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エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004
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環境にやさしい自民党??国民を「馬鹿」にする町村さん

ガソリン税については19日の記事で各党や各界のスタンスを紹介しました。

その後、自民党の最大派閥の領袖でもいらっしゃる町村信孝官房長官は、ここ数日、「いつ自民党は社民党に吸収合併されたのか」とジョークでもいいたくなるほど、耳を疑う言動をされています。

基本的にテレビなどでの彼の言動をまとめると、
「北欧などは日本よりガソリンが高い」
「ガソリンを値下げしたら消費が増える」
「環境に悪いから世界の笑い者」
というのが彼の論旨です。

確かに、社民党党首の福島瑞穂さんは、環境税を前提にガソリン税引き下げで民主党と共同歩調といっておられています。

一見、両者は似ているように見えます。

しかし、どうなのか?

もう一度検討してみましょう。

論点1

道路財源か一般財源か環境税か?

自民党(福田)=道路財源
民主党、小泉・安倍時代の自民党=一般財源
社民党=環境税

自民党(福田)はガソリン税を維持すると言っています。

しかし、その税収は引き続き道路建設に当てられます。これが社民党、民主党との大きな違いです。

 長年自民党は、そのようにして道路を整備してきたのです。それにより、地方は便利になったのは私は認めます。都会にも経済効果は及んだ。くどいようですが、都会での箱物建設は意外と土地代に消えてしまうことを指摘したい。

 また、自動車の部品はありとあらゆる産業分野にわたっています。自動車産業が結果として育ったことは、日本経済の発展につながったということはいえます。

 しかし、特に中曽根内閣の国鉄民営化、小泉内閣のバスや鉄道の撤退自由化にもあいまって、クルマ依存社会はますます進みました。

 高齢者が、もう運転が危ないから、と免許を返上したくても代替手段がないのです。

 道路整備、それとともに進んだ車社会は暮らしを便利にするという、「外部経済」はたしかにあった。しかし、「外部不経済」も大変なものです。東京の大気汚染などは昔は工場が主因でしたが、いまは、自動車になっているのです。二酸化炭素だけでなく、窒素酸化物などの汚染も依然深刻なのです。交通事故も死者こそ減りましたが、医療技術の進歩などで私の身近なところでも、「命だけは助かるが後遺症は残る」例も多くなっています。まだまだ、実態は深刻です。

 自動車の「外部不経済」については、宇澤弘文さんの「自動車の社会的費用」が、四十年近く経った今も、不朽の名作ですのでご参照頂きたいと思います。

 都市でも、この広島でも、1990年代以降、近所に歩いて買い物にいけば環境に優しいものを、「遠くの大型店に買い物にクルマで行く」という生活スタイルが定着してしまっています。しかし、そういう人たちがいざ年を取ると、大変、という例も、広島市内でも比較的公共交通が不便な団地などでは起きています。

 世界銀行の調査によると、日本だけが、主要国でも抜きん出て、「GDPあたりの二酸化炭素排出」を増やしています。ドイツもアメリカもインドも中国も減らしているのにです。条件は違いますが「GDPあたり排出量」を増やしてしまうのは情けないです。

http://www.chunichi.co.jp/article/feature/earth_heat/list/200801/CK2008012002080962.html

景気も悪く、地域経済が冷え込み、格差が拡大する。環境にも悪い。そういう最悪な方向に日本は向かいつつあります。

 そんな政治を京都議定書調印以降、進めてきた中心はまさに自民党ではないですか?アメリカの圧力に屈し、社会を環境に悪いアメリカ型にし、一方で、アメリカとは違い、緊縮財政は進めるという最悪の政治をやってきたのは自民党です。

 自民党が「格差拡大&環境破壊の自民党体制維持」の一環に過ぎない「ガソリン税維持」を「民主党より環境に優しい」といい替えるのはおかしいです。

まずは失政を謝罪してからでしょう。

論点2
税率
維持か引き下げか?

税率維持=自民党(福田)
税率引き下げ=民主党
税率引き下げと環境税導入=社民党

維持して一般財源にする小泉安倍路線は地方の庶民には厳しい。

福田路線よりは道路に使わない分、環境に良い。

税率を下げて一般財源にする民主党と現状維持の福田路線ではやはり、道路をどんどんつくる分、福田路線が環境に悪いのではないかと感じます。

小泉安倍と民主党なら小泉安倍が環境に優しいように見える。

しかし小泉安倍路線はくどいようだが、大都市への利権付け替えです。

浮いたお金が今度は都会で分捕り合戦になるだけだったでしょう。それはそれで、以下の問題があります。土地代にかなりお金が消える箱物が都会にできたり、あるいは、その金が、怪しいブローカーや金融ヤクザを通じ、暗闇に消えたりしたりした可能性もある。実際、南青山の土地をめぐって、国会で追及した糸川正晃衆院議員が、脅かされる事件もおきています。小泉安倍路線が、「本格的な実施」に移されず良かったです。

となれば、社民党の方向が一番環境に優しいに決まっています。

環境にやさしい自民党??国民を「馬鹿」にする町村さん_e0094315_12394561.gif


この場合、地方の庶民には民主党よりは厳しいかも知れない。しかし社民党の経済政策は民主党よりは弱者に優しいと思います。

大まかな方向として、弱者に手当てをしたうえでの環境税が筋かと考えます。

 しかし、環境税ならガソリンにかけるよりむしろ、直接自動車会社にご負担いただくのが筋ではと感じます。

 また、今後の自動車公害の費用は、国が被害者への補償などで負担した分を自動車会社に請求すべきだとも思います。

 現状、環境によくしないといけないし、なおかつ庶民のためには景気回復も図らねばならない。現に、先ほど紹介した世銀の調査では、スウェーデンやデンマークではGDPを増やしながら、二酸化炭素排出量も減らしているのです。日本も石油ショック後は省エネと成長の両立をやってきたのです。もう一度、日本が抜き返してやろうではありませんか?

くどいようだが、ガソリン税問題は、ガソリンの値段だけの問題ではない。もちろん、値段は値段で大事です。しかし、以下のような国のあり方と私たちの暮らしそのものを問う重大な問題なのです。

大都市、農村問わず、地域の多様な交通問題をどう解決するか?
街づくりのありかたをどう検討するか?
地方と国の財源のありかたをどう検討するか?
景気回復・格差是正と省エネを両立させるためにはどうすればよいか?

ただ、そのためには「誠実な議論」が大前提です。

「今後もガンガン道路をつくるからガソリン税率を維持します」と町村官房長官が言われるならわかる。そして、それが環境によい証拠、地方の庶民にとってありがたい証拠を示していただきたい。それなら私も理解は示します。

しかし彼は、「道路をがんがん作ってきた」自民党員なのに、まるで社民党のような「環境にいい高いガソリン」を持ち出すのはおかしいのです。

まさに秦末期の「馬鹿」の元になったといわれた故事を思い出します。(実際には、馬鹿そのものの語源かどうかは疑わしいが、趙高が、二世皇帝を馬鹿にしていたのは明白です)。

今は、二世皇帝が本来の主権者である国民。宦官・趙高が町村さんです。鹿=「道路をガンガンつくるためのガソリン税」を馬=「環境にいい」と称して献上する町村さん。まさに国民を「馬鹿」にしています。

誤りを指摘した二世皇帝は宰相に殺されました。幸い、町村さんは趙高ほどは強くない。政治家に「殺される」前に、国民がきちんと誠実な議論を政治家に求めていくことが大事です。

環境にやさしい自民党??国民を「馬鹿」にする町村さん_e0094315_1847474.jpg



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