やはり選挙制度は比例代表に
2008年 01月 23日
日本の場合、多様な政党が議席を得にくい制度です。そのためにいろいろな無理がきています。
http://www.news.janjan.jp/government/0801/0801230402/1.php
[二大政党制の定着で大政党は幅がどうしても広がってしまう中で、有権者がその党の中でどのような立ち位置にいる政治家なのか判断し、吟味できる仕組みがほんとうは必要だろう。]
以上のようなご意見もあります。
しかし私はあえて「それができるならむしろ選挙制度を変えるほうが簡単では?」と思うのです。
22日の株価暴落をめぐっても、あまりに経済についての考え方が、自民党内でも違いすぎることにあきれました。
中川昭一さん、平沼赳夫さん(離党中)らは、どちらかといえば、景気対策を今こそすべきだという考え方です。ちなみに言えば、労働者の待遇改善も中川昭一さんは政調会長末期時代には熱心でした。しかし、これらの人は、バックラッシュ(男女平等に逆行)です。あえて時代が買った言葉で表現すれば、「国家社会主義者」です。思想的には「天皇陛下万歳」です。
一方、小泉純一郎さんや小泉チルドレン、かつての民主党(鳩山由紀夫さんや岡田勝也さんの時代)は無理に欧米風に表現すれば、「リバータリアン」です。男女共同参画は表面上進めつつ、経済的には「お前ら勝手にしろ」という自己責任主義です。思想的には「アメリカ万歳」です。
正反対の思想の「国家社会主義者」と「リバータリアン」が一緒の政党で野合していること自体が矛盾しています。左翼からみれば「どっちも右翼」に見えますが、実は拠ってたつものが全然違います。
そして、安倍晋三さんや橋下徹さんは「リバータリアン」の悪いところ(身勝手さ)と、「国家社会主義者」の悪いところ(権威主義)を併せ持った私か見れば「最悪」の政治家です。
すなわち「えらい人」が「自分勝手」に儲けていいという世界観です。
全部選挙制度は比例代表にすればよい。ノルウエーなら県別の比例代表で極左から極右(進歩党という)まで、多様な政党が議会に議席があります。
そして中川さん、平沼さんには、ぜひ自民党を離党して「国家社会主義日本労働者党」を結成していただきたい。その際は、西村真悟さんらも加わるべきです。綱領は格差是正+天皇陛下万歳です。
一方、猪口邦子さんら「ネオコリベ+フェミニスト」的な方々ないし小泉チルドレンらは、前原誠司さんらとも合流して、「リバータリアン党」を結成すべきです。党首は堀江貴文さん(刑期終了後)か佐藤ゆかりさんでよいと思います。「アメリカ万歳!天皇なんて屁とも思っていない!」と「堀江党首」は正直に掲げるべきです。
残った福田政権執行部(保守リベラル)と、民主党(除く前原的ネオリベ&西村真悟さんてきグループ)による、「男女平等推進」&「社民主義」の領域にある政治家で、「大連立」を組むなら反対しません。それに、社民党や共産党、国民新党、新党日本も協力すればよいのではないか?そのほうがすっきりします。
一方、ネットネオコンの方々は「中国韓国粉砕!」「アメリカ万歳!」「弱者は自己責任」を綱領に「ネットウヨク党」を立ち上げればよい。既存の「維新政党新風」を活用するのも手でしょう。
480人全員が比例代表選出なので、12万票が当選ラインです。ネットネオコンだけでなんとか、一人は議員を出せるでしょう。それこそ、橋下徹さんのようなカリスマのある党首なら2-3議席はとれるだろうと思います。
中核派も革マルも、第四インターも、独自候補を立てればよい。いわゆるこれら「極左過激派」のかたがたも、社民党にもぐりこんで、政治を動かそうなどという、せこい考えはなくなります。中核派なら都議(長谷川英憲さん)を出したこともある東京ブロックと中核派系の労組の動労千葉が健在な南関東くらい議席は堂々と立候補しても取れそうなものです。
一方、「希望は戦争」というフリーターの赤木智弘さんは、無理に表現すれば「アナーキスト」ないし、昔のロシアで言う「虚無主義」。「アナーキスト党」ないし、「虚無党」を立ち上げれば、ワーキングプア、とくに男性中心の労組からもフェミニズム(その中でも、企業や役所と連携している主流)からも疎外感を味わっている若者を中心にかなりの支持が得られるでしょう。もう少しうまく考えを整理したら、それなりの綱領ができそうです。
将来的には
「リバータリアンブロック」
「社民主義・保守リベラルブロック」
「国家社会主義ブロック」
の3大政党を軸に、ネットネオコンも極左も絡む多様な政界にすればよいと思います。
なんと楽しい選挙でしょうか?人々の投票意欲もわいてくるのではないでしょうか?
