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by hiroseto2004
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タレントに見えて組織固め選挙

橋下徹候補の当選となった大阪府知事選挙。

無所属         橋下 とおる 1,832,857
無所属         熊谷 さだとし 999,082  
無所属         梅田 章二 518,563  
無所属         高橋 正明 22,154
無所属         杉浦 清一 20,161  

しかし、投票率は48パーセントと、依然低い状態でした。

橋下候補の勝因は「知名度を生かした組織固め」だと思います。

公明党(推定80万弱)ががっちりとついていいました。

2007年の参院選では、公明党72万、自民党88万。民主党が131万、国民新党が8万、社民党が15万、新党日本が13万、共産党が46万程度の比例代表得票でした。


2005年の衆院選では、自民党 1,636,731 公明 779,057 、民主 1,211,688 社民党 257,136 共産党 457,618 日本 160,368 でした。

もちろんこれは自民党の票は「バブル」といえます。70万程度は「バブル」で、「大阪自民の実力」は90万弱でしょう。

橋下さんは、公明+自民党の大半を固め、これだけで160万は固い。

参院選では、自民党支持層もかなり民主党に流れていたし、安倍総理べったりの公明党に学会員の反発も強かった。

 しかし、今回は自民党は、表面は自民党府連推薦にとどめながら、知名度を生かしつつ、がっちり組織をかためたのです。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200801210099.html

さらに、関西経済界も、熊谷さんを当初は評価していたので、「中立」だったのですが、途中で橋下優勢を見て、橋下支持に、なだれ的に回った。

関経連会長だった最初は「マニフェストは熊谷さんのが一番」と評価していたのです。

しかし、予算要望などに支障が出ることを恐れ、結局与党支持に回った。経済界の骨のなさにもすこし失望しました。札びらでほっぺたをたたくような自民党のやり方がこれ以上持続可能とは思えないのですが。

ただ、小泉さんのときのような「バブル票」はそんなにないと思います。
「知名度=無党派」という印象もあるがそうではなく、「タマ」に知名度があれば組織固めはしやすいのです

「橋下さん出てるからお願いね」「あ、橋下さんね」ですむ場合もあるでしょう。もし無名の候補者だったら長々と説明しないといけないという場合もある。

http://www.pref.osaka.jp/senkan/date/h19san/San_Hirei_Kaihyo.htm

 投票率は確かに上がったが、オール与党崩壊で自公の組織がかえって引き締まった分で、前回より投票率は上がったのでしょう。

過去の国政選挙の結果から推計しても、実は「普通の結果」といえそうです。

すなわち橋下さんの「軽さ」を嫌う要素と、「悪名でも知名度」と考える要素がほぼ打ち消しあった。

だから自民党と公明党の票をほぼ足した票が出たと考えられます。

中国新聞掲載の共同通信の出口調査では、公明党支持層では97%が橋下さん。自民党支持層でも75%が橋下さんです。無党派層では55%が橋下さんですが、そもそも、無党派層といっても、橋下さんい入れるような無党派層はどちらかといえば「マスコミに影響されやすい」タイプでしょう。

「政策本位」で選ぶような無党派ではないと思われます。

ちなみに1995年の横山ノック知事の初当選のときは、160万。これが「大阪府における浮動票」と言えます。

オール与党候補(当時は自社公体制)が110万。共産党推薦が50万。

共産党の50万が大阪府での「固い」基礎票でしょう。

また、オール与党候補に投じられた110万が「固い保守票(自民・公明)」と言えます。

1999年、いまから9年前のノックさん再選のときは234万と過去最高でした。

一方で、共産党推薦候補が92万と善戦しました。オール与党(自民、公明、民主)体制は「不戦敗」ですが、事実上ノックさんに流れた。

 1995年にノックさんに入れたような人でも二回目は共産党という人はそれなりにいたと思います。自民や公明の「ゴリゴリ」の支持者が共産党に流れたとは考えにくい。したがって、共産党推薦候補の票の増加は無党派の内の左派から来ると考えるべきでしょう。

2000年の出直し知事選では「自公民」三党推薦の太田前知事が138万、共産党推薦候補が102万、自民党府連推薦候補が56万でした。このときは保守が割れた。府連推薦候補の56万がある意味逆に「ごりごりの自民党」で、太田前知事は公明党と民主党ががっちり支えた構図だったと記憶しています。

注目すべきは、太田前知事+自民府連推薦候補で194万と、今回の橋下さんの票にほぼ匹敵します。

4年前の2008年の知事選では、大田房江前知事が158万、江本孟徳さん67万、梅田さん50万。梅田さんの票の50万が、大阪における「固い左翼票」とみて差し支えない。一方、江本さんと太田前知事を合わせたのが、225万です。

熊谷さんの99万は実は9年前の共産党推薦候補から約四十万、横山ノックさんから五十万から六十万が流れたものとも推定されます。

のこりの180万が今回の橋下票=自民・公明プラスタレントの票です。

浮動票左派(あるときは共産党、あるときはノックさん、あるときは民主党)の40万程度と真ん中くらいの無党派層(今は割合固い民主党支持者に転化した。60万程度)は熊谷さんに。

「浮動票右派」の60万程度は橋下さんに流れたのでしょう。そうなると、無党派層での橋下さんの得票率55%というのもうまく説明できます。

 浮動票右派は2005年総選挙では、小泉さんの自民党には当然投票した人が多いでしょう。自民党支持者に限りなく近い。だから「ゴリゴリ自民」(50-60万)+「浮動票右派」(60万)+公明党(80万弱)をがっちり固めた橋下さんの勝ちという構図が見えます。

イメージ選挙の振りをしていたが、裏ではかなり組織固めをがっちりやったような感じです。

私も惑わされたが、なんのことはない。組織固め選挙。「普通の選挙」です。

 熊谷さんの陣営は民主党の「党」を前に出した割には、組織を固められなかったのも敗因でしょう。

 投票率が五割を切る選挙では、やはり組織の回転力がモノを言います。かつての浮動票の真ん中くらい(民主党のコア支持層)と、浮動票左派はそれなりに固まっても、たとえば「国政選挙なら足を運んで民主党に入れるような人々」を固められなかったのが敗因だと思います。

 本来なら、140万-150万くらいの票が出てしかるべきだった。勝機がないわけではなかったとおもいます。

投票率でいえば、あと10ポイント近く上げるような構図はつくれなかったか悔やまれます。

タレントに見えて組織固め選挙_e0094315_1847474.jpg



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by hiroseto2004 | 2008-01-28 07:14 | 新しい政治をめざして | Trackback(3)