マーケットに報復された大手企業優先政策と日本の不幸
2008年 03月 19日
さて、今日は、為替相場はドルが買い戻されています。しかし、予断は許しません。
日本は、大手企業の目先の利益のためだけに走ってきた経済政策=小泉政治が、円高により調整を迫られている、といえます。
1、非正規雇用を増やし、賃金を抑え込む
2、政府は国民生活を切り捨てつつ、アメリカ国債を大量購入。
3、銀行は中小企業を切り捨てつつ、アメリカ国債を大量購入。
1,2により、円安に誘導するとともに、1とあわせて、トヨタに代表される大手企業が有利になるようにしてきた。
しかし、おかげで、日本の一人当たりGDPは、世界18位まで転落してしまった。デフレにしてきたのだから当然です。
こうした中で、マーケットが円高にすることで日本の相対的な低賃金、低物価を調整しようとしているともいえます。
本来は、もっと早く、日本の庶民が立ち上がり、政策変更を政府にさせるべきでした。
すなわち、大手企業のためではなく、庶民のためにもっとお金を使わせる。また、同一価値労働同一賃金原則を行わせ、労働分配率を引き上げる。こういう改革をもっと早くさせるべきだった。
今となっては、怒涛のような円高・ドル安により、荒々しい調整をせざるを得なくなっているのです。企業は、円高で業績が悪化しても、今の世論の雰囲気では、賃下げはできません。
円高がいやだったら賃上げをしておくべきだったのです。大手企業も、利益を独り占めしようとしたばかりに、かえって今、自分で自分の首を絞めています。

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日本は、大手企業の目先の利益のためだけに走ってきた経済政策=小泉政治が、円高により調整を迫られている、といえます。
1、非正規雇用を増やし、賃金を抑え込む
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1,2により、円安に誘導するとともに、1とあわせて、トヨタに代表される大手企業が有利になるようにしてきた。
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本来は、もっと早く、日本の庶民が立ち上がり、政策変更を政府にさせるべきでした。
すなわち、大手企業のためではなく、庶民のためにもっとお金を使わせる。また、同一価値労働同一賃金原則を行わせ、労働分配率を引き上げる。こういう改革をもっと早くさせるべきだった。
今となっては、怒涛のような円高・ドル安により、荒々しい調整をせざるを得なくなっているのです。企業は、円高で業績が悪化しても、今の世論の雰囲気では、賃下げはできません。
円高がいやだったら賃上げをしておくべきだったのです。大手企業も、利益を独り占めしようとしたばかりに、かえって今、自分で自分の首を絞めています。

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タイトル : 「素人」である世論が、「王様は裸だ」と声をあげれば・・・
日銀総裁人事については、正直、“素人”の私には、よくわかりませんが、世界中の経済が大きく動いている今、とっても重要なポストであるということが、今回、参議院で野党が過半数を占めたことにより、国民の前に明らかになったと思います。 総裁人事については、いろんな考え方があると思いますが、天木直人さんの13日のブログと18日の官僚組織に屈する政治家とメディアは、興味深い見方です。 13日の日銀総裁人事の次は大使人事だには、 財務省事務次官のエースであった武藤氏の日銀総裁就任は、財務省という官僚...... more
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by hiroseto2004
| 2008-03-19 12:40
| 経済・財政・金融
|
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