このように、多様な意見を国会に送り込んだ上で、「じっくり討論」すればよいのです。無理に、国会に送り込む意見を二つに収斂させようとするからおかしいことになるのです。
その上で、適宜、北欧のように、国民投票を行えばよいと思います。

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[二大政党制の定着で大政党は幅がどうしても広がってしまう中で、有権者がその党の中でどのような立ち位置にいる政治家なのか判断し、吟味できる仕組みがほんとうは必要だろう。]
以上のようなご意見もあります。
しかし私はあえて「それができるならむしろ選挙制度を変えるほうが簡単では?」と思うのです。
22日の株価暴落をめぐっても、あまりに経済についての考え方が、自民党内でも違いすぎることにあきれました。
中川昭一さん、平沼赳夫さん(離党中)らは、どちらかといえば、景気対策を今こそすべきだという考え方です。ちなみに言えば、労働者の待遇改善も中川昭一さんは政調会長末期時代には熱心でした。しかし、これらの人は、バックラッシュ(男女平等に逆行)です。あえて時代が買った言葉で表現すれば、「国家社会主義者」です。思想的には「天皇陛下万歳」です。
一方、小泉純一郎さんや小泉チルドレン、かつての民主党(鳩山由紀夫さんや岡田勝也さんの時代)は無理に欧米風に表現すれば、「リバータリアン」です。男女共同参画は表面上進めつつ、経済的には「お前ら勝手にしろ」という自己責任主義です。思想的には「アメリカ万歳」です。
正反対の思想の「国家社会主義者」と「リバータリアン」が一緒の政党で野合していること自体が矛盾しています。左翼からみれば「どっちも右翼」に見えますが、実は拠ってたつものが全然違います。
そして、安倍晋三さんや橋下徹さんは「リバータリアン」の悪いところ(身勝手さ)と、「国家社会主義者」の悪いところ(権威主義)を併せ持った私か見れば「最悪」の政治家です。
すなわち「えらい人」が「自分勝手」に儲けていいという世界観です。
全部選挙制度は比例代表にすればよい。ノルウエーなら県別の比例代表で極左から極右(進歩党という)まで、多様な政党が議会に議席があります。
そして中川さん、平沼さんには、ぜひ自民党を離党して「国家社会主義日本労働者党」を結成していただきたい。その際は、西村真悟さんらも加わるべきです。綱領は格差是正+天皇陛下万歳です。
一方、猪口邦子さんら「ネオコリベ+フェミニスト」的な方々ないし小泉チルドレンらは、前原誠司さんらとも合流して、「リバータリアン党」を結成すべきです。党首は堀江貴文さん(刑期終了後)か佐藤ゆかりさんでよいと思います。「アメリカ万歳!天皇なんて屁とも思っていない!」と「堀江党首」は正直に掲げるべきです。
残った福田政権執行部(保守リベラル)と、民主党(除く前原的ネオリベ&西村真悟さんてきグループ)による、「男女平等推進」&「社民主義」の領域にある政治家で、「大連立」を組むなら反対しません。それに、社民党や共産党、国民新党、新党日本も協力すればよいのではないか?そのほうがすっきりします。
一方、ネットネオコンの方々は「中国韓国粉砕!」「アメリカ万歳!」「弱者は自己責任」を綱領に「ネットウヨク党」を立ち上げればよい。既存の「維新政党新風」を活用するのも手でしょう。
480人全員が比例代表選出なので、12万票が当選ラインです。ネットネオコンだけでなんとか、一人は議員を出せるでしょう。それこそ、橋下徹さんのようなカリスマのある党首なら2-3議席はとれるだろうと思います。
中核派も革マルも、第四インターも、独自候補を立てればよい。いわゆるこれら「極左過激派」のかたがたも、社民党にもぐりこんで、政治を動かそうなどという、せこい考えはなくなります。中核派なら都議(長谷川英憲さん)を出したこともある東京ブロックと中核派系の労組の動労千葉が健在な南関東くらい議席は堂々と立候補しても取れそうなものです。
一方、「希望は戦争」というフリーターの赤木智弘さんは、無理に表現すれば「アナーキスト」ないし、昔のロシアで言う「虚無主義」。「アナーキスト党」ないし、「虚無党」を立ち上げれば、ワーキングプア、とくに男性中心の労組からもフェミニズム(その中でも、企業や役所と連携している主流)からも疎外感を味わっている若者を中心にかなりの支持が得られるでしょう。もう少しうまく考えを整理したら、それなりの綱領ができそうです。
将来的には
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「社民主義・保守リベラルブロック」
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by hiroseto2004
| 2008-01-23 12:38
| 選挙制度・政治改革
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