81%
無所属 東 口 貞 男 34,338
1998年7月市長選
当・落 党派 候補者氏名 得票数 得票率
無所属 長 尾 淳 三 99,471 43.49%
無所属 松 見 正 宣 94,624 41.37%
無所属 石 井 逸 夫 25,728 11.25%
庶民の声(無党派) 辻 山 清 8,919 3.90%
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自公は、共産党から市政を「奪還」」した形となりました。これで、過去4回の市長選挙は、自公系候補と、共産党員の長尾さんが、交互に当選する形となりました。
私としては前市長の長尾淳三さんを応援していただけに、残念な結果です。
しかし、注目されることが以下の二点あります。
■「現職不人気の法則」外れ、保守は合計では伸び悩む
まず、前市長の長尾さんは、前回を18633票上回る、70454票を獲得。注目されるのは、2002年、2006年市長選では、それぞれ「現職」が、票を減らしていることです。2002年の長尾さん、そして2006年の松見さんです。
すなわち、非常に現職への風当たりが強かったのです。選挙をするたびに、現職の支持者が、愛想を尽かしていた構図が見て取れます。実際、地元の友人に話を聞くと、「第一次長尾政権」では、野党多数で市政が混乱し、保守・公明系の「松見政権」では、今度は、市長のリーダーシップの欠如で市政が混乱したということです。
また、松見政権末期には、定率減税廃止も市長選の時期に重なり、苦情が多く出たということで、自公への逆風が強く出ました。同じ日の滋賀県知事選挙では自公系候補を破って嘉田知事が当選していることをご記憶の方も多いでしょう。
このため、第一次長尾政権の末期には、長尾市長を1998年市長選で支えた無党派層が離れ、松見政権の末期には、保守層が松見市長から離れたということです。
しかし、今回の長尾さんの場合は「現職不人気の法則」が外れた形となりました。
一方、自公+保守系無所属合計は94834票。前回は、88993票で、4841票しか上回っていません。
報道によれば、自公は、今回、危機感を強め、組織を締め付けました。具体的には、大物国会議員を国政選挙並みに投入したということです。
このことで、保守系無所属の元自民党府議の西野さんから、16000票奪った形になりました。だが、一方、新たに投票所に足を運んだ人からは、5000票も取れなかったのです。
一方、長尾さんは、18633票、前回獲得票を上回ったのです。新たに投票所に足を運んだ人を無党派層とすれば、無党派層では長尾さんは、圧倒的に優勢だということになります。
そして、自公は2002年の市長選挙と比べても合計では30000票以上減らしています。自公の地方レベルでの危機的状況は、現在も変わっていないのではないか?そう思わされました。
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当選 野田 よしかず 72,820票
長尾 淳三 70,454票
西野 しげる 22,014票
2006年7月市長選
長 尾 淳 三 51,821 36.80%
松 見 正 宣 50,842 36.11%
西 野 茂 38,151
2002年6月市長選
無所属 松 見 正 宣 83,066 45.41%
無所属 長 尾 淳 三 65,508 35.81%
無所属 東 口 貞 男 34,338
1998年7月市長選
当・落 党派 候補者氏名 得票数 得票率
無所属 長 尾 淳 三 99,471 43.49%
無所属 松 見 正 宣 94,624 41.37%
無所属 石 井 逸 夫 25,728 11.25%
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by hiroseto2004
| 2007-10-28 23:59
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