ノルウェー初の移民出身大臣が辞めたわけ(三井マリ子)

ノルウェー初の移民出身大臣が辞めたわけ(三井マリ子)
http://www.news.janjan.jp/world/0802/0802150879/1.php

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　アフテンポステン紙によると、辞任への市民の賛否はほぼ半々という。女性の報道関係者に聞いてみたら、「男性大臣たちは、いつも親しい友人から選んできたではないか。メディアはやりすぎだ」という人、「対応のしかたに、彼女は慣れてなかった。大臣のプレス担当がガードを固めて応対すべきだった」という人など、辞任を惜しむ声が多い。

　筆者は偶然、この辞任前の２月５日に彼女と会った。その時、「私が大臣に就任したら、移民からはもちろんのこと、数え切れないほど多くの人たちから『あなたが閣僚になったことで、どれだけ勇気づけられたことか』というメッセージをもらいました」と語っていた。

　まず、女性閣僚が過半数を占めていたということ。これだけでも日本では信じられないことでしょう。

　そして、移民出身の大臣。日本では、国会議員には少数ながら、ツルネン・マルテイさんらがおられますが、大臣にはおられません。

　そのことは踏まえておきましょう。

　しかし、そうはいっても、女性、そして移民へのバイアスはあるということです。

　そういえば、日本では、ある女性国会議員の男性スキャンダルが騒がれたことがありましたが、私はマスコミが騒ぎすぎだと思います。男性政治家で「やりまくり」の人なんて、いっぱいいるじゃないですか。

　むろん、人事は公平でなければならない。それはそのとおりだ。

　しかし、女性だから、男性以上に「クリーン」を求めるのはおかしいと思う。

　しかし、そうなってしまうのが、ノルウエーでさえ現実なのだなあと思わされました。





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