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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

改革派首長さんを生かす国政を!

改革派の首長さんを生かすには、もはや、国政を変えるしかないと思います。

私が直接存じ上げている改革派首長さんは、秋葉忠利さん、井原勝介さん、岩川徹さんです。

いずれも、「しがらみを断ち切った政治」をされています。

秋葉忠利さんのもとでは広島市の財政は好転しました。

 最近では、「アキハバラ塾」や、広島新球場など、新規事業も積極的にできるようになりました。2007年の市長選では、自民党支持層からも4割の支持を得て圧勝しました。

 岩川徹さんは元秋田県鷹巣町長。参加型福祉で、きめ細かなサービスを比較的お金をかけないで作ってきました。

 しかし、報道などでご記憶の方もおられると思いますが、合併を国や県が強力に推し進める中、岩川さんは合併推進派の現北秋田市長に敗れてしまいます。

 推進派は、合併すれば国から何百億もお金がもらえるというデマを流し、さらに自民党や公明党の十八番である締め付けを併用しました。

合併後は周辺部の町村の借金まで抱えてしまい、さらに現市長は箱もの重視路線に転換。参加型福祉を担ってきた福祉公社は「ケアタウンたかのす」の運営から、来年度以降、はずされてしまいます。
 
 井原市長は、工事の入札などで市議等による口利きを排除しました。また住民投票条例を制定し、広島市などでも参考にされました。

 しかし、このたび、市議らによる井原いびりの末、出直し選挙に。自民党や公明党の組織力の前に残念ながら惜敗しました。

  秋葉さんは、選挙は自民党や公明党の推薦する候補を破ってきています。
ただ、議会からは何度となくいびられてきました。

井原さんについては「井原が景気を悪くした」。秋葉さんについても「何もしない」という悪口が一部の心ない市議や経済界一部幹部から浴びせられてきました。

 しかし、三人ともよくやってこられたと思います。

■公平な口利き排除

 特徴的なのは、昔の革新自治体と違い、「右翼」だけでなく「左翼」による「口利き」も排除していることです。

 私の知る例では、数年前、広島市の秋葉市長に対して、ある左翼の人が便宜を図ってもらおうと、面会しようとした。だが、いいたいことがあれば、「タウンミテーィング」で堂々と、と断られたそうです。

 その後市長から距離を置くようになったことがあります。その左翼は逆切れしまくっていましたが、私は、秋葉さんにその点、非常に公正さを感じました。

■前門の国、後門の「古臭い人たち」

ただ、国に自治体は大きく縛られるのが現実です。国は今でも自治体をたくさんの法律どころか、細々した政令、省令、解釈通知で縛っています。

 現場にいる私にいわせれば「どこが地方分権?笑わせるな!」という状態です。

 その上、凄まじい抵抗勢力が地元にはいるのです。首長が市民から意見を直接聞こうとすると「議会無視」などという筋違いの反応が議員らから出る光景を私は目の当たりにしてきました。まさに「前門の国」「後門の古臭い人々」です。

 その中で町を良くしようというのは大変な作業です。

 戦後60年近い、自民党準独裁政権の下でたまりにたまったヘドロを、掃除し、その上で、「独自色」を出す施策をを打ち出す。それを、短時間で求めるのは酷です。

■有権者も改革を粘り強く支える努力を

 粘り強く改革を支える努力も市民には求められると思います。

 広島市でも、岩国市でも、鷹巣町でも、短絡的に「あの市長は何もしない」「福祉ばかりする」などと非難する市議らもいるし、いました。

 またそれに乗せられる市民も少なくなかった。これでは、あまりに近視眼的です。

 「市民が短期的な視野しかない人が多い」と、改革派だった首長も、ぶれる例がある。実は、秋田県の寺田知事も、もともとは、圧倒的な保守が強いところで、前知事の後継候補を破って当選した「改革派」。そのとき応援したのは、岩川さんだけでした。ところが、知事は、途中からむしろ岩川さんを遠ざけ、ほかの首長に頭を下げだしたというわけです。その首長たちは利権を守るため、2003年町長選挙ではよってたかって岩川下ろしに走りました。昨年そのことを岩川さんから直接うかがい、改めて背筋が冷たくなりました。

 ただ、それは、最初の選挙で投票してくれた、「市民の良識」を信頼し切れなかったということなのでしょう。知事にも問題はあるが、県民も知事からみて、信頼しきれる状況ではない。その辺の悪循環にもどかしい思いをしたことがあります。

■分権型社会実現する国政を!

 ただ、このままでは「らちがあかない」のも事実です。

 国政をいよいよ変えないといけません。逆にいえば、国政を変えられなかった日本人は、改革派の首長さんたちを見殺しにしてきたといっても差し支えありますまい。

 具体的には、国が地方にきちんと財源を保証することです。北欧のような形に持っていければ最高だと私は思いますが、当面、たとえば国民新党が主張する地方交付税の2000年度水準への復旧や、民主党が主張するし地方を縛る省令などの廃止を軸に改革を進めてもらいたいと思います。

 その上で、地方の首長たちが「公正な政治」をするよう、市民が努力するのです。

 「公正な政治」を見捨てて、ばらまきにとびついた岩国の福田良彦派の市議等。不況の中でしびれをきらしてしまったのでしょう。

 だが彼ら・彼女らのような「後戻り」は不毛です。

 もちろん、さりとて指をくわえて国全体の不況、それが地方を苦しめている状況を放置するわけにはいかないのは事実です。ただ、それを個々の地方が「国にすがり付いて」打開するというのは不毛だと申し上げたい。

 だから、当面、町をよくしようと、民主的にしようと志す人は、辛抱強く改革を支えつつ、次期総選挙をめどに、国政を転換するしかないのです。

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