否定されるグローバリム
2008年 02月 11日


地方都市は、橋本政府以降、すっかりグローバリズムに翻弄されるようになりました。
車が並んでいるのは山口県東部のある大型店(写真1)。
「クルマで遠くの大型店へ買い物」という生活スタイルが、とくに1997年ころから定着してました。
時を同じくして、いわゆる「橋本不況」で所得が下がりはじめました。
さらに小泉純一郎さんによる地方切り捨てで人々の所得は低下。
「売れ筋」も必然的に「安物」、大概は「中国からの輸入品」になりました。
中国から輸入といっても、日本企業が中国の企業に委託という形が多いのは餃子事件でもあきらかです。
インターネットの「ネオコン」の方々は、かつて、総理の小泉純一郎さん(当時)が中国と大喧嘩したのに溜飲を下げておられました。しかし彼ら、彼女らは、小泉純一郎さんの政治が中国への日本企業による委託を増やしたことには目をつぶってきました。
最近、餃子事件で中国叩きにご執心のようですが、問題の核心がわかっておられないようです。
グローバリズムによる地方経済の疲弊がさらなるグローバリズム(中国への安かろう悪かろうの委託)を招くのです。
また、「遠くの大型店」にクルマで行く生活スタイルは、環境には悪いのは明白です。
日本の場合、大店法撤廃と自民党による道路偏重政治、トヨタ応援政治、アメリカ応援政治が合体してしまいました。グローバリズムと、古臭い日本の野合です。
問われるべきは「トヨタ応援」政治・ガソリン税率
http://www.janjan.jp/government/0801/0801269606/1.php
それにより「景気が悪いのに二酸化炭素排出も増える」という最悪の状況になっているのです。
さらに、中国からわざわざ運べばエネルギーも余計にかかります。
しかし、グローバリズムの象徴である地方の大型店でもグローバリズムは否定されはじめました。
そう。「安心・安全 日本製」などと銘打って、日本製品しか置かない売り場も多くなりました(写真2。写真1の店舗内)。
むろん、これは人々が不安にかられはじめたのに、企業が対応したためです。
しかし、そうは言っても、これを機会に「ただ、安ければいいのか?」ということを問い直せばよいのです。
国を滅ぼしかねない「安物買いの銭失い」
http://www.janjan.jp/government/0802/0802060357/1.php
環境とか、経済全体がうまくまわるかとか、そういう視点を持って、できるところから政治も企業経営も消費行動も見直したいものです。

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by hiroseto2004
| 2008-02-11 11:18
| 新しい政治をめざして
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